やるかやらないかなら、必ずやる。
九州人からしたら、岩手県はもう真冬になりました。
1人だけダウンコートを着ている岡田祐政です。
今回は、僕はやるかならないか迷ったら必ずやる。を選択します。失敗しないと、痛い目を見ないとわからない自分に嫌気がさしていることも併せてご報告いたします。
まぁ、そんなこと誰しもがよく言っていることですが、人を作り上げているのは経験が大きいのは言うまでもありません。その中でもとても影響を与えた話を一つ。
あれは、私が大学3年の時。
所属していた、福岡大学サッカー部のセカンドチームのシーズン最後の試合の出来事です。
必ず勝って、全国大会に行かなければいけないという使命がありました。しかし、九州代表を決める試合で負けてしまいました。
その試合で引退が決まった4年生が1人。必ず勝たなければいけなかった。チームリーダーという立場もあり、申し訳なさと、相手チームの歓喜の声が現実を突きつける。
あってはならない出来事に、100人の部員全員集められグラウンドでミーティングが始まりました。
この負けはおれの責任でもある。試合のことに関しては何を言われてもいいと思っていました。
予想通り、監督の口からは、厳しい言葉しか出てきません。
そりゃそうだ。でも、それだけで終わらないよな?引退が決まった4年生がいるんだぞ?
しかし、4年生への労いの言葉は一言も出てこなかった。
監督がその場を立ち去るも、張り詰めた空気がその場を流れ続けます。
しかし、4年生への労いの言葉一つもないことに、私は居ても立っても居られなくなり、監督に詰め寄り、「試合のことに何言われても構わない。でも、引退が決まった人に、お疲れ様の一言もないのか?トップチームの4年の引退が決まってもそんなこと言えるのか?」
考えて動いたわけではなく、勝手にそんな言動に、至りました。
そんな僕を止めたのは、引退が決まった4年生。
顔を見た瞬間、涙が止まらなくなりました。
監督は、なぜそのような立ち振る舞いをしたのか。
4年生たちと話してようやく理解できました。
それは、トップチームの大事な試合が2日後に迫っていたからなのです。
そんな時だからこそ監督は、厳しい言葉をチームに突きつけることで、使命感、緊張感をチームに与えていたのです。
指導者である以上、引退が決まった選手にお疲れ様と言いたいだろうし、一緒に涙を流したいはず。
私は、自分の視点でしが動けていかかった。
情けなさを感じましたが、間違いなく、その行動を起こさなければ、本当の意味を気づけずに、ぐちぐちと文句を言っていたことでしょう。
間違いなく、私の行動は間違いでした。
しかし、その間違いに気づくには1番の近道をできたと感じています。