「さいと未来のまちづくり会議2024」チームごとにまちづくり企画づくり真っ只中です!(西都市まちづくり人材育成業務委託)_R6.9月活動レポート
こんにちは!さいと未来のまちづくり会議運営事務局の「一般社団法人まちづくり西都KOKOKARA」の園田です。
今年3年目を迎える「さいと未来のまちづくり会議」。
過去2か年にわたり、まちの課題や先進事例の研究を行ってきましたが、3年目となる今年は、今までの学びや視点、気づきなどを実際にアイデアを形にするサードステップとして、参加者の皆さんで実際にまちづくりの企画をつくり、実行するまでの流れを、トータルで実践的に学びます!
今月は、まちづくり人材育成事業の目的に加え、今年度のまちづくり会議の全体概要についてお話をさせて頂きます。
※「1.まちづくり人材育成事業の目的」は、初めて当事業の記事をご覧になられる方向けに、先月と同じ内容を再掲しております。
お時間がない方や先月以前の記事を既にお読みの方は、目次から「2.R6.9月の活動レポート」以降へ進んで頂くことをオススメします。
1.まちづくり人材育成事業の目的
まちづくり人材育成事業は、研修という側面を持つ「まちづくり人材育成業務」と、実践的に学ぶ側面を持つ「まちづくり実践コーディネート業務」の2つを指します。
本事業は、西都市が掲げる”第2期さいと未来創生総合戦略”の基本理念
に基づき、「西都市への新しいひとの流れをつくる」という基本目標の施策の一つとして実施されているものです。
全国的な問題となっている人口減少・少子高齢化は、西都市の課題でもあり、その打ち手として、西都市でも若者・子育て世代向けの移住定住や創業支援などを行っています。
転入者からは、まちの住みよさには定評がある一方で、”まちに活気がない”という声も多数寄せられており、移住や創業の促進において、まちの賑わいも大きく影響していることがわかりました。
また、今までのまちづくりは商店街の事業者が中心となって行ってきましたが、こちらも少子高齢化や後継者不足による担い手不足という課題を抱えています。
そこで、「市民目線でのまちづくり」を行うため、これからの西都を担う若者・子育て世代を中心とした”まちづくり人材”の育成が必要、という結論に至りましたが、セミナーやワークショップにおいてまちづくりのアイデアは多数挙がるものの、具体的に事業計画に落とし込むことができないという課題が生じました。
そこで、
■若い世代を中心にまちづくりへの思いをしっかりと事業化できるよう、地域の課題を正確に分析し、事業を企画立案するとともに必要な資源を調達して実行するという実務的な知識、技術、能力を育成・定着させる
■子育て世代をターゲットとしたコンテンツにテーマを絞って事業を展開することで、移住促進ターゲットである若い世代や子育て世代に選ばれるまちづくりを推進する
といったことを目的として、支援機関による伴走支援を行いながら研修や事業の実践を通して人材を育成し、恒常的なまちの賑わいの創出を図っていくために、本事業が立ち上がりました。
まちづくり人材育成業務内容
まちづくり人材育成研修「さいと未来のまちづくり会議」
R4年度にスタートした「さいと未来のまちづくり会議」は、西都市のまちづくりに興味のある方やまちを活性化させたい高校生~45歳程度までの方が集まり、まちの未来について語り合い、まちづくりについて学ぶ会議です。
初年度は、課題を解決するための考え方を学ぶ=まちづくりのアイデアを着想するファーストステップとして、西都市のビジョンや課題に対する解像度を上げるため、西都市の「まちづくりの方向性」「産業振興」「子育て・教育」「移住定住支援」「観光」に対する課題研修と、まちづくりの実践に活かせる「ラテラルシンキング」や「デザイン思考」の研修を行いました。
また、各回のワークショップでは、西都市の課題に対するアプローチを考え、最終的には西都市に対してまちづくり会議参加者からの提言をまとめて提出しました。
2年目のまちづくり会議は、昨年度に学んだ西都市の現状や課題、まちづくりに必要なロジカルシンキングやデザイン思考の知識を活かしたまちづくりを実践するに当たり、アイデアを形にできるセカンドステップとして、「アントレプレナーシップ」「パブリックデザイン」「商店街活性化」「ブランディング」「コミュニティデザイン」「クリエイティブ」という各分野で先進的に活躍されておられる講師陣をお招きし、見地を広げ、アクションに活かすことを目的として、全6回を通して持続的なまちづくり先進事例を学びました。
3年目となる今年は、実際にアイデアを形にするサードステップとして、これまでの学びを活かしつつ、実際にまちづくりの企画をつくり、実行するまでの流れを、トータルで実践的に学びます!
実践コーディネート業務内容
①まちづくりサークル「SAITOBASE」の伴走支援
②西都謎解きジャーニーの制作・運営
※実践コーディート業務は、別の記事で詳細掲載します。
2.R6.9月の活動レポート
「さいと未来のまちづくり会議2024」各チームごとで企画作りを進めています
2024.8.24(土)に行われた「さいと未来のまちづくり会議2024」第3回で決定した4つのチームに分かれて、いよいよまちづくり企画づくりがスタートしました!
前回のまちづくり会議はスケジュールの大枠設計で終了しましたが、実はここからが本番。
「お出かけ」
「観光」
「暮らし」
「教育」
の4つの観点でチームに分かれ、1チームあたり参加者4人+メンターとして事務局スタッフ/講師が入り、オンラインミーティングを重ねながら「空き家・空き地活用×子育て世代でにぎわう西都を○○(各チームテーマ)で解決する!」というお題で、それぞれが時間を創りアンテナを張り巡らせて一生懸命情報収集や情報共有、そしてワクワクする議論を重ねながら企画づくりを現在進行形で行っています。
チームごとにミーティングの回数や頻度、進め方は様々ですが、自分の原体験や競合となりうる市場のリサーチ、企画遂行のうえでの数的データ収集など、各チームがメンバーそれぞれの得意分野を活かした役割分担で、非常におもしろい企画ができつつあります!
次回10/5(土)の回が、さいと未来のまちづくり会議2024の最終回となり、その日には各チームが練り上げたまちづくり企画のプレゼン発表会を実施します!
当日は、市民審査員の方にもご参加いただき、選ばれた企画を今年度後半に実現に向けて動いていく予定です!
現時点で、どのチームの企画も、子育て世代が西都のまちに来たくなるエッセンスがたくさん盛り込まれていて、予算と時間とマンパワーがあればどれも実現したいものばかり・・・!
最終的にどんなプレゼン発表がされるのか、事務局としてもドキドキワクワクです!
このまちづくり会議でつくられた企画は、市民の皆さまにも後日お知らせしますのでぜひ楽しみにしていてください!
3.次月の予定
第4回(最終回) 「まちづくり企画立案ワークショップ」プレゼン発表会
まちづくり会議参加者が一生懸命考え練り上げてきた「子育て世代が推したい西都市を○○で実現する!」まちづくり事業企画。
最終回のこの日は、第3回終了後から話し合いながらつくってきたまちづくり会議企画の最終ブラッシュアップを行った後、午後からは市民審査員の方にもご参加頂き、企画プレゼン発表会を行います!
そこで「ぜひ実施してほしい!」と選ばれた企画は、今年度まちづくりサークルSAITOBASEと一緒に実現していきます!
来月のレポートでは、子育て世代の賑わい創出企画のプレゼン発表会を含む「さいと未来のまちづくり会議2024」最終回のレポートをお届けします。
若者~子育て世代が考える、西都市のまちづくり企画。
私たち事務局もどんな企画が生まれてくるのかとても楽しみにしています!
皆さんも来月の報告を楽しみにしていてください◎
一般社団法人まちづくり西都KOKOKARA
まちづくり人材育成事業
プロジェクトマネージャー 園田美穂