バカな女と賢い女、どっちが魅力的?
安田「こんにちは。本日はENTP(討論家)のお二人に、『バカな女と賢い女、どっちが魅力的?』というテーマを話し合っていただきます。」
深田「うーん、これはなんだか燃えそうなテーマですね。火薬の匂いがぷんぷんしますよ。特に『バカな女』っていうワードがまずいですね」
武田「わかってませんね。それがいいんでしょう。火のないところに煙は立たず、火薬のないところに討論なしですよ」
深田「聞いたことないですけどまあ、いいでしょう」
安田「さあ、お二人とも、意見は決まりたか?」
武田「決まりました。『バカな女』でいきます」
深田「『賢い女』でいきます」
安田「両者立場を明確にしたということで、ここからは好きに話し合ってもらいます。私は中立的な立場で静かにお二人の話を聞いていますね。それでは始めてください」
武田「じゃあ、私からいきますね。私が『バカな女』を選んだ理由は、騙しやすいからですね」
深田[「・・・」
武田「いや、大事ですよ?騙しやすさ。これは自分が言い合いになった時に勝てるからとかいう単純な理由ではないです。バカな女が相手であれば、言い合いが本格的な喧嘩に発展する前に、割と簡単にその火種を消すことができるんです。これってかなり大事なことです」
安田「たしかに大事かもなあ」
武田「大体別れの原因となるのって、『言い争い』ですよね。これを早い段階で終わらせることができるということは、『別れに続く道』をずんずん進んでしまう前に引き返すことができるってことです。これは『付き合う』ということにおいてかなりのアドバンテージになるんじゃないですか?」
深田「確かに『バカな女との言い争いはすぐに終わる』という仮説が正しければ、それはアドバンテージになるかもしれませんね。でもどうでしょう、頭が空っぽな女ほどうるさく騒いでる感じしませんか?空の鍋ほどうるさい音が鳴るのと同じように」
武田「・・・」
深田「一方『賢い女』は無駄な言い争いは避けてくれるでしょう。彼女らは何が不毛で何が不毛じゃないのかわかっているんですよ。そのおかげで意味のないところで喧嘩はせず、大事な話し合いはするという関係性が築けます。この関係性になればほぼほぼ無敵ですよ。先程武田さんは『別れる』ということを、別れに向かう道を歩いていくという風にイメージされていましたよね」
武田「はい、二人揃って良くない方向に進んでいってしまう感じです」
深田「私は少し違いまして、私にとっての『別れる』ということイメージは、『二人の溝が開いていく』ということなんですよ。そしてその溝を埋めることができるのが『話し合い』なわけです」
武田「なるほど。ちなみに具体的に『溝』っていうのはどんなものですか?」
深田「この『溝』は多義的なものです。二人の価値観の違いもそうだし、お互いの生活リズムの違いも含まれますね」
武田「なるほど」
深田「だから『言い争い』はてっとり早く終わらせるのではなく、二人の溝をきちんと埋めて修復してから終わらせるべきだと思うんですよ。そういう意味できちんと話し合いができる『賢い女』というのは強いと思います」
武田「確かにそうかもしれんなぁ」
深田「話し合いを突き詰めても妥協点が見つからないようならば、それはもうお互いのために別れるべきだと思いますね」
安田「ちょっと失礼しますね。お二人の話はとても興味深いんですけど、今回のテーマは『どちらの方が魅力的か』なので、もっと『魅力』にフォーカスしてもらえると助かります」
武田「そうえいばそうでした。自明すぎて語るまでもなかったので」
深田「・・・」
武田「『バカな女』って可愛いですよね。異論は認めません。子どものあどけなさも、ペットの行動の愛おしさも、『ちょっと未発達な知能』がもたらしていると思います。天然がモテるのもそうですよね。まあ、天然であることとバカであることは全然違いますが、似たような性質をもっているのは間違いないと思います」
深田「これに関して反論はできないですね・・・。なので『賢い女』の魅力を語らせてもらいます。賢い女は話してておもしろいです。そして話の内容も興味深い。一緒にいて成長できるのは間違いなくこちらでしょう。」
武田「バカな女は大したことない話を楽しそうに話すからいいんじゃないですか。愛おしいですよ彼女らは」
深田「確かにそれは可愛か・・・でも、教養がある女は本当に価値のあるものを選び出せる目があります。『可愛いか可愛くないか』よりも、『自分の人生によい好影響を与えるか』というのが相手選びの本質だと思うので、やっぱり自分の人生の貴重な時間を使うならそういう女がいい」
武田「じゃあとりあえず、『バカな女と賢い女はどちらの方が”可愛いか”』という部分的な論争は、『バカの女』の勝利ということでいいですか?」
深田「・・・認めます。これはもちろん好みの問題ですが、私もバカの女の可愛さは認めざるを得ません」
安田「ではここまでにしますか。どちらの方が魅力的かという議論には明確な結論が見つかりませんでしたが、いい内容の議論ができたと思います。み男性読者の皆さんは、どちらの女性がいいと思いますか?ぜひコメントで教えてほしいです。それではまた」