時間の大切さ
長い間時間を共にしてきた私の大切な人の余命宣告を告げられた日。
あの時の生きた心地がしなかった感覚、衝撃、悲しみ、言葉で表すことが難しい複雑な感情でいっぱいになった日のことはきっとこの先も忘れることはないだろう、、
大切な人の余命を私に伝えたのは、母。
きっと母の方が辛いだろうから、告げられて涙が溢れそうになったけど、必死に堪えた。
生きている中でこんな日が来るとは思ってもいなかった。
余命という残りの人生の時間を聞いてから、一日一日を大切に生きようと強く思えて、大切な人と過ごせる時間を何よりも大切にしようと心に決めた。
余命を知ってからこんなに必死に時間を大切にするようになって、なんで今まで今のように思えなかったのか悔しくもなる。
当たり前が当たり前じゃなくなる日はいつか必ず来る。そんなことはわかってた。
でもいざそういう日が来ると心が追いつかない。
毎日毎日、どれだけ忙しくても頭では余命を告げられている大切な人のことを思っている。
その度に心が締め付けられるくらい悲しいし辛くなるけど、
私が変わってあげたいと思ってもそれは不可能。
でも一緒に楽しい時間を過ごして沢山の思い出を一緒に作ることは私にもできる。
とても辛いし悲しいけど、前を向くしかない。