マッキー/ Makkh /Eega(2012)
美女に恋する男ジャニ。ある日同じく美女を狙う富豪に嫉妬され殺されてしまう。
なんとしても彼女を守りたいジャニは、「ハエ」に転生して彼女を守ろうとするのだが…
ハエ転生モノという前情報のみで鑑賞。「RRR」「バーフバリ」のラージャマウリ監督作品です。
ハエ映画といえばあれですね、「ザ・フライ」。あれはハエがねっとり気持ち悪く嫌だったけど、このマッキーはなんというかかわいいのです。マスコットかぬいぐるみみたいで。ハエだけど。
物語冒頭、主人公ジャニはどうみてもストーカーぽいし話もつかめずで??と思っていたらあら意外、美女もジャニに気があったみたい。ジャニが死んで彼女が嘆き悲しむパワーゆえか、ジャニはハエに転生する…!
ハエ転生後、しばらくうろうろしているシーンが続くのだが、そこはやけに美しくて、ディズニー映画のようでした。
水のしずくが大きくてキラキラしてたり、飛行シーンがジェットコースターみたいで。
しかしなぜハエ。
あの耳障りな飛ぶ音、イライラさせるには十分だがなぜハエなのか。
と思って鑑賞していると、そういえばハエは小さい。奴らには奴らの闘い方があるのだ。
「己の強みを知る」…戦うときには大変重要なことですね。
憎き富豪を結構痛めつけます。自分がハエストーカーに狙われたら最悪です。
そしてこの映画、ダンスシーンありました。ハエが。斬新でした。
ラストはアルマゲドンのような感動を覚えます。
ジャニは何度でも転生して美女を守るのでした。まるで呪いです。
※ちなみに「マッキー」とはヒンディー語で「ハエ」を意味するらしいです。