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計算できる作業と計算できない作業の取り扱い(2/14)

気づきのきっかけ

計算できる作業と計算できない作業がある。それは、はじめておこなう作業であったり未知の作業。時間は簡単に膨れ上がり、限界までくる。つまり、そういった作業は時間で区切るしかない。

計算できる作業と計算できない作業の取り扱い

計算できる作業と計算できない作業がある。例えば、データ入力のように繰り返しのパターンが決まっている作業は、1件あたりの時間を測れば全体の所要時間を簡単に見積もることができる。しかし、新しいことに挑戦する場合や、未知の課題に取り組むときはそうはいかない。経験がないため、どこでどれだけ時間がかかるのかが読めないからだ。

未知の作業では、予測できない試行錯誤が発生する。例えば、新しいソフトウェアを使ってデザインを作るとき、基本的な操作を覚える時間や、予期せぬエラーへの対処時間は事前に見積もるのが難しい。1時間で終わるかもしれないし、5時間かかるかもしれない。しかも、一度つまずくと抜け出せず、時間が際限なく膨らんでいく。

こうした作業に対して、タスクの所要時間を厳密に見積もろうとすると、かえってストレスになる。最適なのは、時間で区切ることだ。例えば「この作業に2時間使う」と決めれば、時間内での最善を尽くし、どこまで進んだかを基準に次の判断を下せる。無限に時間を使うことができない以上、時間を先に決めてしまうのが合理的な方法になる。

つまり、計算できる作業は時間を積み上げて予定を立てるのに対し、計算できない作業は時間を先に固定し、その範囲内で成果を出すという考え方が必要になる。特に創造的な仕事では、時間を区切ることで、集中力が高まり、無駄に長時間悩むことを防ぐことができるのだろう。

P.S

無理やり結論や答えを生み出す必要はない。常に世界は理解の余地を持っているから。

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