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移住検討者と地域をつなげるハブの役割としての移住相談窓口、仕組み強化(西都市移住・定住支援業務)_R6.4月活動レポート

今年度から移住・定住相談窓口(はじめる相談窓口)を担当することになった山口です。

西都市は「はじめるまち、西都市」というキャッチコピーの元、“はじめる相談窓口”という名の移住・定住相談窓口を立ち上げ。
現在は、西都市に根付いたまちづくり会社として、私たち一般社団法人まちづくり西都KOKOKARAで運営をさせていただいております。

本マガジンでは、はじめる相談窓口業務や、移住・定住にかかわる業務に関する活動を毎月レポートしていきたいと思います。


本事業の目的

これはどこの地方も課題として上がっていることだと思うのですが、西都市も例外ではなく、若い世代の人口割合が低くなっています。
西都市は大学がないまちですし、一定数仕方ないところもあるのですが、やっぱり若い世代や子育て世代にとって「戻ってきたくなるまち」でありたいですし、そういった世代にとって「戻ってきたくなるまち」は、移住をしたい人にとっても魅力的なまちですよね。

もちろん、市側も移住に対する支援金や補助金などを用意してくれています。
申請するにも、「自分が対象なのか?」「どうすれば申請できるのか?」ということが気軽に相談できれば嬉しいですし、お金ではない部分、「西都市ってどんな街なのか?」「教育体制は?」「産業は?仕事は?」「住まいは?」など、色々と気になる点は出てきますよね。

そういったことを市役所に相談しようとすると、役所の体制上、1人ひとり、きめ細やかな対応をすることは難しい、というのも、わかる。
たぶん市役所の方も、自分の部署以外の相談も、できることなら親身になって聞いてあげたいと思っていると思うんですよね。

で、あれば、「そういった移住者や移住検討者のお悩みをワンストップで相談できる窓口があればいいじゃないか!!」ということで、本移住・定住支援の窓口ができ上がったわけです。

令和6年4月移住・定住支援活動概要

  1. 新体制での窓口業務スタート

  2. 子育て世帯住宅取得助成金の周知

  3. はじめる相談窓口業務

  4. 移住に関する情報発信

  5. 空き家バンクの運営

昨年度までもしっかりと実績を出していた「はじめる相談窓口」ですが、引き続き窓口業務を行いながら、どうすればさらに今年度伸ばしていけるのか、そんなことを考えた1ヵ月でした。

令和6年4月移住・定住支援活動詳細

はじめる相談窓口業務の仕組み改善から

新たに今年度から担当になったのですが、移住相談が移住関連の補助金や助成金が複数絡んでくることからなかなかに煩雑で、かつ個人情報を取り扱うという側面もあり、管理や処理などに時間がかかっている印象でした。

もちろん、その中で昨年度までの結果を残してきたのはすごい、マジですごい。ですし、立ち上がって数年の窓口ですから、内部での管理も割と属人的になってしまうのも致し方ないと感じています。

しかし、昨年まで窓口業務を責任もって担当してくださっていた相談員の地域おこし協力隊の方が、令和6年3月をもって晴れて卒業!
それに伴い、社内でも若干体制が変わりました。
それを機に、現状管理で困っていることを洗い出し、改善するところから始めました。

なぜ、仕組み改善をするのか?

仕組みで相談者も相談員も、みんなハッピー

先述の通り、窓口での相談業務以外に、いわゆる「雑務」というものに取られている時間が多かったり、相談があったときに相談履歴を参照しづらかったり、制度が複数絡みあうからこその悩みもありました。

1人ひとり、それに対応できるように相談員を育てることは大事ですし、慣れだと言えば慣れでもあるのですが、仕組みで改善できるところは改善して、より相談者に向き合う時間を増やすことができれば、相談者も迅速に対応してもらうことで満足度も上げられますし、相談員も心の余裕をもって窓口業務を行っていただける、と思ったのです。

そんなこんなでテスト的に、現在新しい管理方法を試しています。
きっと、改善を繰り返しながら、相談の質向上に向けて、今後も改善していきます。

始める相談窓口業務

令和6年4月の相談件数は21名。県外の方が圧倒的に多い印象。
就農に関しては農林課、創業関連は社内の創業支援メンバーなど、移住相談を受ける中で、各部門との横の連携は重要になってきます。

子育て世帯住宅取得助成金の周知

先述した「複数ある補助金・助成金」の1つである、「子育て世帯住宅取得助成金」ですが、読んで字のごとく、「子育て世代」が「住宅」を「取得」するときに「助成」しますよ、というもので、最大200万の助成が出るという、まあ魅力的な制度です。

こういった魅力的な制度も知られないと意味がない、ということで、SNSでの周知を行う流れとなりました。
4月はその準備を行い、5月リリース予定で動いてます。
どういったことをリリースしたかは、また来月の活動報告にて!

空き家バンクの運営

当窓口では市内の空き家情報を掲載している空き家バンクの運営も行っています。

令和6年4月の空き家バンクのご相談は全部で3件。

皆さんもご存じの通り、令和6年4月1日から、所有者不明の土地・不動産の問題を解決すべく、「相続登記の申請が義務化」されました。
また、西都市役所から市民へ送付されている固定資産税の通知書に、空き家バンクに関する連絡先として、はじめる相談窓口の連絡先も記載されました。

このことからか、4月は空き家に関するご相談も、通常よりも多かったような印象です。

空き家を手放したい(売却したい)と考えられている方が思う金額と、実際についた価格や相場観に基づいて出された金額には差があることは多いようで、そこは1つ課題でもあるように感じます。

この空き家バンクは、代々受け継いできた土地を、希望ある未来に繋いでいくお仕事でもあるなーと、実際に販売・貸し出しをご検討されている持ち主の方とお話をしていて感じました。

一般社団法人まちづくり西都KOKOKARA
西都市移住・定住支援事業
プロジェクトマネージャー 山口 雄大


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