宅建試験で過去問が、何度も出題されるのはなぜ?
今回は、宅建講師のメッセージのうち試験に役立つ情報です。
どんな公的試験でも、過去問に関連した知識が繰り返し出題されます。
それはなぜでしょうか。
市販のある有名な過去問集の最初に、こう書いてありました。
「誰の批判を受けることなく適切な問題を作るためだ」と(筆者要約)。
しかし、これは違います。そんな姑息(こそく)な理由ではありません。
もっと、国民の立場に立った立派な理由があるのです。
それは「合格者のレベルをそろえるため」です。
5年前の宅建合格者はスゴかったが、今年の合格者はバカばかり、という事態は絶対避けなけなければ、国民が迷惑します。
だから、公的試験と呼ばれるものは、みな過去問を繰り返し出題することで、合格者のレベル統一を図っているのです。