pk(2014)

SFファンタジー映画。
地球で宇宙船を盗まれてしまった宇宙人PK(アーミル・カーン様)と、その面倒をみる女性ジャグーのお話。
配信に英語字幕しかなくて、細かいニュアンスはつかめていないかもしれない。
アーミル・カーンは終始、異星人ぽくするために目を「ガツッ!」て見開いています。

恋愛がベースとしてあるのだが(PKとジャグー、ジャグーと恋人)、
宗教や地域による偏見がうまく描かれている。

PKはインドに降りたち、自分の宇宙船がどこにあるのか人々に聞くけれど『神に聞け!』としか言われない。
神に聞いてみようと寺院や教会を訪れると、どうやら神様ってたくさんいるらしい。
しかも神様によって言うこと違って(「白」はある宗教では未亡人の服だが、ある宗教では新婦の服だったり)、
一体これからどうすりゃいいの?
PKは地球のことを何にも知らない体で描かれるので、
なるほどそう思うよな、と感心する描写。

ジャグーの恋人役には「きっと、またあえる」のスシャントさんだ!
この映画でも優しいいいやつの役。
パキスタン出身でムスリムの彼とジャグーは出会い、家族の反対にあいつつも(インドとパキスタン、ヒンズー教とイスラム教といえば対立…)
結婚しようとするが、彼の裏切りにあってしまう。
でもそれは勘違いだった。
このエピソード好き…大使館とのやりとりとかさ、泣けてしまった。

と、スシャントさんについて調べてみると、2020年にお亡くなりになっているじゃないか。
本作のあとに「きっと、またあえる」がヒットして、その後に。ショック。
どの国のショービスでも、光が強ければ影も強いのでしょう。
彼に何があったのか知るよしもないけれど、そして遅すぎるけれど、ご冥福をお祈りします。

#踊るインド映画
一瞬おどってたよ

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