ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打ち上げ計画/Mission Mangal(2019)
インドといわれなければ、ストーリーはまんまハリウッド映画で通じそう。
「君にとっては夢でも彼らにとってはただの仕事なんだ」
…ああ、教えることの難しさ。
「8時間なら間に合わなくても15時間働けば間に合います!」
…それはそうなんだけど、自分と同じ熱量でやってもらうことの難しさ。
火星ミッションのために集められたメンバーは、若い女性が多く一度はチームの心がばらばらに。
その心を奮い立たせるために、主人公タラは「科学者になったきっかけ」をチーム全員に思い起こさせる。
この辺りもう少し丁寧に時間をかけてほしかったけど、チームは一丸となって「夢」の火星に向けて動くのです。
個々の事情はある。家族がいたり、パートナーと問題を抱えていたり
生活を犠牲にして仕事に打ち込むことだけが礼賛されるわけではない。
でも、そうしないと成し遂げられないことも確かにある。
どの国でも、一生懸命夢に向かっている人を見ると気持ちが動かされるな。
「ミッション・マンガル」にはたくさんの人が関わっていて
「下町ロケット」のようにロケットのパーツを作っている人もいるのだろうし
「きっと、うまくいく」「きっと、またあえる」に出てくるような工科大学卒の人が実際に働いているんだろう。
私の想像できないお仕事で携わっている人もたくさんたくさん。