プシュパ 覚醒/PUSHPA: THE RISE - PART 01(2021年)
冒頭からトンデモ日本がでてくるよ。
日本の三味線にもかつて使われていた、「紅木」と呼ばれる貴重な木材をめぐるお話。
主人公プシュパが持ち前のカリスマ性をもって、のし上がっていく。
高額素材の密輸入…ってことはもちろん裏社会絡み。
全編ハードボイルドな成り上がりものなのかと思いきや、
ヒロインと恋に落ちるシーンはほろほろ甘酸っぱくて
いつものインド映画のミュージカルシーン。
ダンスシーンよい。森で木の上で踊るダンスも、ホーリー祭り風の振り付けも斬新。
主演のアッル・アルジュンさん、今作で初めて見たけどかっこいい。
なんともいえないセクシーな表情と髪・髭・筋肉。
アクションシーンはDIOの「ザ・ワールド」ばりに時間が止まり、敵をぶっとばす。痛快アクション!
しかし出自をめぐる差別が今作にも。
妾の子だからとプシュパには苗字がなく、ヒロインと結婚しようとすると義兄弟からの邪魔が入る。
「プシュパの意味は炎だ」…プシュパの心には赤い火がメラメラと灯っているのだよ。
「俺たちの冒険は始まったばかりだ!」と、ジャンプの最終回風に第二幕へと続く。
だからこの話「覚醒」なのか。第一幕の本作で覚醒し、第二幕ではどんな活躍を見せてくれるのか。
見たい。