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カミーノのイメージキャラクター:南蛮人

カミーノは輸入雑貨のお店です。取り扱い品は食器、服飾品、装飾品など、、ご縁のある国よりやって参ります。イギリス・ポルトガル・フランス・スウェーデン・インドetc…

ロゴにいるローブを纏った人物ですが、これはポルトガル商人です。

1541年の7月27日にポルトガル人が初めて日本に漂着。そののち、1543年にポルトガル商人が舶来。南蛮貿易が始まり日本に様々なものがもたらされました。

主交易品は生糸・絹織物・毛織物だったようですが、そのほかに食品や武器、宗教や学術・技術がやってきました。

私の父は画家で、南蛮人をよく描いていました。また、よくお土産にいただくカステラの包装紙には南蛮人がいたり。南蛮人というのは私にとって日常で割と見聞きするものでした。

南蛮人がもたらした洋風の文化は父にとってはとても憧れであり、畳の上に絨毯、そしてテーブルと椅子という和洋が融合したインテリアを実現させていました。

私がお店の屋号を決めるにあたり、名前は"道"がいいなと思いました。
ポルトガルで巡礼をした事がきっかけで私の軌道は大きく変わり、のらくらしているうちにこの様な流れとなったと思います。
ポルトガルは私にとってとても重要な国であり、名前はポルトガル語がいいと思ったのです=CAMINHO。
お気づきの方がいるかと思いますが、日本人には発音がしやすいスペイン語にしています。

私もポルトガル商人のように、世界のいいものを皆様にお届けできたらいいなと。遠い異国の風をみなさまにお届けできたらいいなと、そう考えて父の絵をモデルに、ロゴには南蛮人をそっと立たせました。

父も南蛮人を描きながら遠い異国の地に憧れを抱き、エキゾチックな彼らの文化に想いを馳せていたのだと思います。

ガラス絵《出島の南蛮人》渡辺俊明/硝子・岩彩・金箔(個人蔵)

日本にカステラをもたらしてくれて感謝しています。

逆に日本からポルトガルに伝わったものとして椿があります。意外とポルトガルのお庭には椿が植栽されている事が多いことに気づきました。

16世紀のポルトガル船員が五島列島あるいは長崎の椿を採取。ポルトガル北部のドウロ川沿岸にアゾレス島経由で運ばれたそうです。

巡礼宿の椿の木の庭

彼らは椿を「ジャポネイラ」と呼んでいました。

巡礼宿の椿。もらった。

私の選んだ品物が誰かをときめかせて良い出会いとなり、皆様の日々の良い友となって、毎日が少しでも楽しくなるといいなと思っています。


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