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美容室とカラーペン

先日、髪を切った。
ちびまるこの髪型を伸ばしたような長さから、ばっさりショートカット。
スマホに保存してあったいつぞやの推しの画像を見せて、これにしてください、と伝えた。
以前もやってもらったことがあったけれど、画像を見せるのはやはり気恥しかった。

何度も訪れたことのある美容室、ここ半年ほど、予約が取れずにいた。
わたしは調子が日によって違うため、ドタキャンしたくなくて、どうしても当日予約になってしまう。となると、行きたいと思っても、今日はいっぱいなんですと言われ、随分とそれを繰り返した。

そのお店は、理美容室で、美容師さんは1人、
いつも担当してくれている女性の方のみ。だから予約が取りずらい。
諦め半分で電話をすると、今回は14:30だけ空いています、とのこと。
その日はヘルパーさんが16:00に来る。
ぎりぎりだけれど、ようやく取れる予約を逃すわけにはいかない。
わたしは髪を切りたいのだ。

美容師さんにはお子さんがいて、我が家の息子と同じ小学校に通っている。
男子あるあるをお互いに話して、笑いあった。
話しながらも彼女の手は休まずに髪を切り続けて、あっという間に、念願のショートカットになった。
シャンプーもしてもらって、髪も心もすっきり。
カラーができたら推しとお揃いになるのになあと思いながら(わたしは薬剤にかぶれてしまうのでカラーはできない)、お店をあとにした。

家に帰ると、案の定ヘルパーさんが到着していた。
料理ができなくなってしまった為、週に1度来てもらっている。

慌てて鍵を開けると、荷物がひとつ届いていた。
カラーペンだ。
市内の文具が置いてあるお店を隅々まわっても置いていなかった品を、先日ついにポチッとしたのだ。
可愛いパッケージとカラーにうっとり。
立てて置けるようにスタンドがついていたけれど、そんなことをしたら夫に見つかるし娘に強奪されるので、泣く泣くスタンドは手放してペンケースに収納することにした。

髪を切って、カラーペンを手に入れて、わたしは満たされた。
ロフトに行く機会があって、憧れのノートも購入した。
あとは好きなように書くだけだ。

そういえば、これは、中学生の頃のような状況になっている。
ショートカットで、文房具を揃えてにやにやして…

ま、好きな物はいくつになっても好き、ということで。


EMOTT。かぁいらしいわあ…
クリッカート。ペールカラーにときめく。
新調したノート。わくわくする。



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