2024年度 前期指定医レポート提出について

 2025年2月14日までに2024年6月提出レポートの合格発表がありました。合格した皆様はおめでとうございます。

 医道審議会に正解な数が公表されていましたが
2024年6月にレポートを提出した試問対象者は454名、うち口頭試問を実施する者は327名でした。すなわちレポート合格率は約72%で昨今だとかなり低い合格率でした。
 知り合いのいくつかの病院でレポート提出した医師も落ちている人がちらほら確認できました。
 厚生労働省から指定されなかった理由として多かったのは、表紙ミス(これは常に10%くらいいると言われています)、医療保護入院の告知が不十分との理由。後者が増えたことが、今回の合格率が大幅に低下した理由だと思います。
 この記事を読んで下さっている、これから指定医レポートを提出する精神科医の方に、おそらくすごく大切なことを今回の記事で伝えます。
表紙を間違えないのは当たり前ですが、今回の合格率が大幅に低下した理由の医療保護入院の告知が不十分というところは、おそらく厚生労働省がそこを重視しているとの意志であり、それは厚生労働省指定医レポートのテンプレートである医療保護入院時の下に記載してある注意①〜⑦のことなのです。その項目はもれなく全て記載しないと指定しませんよ、ということなのだと思います。私がレポート作成した時は、全て含んで自らテンプレートを作成したので困ることはなかったですが、今回その部分で指定されなかった先生のレポートを見る機会があったのですが、おそらく全てのレポートに決まりはなくなんとなく記載しているものでした。①〜⑦は全て記載しないと絶対にダメなんです。(⑦のみは必要な症例のみ)
テンプレート化した方が安全です。個別性はなくなります。
次回からは⑧の医療保護入院の期間を3ヶ月以内に設定したか、という項目も増えたので、この記載も明確に記載しないと指定せずになると思います。レポートの些細な点で指定されずに、1年間待つのは不毛だと思うので、上記2点によく注意して下さい。それだけで大幅に合格率は上がると思います。

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