AJRは日本人にハマるはずだからもっと知ってくれ と思う理由
前回は私の好きなミュージシャン(川崎鷹也くん)について変態的に思いを綴りました。よし次は何の話題にしようかな?と思ったところで、また音楽の話です。ええやん、ええやん。
今年に入ってからめちゃくちゃハマっているバンド、
AJRについて話します。
AJRって?
詳細はWikipediaをどうぞ。
たぶんWikiを見ても興味は湧かないと思うから、別に見なくていいよ。(えっ)
簡単に説明するとアメリカの3兄弟、上からAdam、Ryan、Jack。彼らの頭文字を取って名付けられられたバンドです。ARJじゃないのなんでかな。ステージの立ち位置かな。知らん。
音楽のジャンルはインディーポップと呼ばれているらしい。よく知らん。(オイ)
日本でもショート動画で彼らの曲が使われバズったので、それを聞いたことがある人もいるかもしれません。
だんだん速くなる洋楽、として「この姿がこんなふうに変化しましたー!」みたいな動画によく使われていました。(これはご本人がバズった使い方を逆輸入した動画)
私がAJRを知ったきっかけ
今年に入って、私は突如「英語の勉強をしよう!」と思い立ちました。(それについてはまたいずれ話します。)英語学習のモチベーションを保つためには、やっぱり音楽かな?好きなミュージシャンがいれば勉強も進むんじゃない?と思い、YouTubeを探して探してつながって、彼らに出会ったわけです。
ちなみに私、洋楽は一切聴きません。英語も全然わかりません。
洋楽を全く聴かない私が持っていた洋楽のイメージは、ギラギラピカピカイェイイェイベイビーアイラブユーって感じ(偏見すぎてコワイ)
言葉もわからないし、文化も違うし、音もオシャレすぎるし、とにかく違う世界の物語なのだ という感じでしょうか。興味もないし、理解をしようとも思わなかったのです。
そんな私の心に引っかかったAJR、最初に「いいな」と思ったのは『Bummerland』という曲のMVでした。
POPでイイ感じかも?
え、和太鼓叩いてない??
(ちょっと変わってる感じなの?)
なんかこれなら聴けそうかも!
なるほどなるほど…と聴いていくうちに、それはもうどっぷりとハマりました。曲がいい。とにかくいい。ビジュアルもいい。「メガネ・帽子・もう1人(えっ)」と雑な私でも見分けやすいし覚えやすい。
そして英語の勉強も兼ねて、翻訳アプリやChatGPTを使いながら歌詞を少しずつ読んでいます。(今もまだ途中。お楽しみとして少しずつ翻訳してるの。)
で、歌詞の意味を知ってびっくり。
AJRの歌詞って、なんじゃこれ
歌詞を読んでいくと、そこにはPOPでキャッチーな音楽からは想像もしていなかった世界がありました。
なんでしょう、ポジティブうぇいうぇいとは真逆の感じ。旧Twitter的というか、あれ?もしかして友達いない?「リア充爆発しろ」とか言い出しちゃう??という、なんとも後ろ向きな雰囲気。あれもこれも。でも音は明るい。なんじゃこれ。
そんなん、もう一気に好きになっちゃうでしょ!
彼らの公式サイトやSNSアカウントに書いてある一文が、彼らの歌の全てを物語っています。
それ!
そう、彼らの音楽は「考えすぎ」で鬱々としている頼りなーい人物が人生に葛藤している様子を、POPに楽しくカッコ良く、演奏しているのです。
なにこれ、おもしろい。
今まで持っていた【洋楽】のイメージと全然ちがう。
なにこのバンド、かっこよ!
日本人こそAJRを聴けばいい
そうです、この鬱々ぐだぐだとした感じ、日本人は共感できると思うの。楽しめると思うの。
聴いてみて。そして興味を持ったら歌詞を検索してみて。英語がわからなければGoogleが翻訳してくれるし、和訳してくれているサイトや動画もあるから見てみて。
そんなAJRの曲、いくつか紹介しますね。
ハッピーだけどハッピーじゃない『Way Less Sad』
聴いてもらえばわかります、とにかく曲がハッピー。
サマーソニックでライブを見た人が「なにこの多幸感!」と言っていた曲。私も大好きです。
でもね、そもそも「Way Less Sad」って「そんなに悲しくない」という意味。サビでも
いや、全然ハッピーじゃないやん(笑)
悲しくなりたくないし、もう泣きたくもないから、自分のハードルをめっちゃ低く設定するの。
夜眠れなくておかしくなっちゃって、数えてた羊も全部死んじゃって、でも自分は死んでないからまだ大丈夫(たぶん)
…みたいな。
「幸せとはいえないけど、なんとかやっていってるよ」という歌詞だと知った上で、このハッピーな曲でハッピーになるおもしろさ。これぞAJR。
ただのしょぼい愚痴『World's Smallest Violin』
こちらは日本語字幕があるので、ぜひ全部見てみてね。
世界で一番小さいバイオリン、このバイオリンは「愚痴」という意味で使われています。なので、この歌は「とにかくオレの愚痴を聞いてくれ」という歌詞なのです。
しかもその愚痴がしょっぼい。だって World's smallest violin だもの。「おじいちゃんもひいおじいちゃんも立派だったのに、オレはなんでこんなにダメなんだ」って。「愚痴を聞いてくれないのなら、みんな吹き飛ばしてやる」って、これこそ「リア充爆発しろ」でしょ。アメリカにも中二病ってあるんだね!
こんな歌詞なのにTikTokでは「こんなに立派に成長しました☆」というリア充の動画に使われていたのが、これまたおもしろいポイントです。
アメリカ版 back number 『Dear Winter』
聴いてください、しっとりとした素敵な曲。これはWinterという名前の、まだ見ぬ未来の自分の子供に向けた歌です。
この名前を気に入ってくれるかな、名前でいじめられたりしないかな…と、いろいろと想像します。でも最後には
というオチ。なんとも可愛らしい歌じゃないですか。素敵です。
でも、ちょっと待って。歌の中では、Winterが13歳になって、大人になって自立して… え、想像力たくましすぎん??
見方を変えれば、彼女もいないのにただただ想像してるだけ…という、ちょっと危険な香りがほのかに。この妄想力だけでイイ曲作っちゃうやつ、これって日本の大人気バンド・back numberっぽくないですか?
「なるわけないか~♪(高嶺の花子さん)」に通じるものを感じます、私は。実におもしろい。
普通に良い歌(でも不運)『100 Bad Days』
これはAJRの中でもわかりやすく普通に良い歌、普通に良い歌詞だと思います。
ついてないことも、うまくいかない日々も、人生の面白味に変えていける っていう歌。すごくポジティブ!
でも、これだけじゃAJRじゃないんだなー。
その「ついてない日々」がどんなもんかというと
…ちょっと待って、
両手の親指を骨折するって、何したの??「お前ら、親指で逆立ちできるか?オレは出来るぜー!ほら!」とかやったの?? 気になってしょうがないのよココ。
あとは、無名で誰もライブに来てくれなかったり、デートの支払いでウェイターがカードを返しに来る間に振られたりなど、まあついてない人なんですが。
やっぱり親指よ。何したのよ。
まだまだ言い足りない
(また3000文字超えちゃった…)
こんなもんじゃない、こんなもんじゃないんですよAJRは!
他にも「靴下っていつもどっかいくよね」とか「お前の家丸ごと燃やしてやる」とか「この歌を知ってるフリしてて」とか「(ズバリ)弱い」とか「僕のレゴ捨てないで!」とか「今日は大麻吸ってない」とか
いっぱいある!
まだ歌詞の意味を読んでないのもいっぱい!
これはさすがに第2弾をやると思います。ぜひこの長文に懲りず、また読みに来てくださいね。