SAITOBASEのロゴキャラ名前決めワークショップを行いました(西都市まちづくり実践コーディネート業務委託)_R6.11月活動レポート
西都市まちづくり実践コーディネート事業は、西都市のまちづくり人材育成事業の一環として行われており、主に
①まちづくりサークル「SAITO BASE」の伴走支援
②西都謎解きジャーニーの制作・運営
この2つを大きい軸として行っているものです。
今月は、先月同様まちづくり人材育成事業の目的について再掲すると共に、まちづくりサークル「SAITO BASE」が行った今月のサークル活動記録を中心に、ここ1ヵ月間の動きを皆さんにお知らせさせて頂きます!
※「1.まちづくり人材育成事業の目的」は、初めて当事業の記事をご覧になられる方向けに、先月と同じ内容を再掲しております。
お時間がない方や先月以前の記事を既にお読みの方は、目次から「2.R6.11月の活動レポート」以降へ進んで頂くことをオススメします。
1.まちづくり人材育成事業の目的
まちづくり人材育成事業は、研修という側面を持つ「まちづくり人材育成業務」と、実践的に学ぶ側面を持つ「まちづくり実践コーディネート業務」の2つを指します。
本事業は、西都市が掲げる”第2期さいと未来創生総合戦略”の基本理念に基づき、「西都市への新しいひとの流れをつくる」という基本目標の施策の一つとして実施されているものです。
全国的な問題となっている人口減少・少子高齢化は、西都市の課題でもあり、その打ち手として、西都市でも若者・子育て世代向けの移住定住や創業支援などを行っています。
転入者からは、まちの住みよさには定評がある一方で、”まちに活気がない”という声も多数寄せられており、移住や創業の促進において、まちの賑わいも大きく影響していることがわかりました。
また、今までのまちづくりは商店街の事業者が中心となって行ってきましたが、こちらも少子高齢化や後継者不足による担い手不足という課題を抱えています。
そこで、「市民目線でのまちづくり」を行うため、これからの西都を担う若者・子育て世代を中心とした”まちづくり人材”の育成が必要、という結論に至りましたが、セミナーやワークショップにおいてまちづくりのアイデアは多数挙がるものの、具体的に事業計画に落とし込むことができないという課題が生じました。
そこで、
■若い世代を中心にまちづくりへの思いをしっかりと事業化できるよう、地域の課題を正確に分析し、事業を企画立案するとともに必要な資源を調達して実行するという実務的な知識、技術、能力を育成・定着させる
■子育て世代をターゲットとしたコンテンツにテーマを絞って事業を展開することで、移住促進ターゲットである若い世代や子育て世代に選ばれるまちづくりを推進する
といったことを目的として、支援機関による伴走支援を行いながら研修や事業の実践を通して人材を育成し、恒常的なまちの賑わいの創出を図っていくために、本事業が立ち上がりました。
まちづくり人材育成業務内容
まちづくり人材育成研修「さいと未来のまちづくり会議」
実践コーディネート業務内容
①まちづくりサークル「SAITOBASE」の伴走支援
②西都謎解きジャーニーの制作・運営
実践コーディネート業務は具体的にこのような内容です。
※まちづくり人材育成業務は、別の記事で詳細掲載します。
①まちづくりサークル「SAITOBASE」の伴走支援
2023年5月、西都市のまちづくりに関心のある高校生から40歳程度の若者・子育て世代が集まり、西都市のまちづくりを進める市民団体「SAITO BASE(サイトベース)”」が発足。(詳細はこちらをご覧ください。)
KOKOKARAでは、若者・子育て世代向け企画の実施を通じて”まちづくり人材”の育成に繋げるため、SAITOBASE参加者が自発的にまちづくり企画を立案し、運営していくための伴走型支援を行います。
<SAITOBASEのまちづくり>
西都市のまちの課題 × 私たちの“楽しいこと” や“できること”
= ワクワク楽しくて面白いまち(西都市)を、私たちの手で創ろう!
西都市の課題を考えながら計画を立てますが、活動で一番大事にしているのは、私たちが「面白そう!」「あるといいなって思ってた!」と感じるかどうか。誰かの為ではなく、自分が暮らしたい、帰りたい、行きたいまちを私たち自身の手で創っていきます。
自分たちはもちろん、西都の皆さんを巻き込みながら「西都って、こんなにワクワク楽しいことがあったんだ!」と、今よりももっと明るい未来を描けるまちにしたい。そんな西都になることを目指して活動をしています。
②西都謎解きジャーニーの制作・運営
若者と子育て世代が西都市の中心市街地に足を運んでいただき、まちの賑わいを創出するコンテンツとして、令和4年度から継続して実施してきた、数週間~数ヶ月間を開催期間とする「謎解きイベント」。
3年目となる今年は、昨年度のイベントで参加者と一緒に旅をした「トキオとタム」が再び登場し、謎解きをしながら親子で西都のまちを楽しめるコンテンツを実施する予定です。
2.R6.11月の活動レポート
SAITOBASEのロゴキャラネーミング決めワークショップ実施
去る11/4(月/祝)、Branch Marche vol.2の振り返りと、今後の活動を考えていくことを目的とした、ロゴキャラクターのネーミングを考えるワークショップを開催しました!
今回の活動は、3連休最終日ということで参加人数が少なかったのですが、とても楽しくて密度の濃い話し合いと振り返りができていました◎
まずは、9/29に開催したBranch Marche vol.2の振り返りから。
YWTシートを使いながら自身の個人としての振り返りを行った後、KPTシートを使ってBranchMarcheを運営した全体・チームとしての振り返りをグループワークで行いました。
様々な気づきや次回開催時の改善点など具体的な内容が挙がり、「よかった」「楽しかった」では終わらせず「もっと楽しんでくれる人を増やすには?」と考えて積極的に意見を出し合うところが、さすがSAITOBASEだな、と実感できた、運営側としても嬉しい時間となりました。
いよいよ、今回のメイン活動。
SAITOBASEがありたい姿や活動の方針といった、現在地と目的地を考えるきっかけとして、「SAITOBASE」のロゴキャラクターの名前を考えるワークショップを実施。
まずは、現在地を知る・考えるワークとして、「あなたとSAITOBASE」という個人ワークを実施。
今の自分とSAITOBASEがどのような存在になっているか?を棚卸ししながら、一番身近でかつリアリティのあるSAITO BASEの現在地を考えました。
次に、SAITOBASEの将来像(目的地)を考えるワークとして、ロゴ制作ワークショップの時に行ったカバーストーリーの抽出のグループワークを、1年越しに改めてやってみました。
2つのワークの後、グループでカギになりそうなキーワードやイメージをピックアップし、名前を考える上でのヒントにして、午前の部は終了。
だいぶ頭を使うワークが続いたので、みんなお昼にはお腹もペコペコ。笑
お昼は、弊社の観光コンテンツ開発事業部が企画した「SAITO PICNIC STAND」(詳細はコチラ)のモニターとして、気持ちのいい秋空の下満開のコスモス畑を目の前に、西都原ピクニック(とモルック)を楽しみました!
お腹いっぱい、そして全力で遊んだ後は、再びロゴキャラネーミング決めワークへ。
SAITO BASEのロゴキャラがどのような経緯でつくられた(デザインされた)のかを、デザイナーの岡本さんがつくってくださった資料を元に改めておさらい。
その後、名前を決め方について一般的なレクチャーを行い、いざロゴキャラクターの名前候補とそれに込める意味等を個人で考えたのち、参加メンバー全員で共有しながら意見を出し合い、最終候補の絞り込みを行いました。
この日のワークで絞り込んだ最終候補から、SAITOBASEメンバー全員の投票を募り、最終的なロゴキャラクターの名前を決定します!
どんな名前になるのか、事務局側もなんだかワクワクドキドキ…!
どの名前候補も素敵な意味が込められていたので、皆さんへのお披露目も楽しみにしていてください...!
SAITOBASE、下半期活動に向け本格スタート!
さて、前回のマルシェから少し時間が空いてしまいましたが、いよいよ下半期の活動に向けて本格始動しました!
下半期の活動としては、【BranchMarche vol.3】と【さいと未来のまちづくり会議発案企画の実現】という大きく2つの軸で活動をしていきます。
さいと未来のまちづくり会議で発案された企画の実行についてですが、<暮らしチーム>が提案した「西都の暮らしやすさとまちの小さな素敵を知る・体験できる、空き家・店舗活用×西都の”日常”まち歩きイベント&まち歩きMAP制作」ベースに、まちづくり会議の他チームの企画の要素要素を取り入れつつ、さいと未来のまちづくり会議2024ALL×SAITOBASEのコラボ企画として動き出します!
それに向けて、11月にはSAITOBASEメンバー向けオンライン説明会と希望のかかわり方・チーム編成アンケ―トを実施。
その内容を元に、事務局側でチーム編成を行い、いよいよ企画実行に向けて具体的な企画準備・調整を進めていきます。
今回はSAITOBASEとしても初めての試みです。
私たちも新たなチャレンジを重ねつつもワクワクを忘れず、SAITOBASEらしい西都のまちづくり活動を楽しんでいきたいと思います!
西都オリジナルなぞなぞ絵本「なぞなぞ島のトキオ」PR活動
去る2024年10月25日、KOKOKARAのプロジェクトチームと社外パートナーチームでつくりあげてきた、西都オリジナルなぞなぞ絵本”なぞなぞ島のトキオ”の発売が開始されました!!
とはいえ、発売開始までが大変タイトなスケジュールだった為、正直なところPR活動がなかなか行えていませんでした。
そこで、宮崎県内の観光・お出かけ情報を中心に発信されているインフルエンサーさんや西都市や西都市観光協会の公式SNS・HPへの紹介依頼を実施し、イベント・絵本発売の紹介記事を掲載いただきました。
そして委託販売にご協力いただいている皆さま方が、積極的にSNSでトキオを広めて下さったり、出展されるマルシェイベント等にトキオを連れて行ってくださったりと、大変ありがたい限りです…!
また、弊社の地域商社・ブランディング事業チームが出展した東京・新宿の展示会でもご購入者頂いた方が複数名いらっしゃったりと、各方面で協力・応援いただいている皆さまのおかげで、着々と西都を中心にトキオとタムが旅して広まっていることを思うと、本当に感謝の言葉に尽きます、、、!
また、ほかにもイベントの告知として、11月に実施されたオータムフェスタにもブースを出展させて頂き、イベントに訪れるご家族連れにも絵本やトキオとタムを知って頂くきっかけとすることが出来ました。
とはいえ、まだまだイベント参加者数自体は伸び悩んでいるのが正直なところです…。
発売記念として開催中の、リアルと絵本の世界を重ねて遊べるARイベント終了まであと1ヵ月と少し。
既に絵本をお持ちの方は、ぜひ期間中にイベントにもご参加頂き、謎を解くと景品が当たる特別キャンペーンにもご応募頂ければ嬉しいです!
まだ絵本をお持ちでない方は、ぜひ絵本をご購入いただき、謎解きと共にAR体験も楽しんで頂ければと思います!
ご購入は、弊社まちづくり西都KOKOKARA事務所に加え、以下店舗・場所でも委託販売を行って頂いております!(2024.11月末現在)
・西都原考古博物館 ミュージアムショップ舗
・苺専門店OONOYA
・囲炉裏カフェ灯
・もりのふうアイス
・KIMAMA BOOKS
・西都市児童館
※その他、数名個人の方にも委託先としてお預けしていますが、個人情報になりますのでお名前の公表は控えさせて頂きます。ご了承ください。
上記店舗等でもご購入可能ですので、ぜひ遊びに行かれた際はお手に取ってご覧いただけると嬉しいです!
期間限定のARイベントの楽しみ方は、▶公式Instagram◀でもご紹介しています◎
お子さん・お孫さんへのクリスマスプレゼントや年末年始のご家族との団らんのお供に、また土日や冬休みのお出かけに、ぜひトキオとタムもご一緒させてもらえると嬉しいです!
3.次月の予定
まちづくりサークル「SAITOBASE」
下半期活動に向けた具体的な打合せ・準備・制作活動を行っていきます!
また、今年はSAITOBASEが企画プロデュースしたイルミネーション点灯式が12/14(土)に行われ、メンバーも当日運営スタッフとして活動します。
なお、メンバーは随時募集中です。
「SAITOBASEに興味がある!」「話だけでも聞いてみたい」という方は個別での説明も承っております。
ご希望の方はこちらからお気軽にお申し込みください。
引き続きSAITOBASEの活動について応援よろしくお願いします!
西都謎解きジャーニー
絵本発売記念として行っているAR体験イベントが残り1ヵ月弱となる為、トキオとタムを通して、西都の新しい楽しみ方や魅力を体験・発見して頂けるよう、引き続き広報・PR活動を行いつつ、たくさんの方にトキオとタムの冒険を応援して頂ければうれしいです!
まとめ
SAITOBASE、トキオとタムの西都謎解きジャーニー含め、「西都のまちって、ワクワクするよね!」という思いを持ってくださる方がたくさん増えることを目指して頑張っています◎
今までつくり上げられてきた想いや伝統を大切に紡いでいくこと、新たなチャレンジをしていくこと。
どちらの大切さも難しさもひしひしと身に染みて感じていますが、「やってみよう」という一歩、いや半歩でも踏み出す人が一人でも増えるようなまちづくりを行っていこうと思っています。
今後の報告もぜひ楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!
それでは、また来月のご報告でお会いしましょう◎
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KOKOKARAは、宮崎県西都市において持続可能なまちづくりをテーマに活動している一般社団法人です。
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一般社団法人まちづくり西都KOKOKARA
まちづくり実践コーディネート事業
プロジェクトマネージャー 園田美穂