保険屋のつぶやき54
“自助・公助で賄えない分を保険で用意する。”
という考え方があります。
例えば自動車保険。
働き盛りのお医者さまを
前方不注意で轢いた。
もし亡くなったら一億で足りるだろうか。
公助は自賠責保険の3,000万円としても
あと自助出来るのであれば
保険に入らなくてもいいかもしれません。
足りなくて困るのなら
保険に入っておいた方がいい。
それでも、任意なので
入らなくても運転は出来ます。
困らないのなら入らなくていいと思います。
生命保険だったらどうか…。
いつか目的のお話をしたと思いますが、
お金があるなしに関わらず
目的が無ければ
入る必要はありません。
何かしら目的があるから入るのです。
お金があったら
生命保険に入らなくても困らないのです。
今は入院しても
高い個室を希望したりしないで
健康保険の適用範囲の治療を受ける限りは
びっくりするほど請求が来たりしません。
亡くなっても葬儀やその他、
あまりお金をかけない方法もあります。
その事だけを考えたら
保険をかけなくても困らないでしょう。
その他に目的があるから
生命保険をかける必要が出てくるのだと
思います。
残された遺族の生活についても
遺族年金等の公助。
その他に自助出来るのであれば
生命保険金も必要ない訳です。
困るのなら、かけて置いた方がいい。
それだけだと思います。