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団結のドミナリア・クイックドラフトに向けた環境の分析

こんにちは。いよいよクイックドラフトがはじましたね。
是非、クイドラに向けて予備知識をつけていってください。

今回はアーキタイプがいつもより複雑でした😑
つまり勉強したら勝てる!?!?😮😮😮😮


分析の目的

「団結のドミナリア」のクイックドラフトにおけるピック方針を決めるために、現状のプレミアムドラフト環境の分析を行う。

使用するデータ

・Format Color Ratings : 各アーキの使用数・勝率
・Card Ratings : カードごとの評価値
・Recent Trophy Decks : 7勝デッキの情報*
 
 *17Landsでは直近データしか見られないので、独自に環境初期から収集したデータを使用する。


緊急事態発生! 勝率データを見ても強カラーがよくわからん😫

デッキカラーごとの勝率

表1.デッキ色と勝率(ゲーム数5,000以上)

・Boros(RW)が強いというのは分かるが、様々な色の組み合わせが高い勝率を出している。

・やけにSplash(タッチ色)や三色以上の構築が多い

今回の17Landsユーザーの勝率が高い。ピックに関してかなりの実力差がでるということかもしれない。(ニューカペナは55%だった。)

【まとめ】
ということで、Boros(RW)やOrzhov(WB)が強いということは分かるが、それだけでは説明できない環境の特異性があると思われる。


7勝デッキの分布

図1.7勝を達成したデッキ色の割合

・デッキ色が群雄割拠すぎて、どれが正解なのか全くわからん。

【まとめ】
タッチや三色以上の構築が多すぎて、デッキ色だけでは強いアーキタイプを見極めるのが困難。
デッキ色をグループ分けしてみることにする。



アーキタイプの分類

7勝デッキのデータから、各デッキ色で採用されているカードの種類と枚数の分布を比較して、似た特徴をもつグループに分類を行った。(これがデータ分析ってやつだよねぇ~😏)

その結果、下記8つのグループに分類することができた。
Izzet(UR)群多色(4~5色)群Sultai(UBG)群Boros(RW)群Esper(WUB)群Orzhov(WB)群Azorius(WU)群、その他

7勝達成デッキに対してこのグループを当てはめると、割合は下図のようになった。

図2.7勝を達成したデッキグループの割合

図1のチャートに比べるとかなり傾向が分かるようになった😁

各グループについて、特徴を確認していく。

Izzet(UR)群

よく採用されるアンコモン1枚とコモントップ7枚

飛行・インスタント&ソーサリーシナジーを活用して早いターンでライフを削っていく。

「トレイリアの噴出」のキッカーカラーである白がタッチされることが多い。

墓地に落ちたインスタント&ソーサリーを活用して「トレイリアの恐怖」を低コストで出せる。


多色(4~5色)

基本的に多色サポートが充実している緑がベースになっているが、いくつかの系統がある。。。。あるが、それだけで1つの記事になりそうなのでざっくり特徴をおさえていく。

よく採用されるアンコモン2枚とコモン6枚

多色化して「版図」や「多色キッカー」の効果の最大化を狙っていく。

版図をうまく活用できれば、低コストのクリーチャーでもフィニッシャー級のスタッツになりうるので、そこでうまく有利な交換をしていきたい。


Sultai(UBG)群

よく採用されるアンコモン2枚とコモン6枚

優秀な除去で妨害しつつ、墓地回収やドローでリソース勝負を仕掛ける。

「ヴォーデイリアの冒涜者、ヴォハー」で「アーボーグの奪還」を使いまわしてフィニッシャーを2~3回出せると強い。(何回も使えないけど😅)


Boros(RW)群

よく採用されるアンコモン1枚とコモン7枚

トークンをポコポコ生成して、全体を強化して殴り勝つ。

「英雄的突撃」のトランプル付与、飛行クリーチャー、「稲妻の一撃」の本体火力など、最後の押し込みも強い。


Esper(WUB)群

よく採用されるアンコモン1枚とコモン7枚

除去、打消し、防衛で相手の動きを妨害してリソース勝負を仕掛ける。

特に、防衛シナジーは強力で、飛行トークンでかなりのアドバンテージを稼ぐことができる。

「トレイリアの恐怖」や「翼套の司祭」の飛行トークンでライフを削っていく。

防衛シナジーに関しては、黒の代わりに緑をいれたタイプも見られた。


Orzhov(WB)群

よく採用されるアンコモン1枚とコモン7枚

トークン生成と生贄シナジーを活用して積極的に攻撃を仕掛ける。

タフネスの高いクリーチャーが多い環境だが、白の優秀な除去や、後援を活用してうまく有利な盤面を築きたい。

Boros(RW)ほどの突破力はないが、継続的なリソースが得意なので、うまく除去や回避能力を持ったクリーチャーを引き込んで勝ち切りたい。

有能なひとたち


Azorius(WU)群

よく採用されるアンコモン1枚とコモン7枚

2色構成にすることで、ダブルシンボルの「タラスの見張り」を投入できるのが強み。

継続的にリソースを確保しつつ、飛行クリーチャーで殴っていきたい。

「翼套の司祭」で防衛シナジーを活用したものも見られた。


ボムレア

ボムレア(GIH WRの偏差値64以上)

・緑は版図関係が目立つため、これらが取れたら多色へ進みたい。

・「翼套の司祭」「盾壁の歩哨」がランクインしていることから、防衛シナジーの強力さが伺える。


デッキの再現性

表3.デッキカラーとレアリティ別の採用枚数平均値
(本来はグループごとに比較すべきだが手をぬいた)

・やはり、一番プレイされてるだけあってIzzet(UR)群が一番安く作れそうだ。

・Esper(WUB)群やSultai(UBG)群へ進む場合はキーカードをピックできた場合にした方がよさそうだ。

・表では表現できなかったが、多色(4色~5色)群はEsper(WUB)群やSultai(UBG)群と同程度であった。


2色土地枚数

コモン2色土地

多色キッカーや版図により多色環境となっているため、2色土地は非常に重要な要素です。

7勝デッキでは何枚程度採用されているのかを確認してみましょう。

表3.デッキカラーと2色土地採用枚数の平均

・2色で組む場合は、2色土地は余裕があればとるくらいでよさそう。

・タッチする場合は、2~3枚程度は確保したい。

・版図を目指す場合は3枚は確保したい。


ピック方針

・版図関連のボムレアがピックできた場合は、版図カードと多色サポートの多い緑を積極にピックしていく。

・「翼套の司祭」がピックできた場合は、Esper(WUB)カラーを念頭に防衛シナジーと妨害札をピックしていく。

・上記以外のボムレアがピックできた場合は、その色が属するアーキタイプを目指してピックを進める。

・ボムレアが取れない場合は、下記の優先度でピックする。
白 > 青 ≒赤 ≒ 黒 ≒緑
とはいえ今回は色別の強さにあまり意味はないので、序盤は汎用的に使える除去やGIHWRの高いカードを優先すべき。

・有能な多色キッカーがたくさんあるので、躊躇なくタッチを検討する。

・多色になることをある程度想定して、ダブルシンボルには注意する。

・タッチすることを見越して、多色土地を早い巡目からピックしておく。

以上。


個人的には、クイックドラフトはアンコモン取り放題なので、Orzhov(WB)が強いんじゃねーのと思っている。(個人の感想です😉)

スキくで~😣

スキおくでよおぉぉお~😭

こっちの記事も面白いよ

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