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第一回カル遊オフ②【環境考察】

本記事は、2024年11月17日に開催したカジュアル遊戯王オフ会、カル遊オフのサブイベント、「ボルト・エスカルゴ杯」の環境考察です。
オフ会当日の日記やエスカルゴ杯のルールは↓の記事をご覧ください。


集計データ

初めに、自作デッキを持ち込んだ方のデッキ分布は以下の通り。(※レンタルは除いています。)

「X-ヘッドキャノン」を選択した方が2名。
多種多様なモンスターがフェイバリットバニラとして選択されており、大変群雄割拠な環境である。
アニメで活躍したカードが多く選ばれていることも特徴。

次に、フェイバリットバニラの召喚・特殊召喚・反転召喚回数。
つまり「フェイバリットバニラボーナスがめくられた回数」は以下の通り

決闘回数には差があり、
複数のデッキを使用している方もいたが、
大きく数字を伸ばしたモンスターとして、
1位「X- ヘッド・キャノン(2名使用)」39回(22回+17回)
2位「E・HERO スパークマン」35回
3位「仮面呪術師カースド・ギュラ」30回
4位「悪魔の鏡」29回
が名を連ねている。

考察

以上の集計をもとに
今回のイベント「ボルト・エスカルゴ杯」ルールの特徴を「逆転の女神杯(06環境)」と比較しながら整理し、参加者の皆さんのフェイバリットバニラ選択の傾向を考察する。

特徴①フェイバリットバニラボーナスの存在
バニラを出すたびにアドバンテージを稼ぐことができる」という点から、
・盤面に出しやすい下級フェイバリットバニラの選択
・墓地蘇生がしやすいフェイバリットバニラの選択
・何度も盤面に出せるようなカードを採用した構築
 が有利に働く傾向があると考えられる。

「出しやすさ」という強み

特徴②フェイバリットバニラを初手に入れてデュエルを開始できる。
本来はランダム要素である「初手」。
逆転の女神杯環境ではいわゆる現代環境で「初動」と呼ばれるような、
「1ターン目のある程度決まったルートがあるデッキ」はほぼ存在しない。
そのため、特定のコンボを成立させるためには、
本来リクルーターやサーチ、ドローターボ等が必要となってくる。
本イベントでは「バニラ限定だが、初手を1枚を確定させることができる」という点に注目し、
・「カテゴリ指定効果」の活用
・ユニオン等の2枚以上で機能するコンボ
・融合素材としての運用
・儀式召喚
 を狙う参加者が多く見られた。

この時代の儀式召喚・融合召喚はロマンがある
コンボ成功率に注目した例

特徴③効果のないモンスターは効果のないモンスターとの戦闘では破壊されない。
相手のモンスターを破壊し、アドバンテージを取るための手段は本来、
・戦闘破壊
・効果による除去
の大きく2種類があるが、本イベントは
「効果モンスターではフェイバリットバニラを戦闘で突破できない」
という点から、必然的にフェイバリットバニラ同士の戦闘が発生しやすい。
そのため
・ステータスの高いフェイバリットバニラの採用
・装備魔法等のサポートによる打点の上昇
 が有効であると考えられる。

相手に「効果による除去」を強制できる強みがある

以上から、
①出しやすさ
②コンボ性の高さ
③ステータスの高さ

がこの環境での強みになると考えられる。
ここで、召喚成功回数の集計結果の上位モンスターを改めて見てみよう。

1位「X- ヘッド・キャノン」
2位「E・HERO スパークマン」
3位「仮面呪術師カースド・ギュラ」
4位「悪魔の鏡」

どのカードも①~③のうち、複数の強みを持っていることが分かる。参加者の皆さんのバニラチョイスと構築力に感服である。

まとめ

今回は「強さ」をテーマに整理した。
しかし、イベントで決闘する皆さんの様子から、
「好きだから」という理由でフェイバリットバニラを選択した方がほとんどであったように感じる。私は皆さんのその心意気に拍手を送りたい。
好きなカードで戦いたい」好きなカードを活躍させたい」「好きなカードの強さを見出したい」、皆さんのデッキからはそんな思いが伝わって来た。
今回のイベントを通して参加者の皆様に、
バニラモンスターとの絆のようなものを少しでも感じて貰えていたら嬉しい。(どんなまとめだ

では、第二回カル遊オフでお会いしましょう。


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