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ラブレター

柄じゃないけど想いを伝えるのは文字のほうが得意なのでラブレターを君に贈ります。

出会いはバイトに君が入ってきたこと。
新人さんが5人とか一気に増えた時期だったのと、バイトをやめようと思ってた時期だったので正直仲良くなる気もなくて、人間関係を広げないといけないのかと、とても億劫でした。

初めて一緒に帰った日を覚えていますか。君のほうが年上なのに僕に敬語を使って、おたがいぎこちない会話が続いていたような気がします。
僕はとても遠回りになるのにもかかわらず、君と話をするのが楽しくなってしまって、距離が変わらないからと半ば強引に君の家までついて行ってしまいました。
今思えばしつこくて気持ち悪かったのかもなとか思って若干後悔しています。

でもあの時、会話の調子や内容がとても心地よくて、楽しくて、この人なら信じてもいいかもしれないと本気で思ったものです。

やたらとシフトが被って休憩時間やバイト中に話すことが多くなって、お互いだんだんと気を許せるくらいにはなっていたのではないのかなと思っていました。
話せば話すほど君は他人に優しくて、とても素敵な人なのがまぶしくて、そんな君に僕はどんどん惹かれていきました。
価値観がなんとなく似てるような気がしたし、話がこんなに途切れないのはもはや運命なのかもしれないと思いました。

勇気を出してLINEを交換してくださいとお願いしたとき、君は嬉しそうに交換してくれてそれが本当に嬉しかったのです。
それから毎日のようにLINEをして中身がないような話題にもちゃんと返信してくれるし、愚痴だって嫌な感じを出さずに聞いてくれて感謝しかないです。

デートに誘った時も快諾で本当に嬉しかったのですが、実は人生初デートで友達と1週間くらいかけて綿密にプランを立てました。
デートの内容はいたってシンプルで普通だったし、むしろ退屈させないか不安で仕方がなかったのですが、話は途切れないし、一生ドキドキしてるし、いろんな話ができて本当に楽しくて、僕にとっては一生の思い出です。

だからこそ君が帰りに話してくれた元カレの話を聞いて本気で君を幸せにしたいと思ったのですが、君は彼氏はいらないと言いましたね。
正直ショックだったのです。

それから少し避けられているような気がしているし、電話もできていなくて、余計に君のことを考えてしまって想いがどんどん膨らんでしまっています。

次のデートはいついけるかなとか、寝る前に君の声が聞きたいなとか、バイトのシフトが被ったら嬉しいなとか、今日あったことの話がしたいとか、好きだと言いたいとか。

本当に君が好きです。
多分人生で一番、本気になっています。

正直彼女もいたことないし、年下だし、性格もいいほうではないけれど、君だけは幸せにするために全力で生きるし、努力もする。

君が毎日笑顔でいられるように辛いときはそばにいるし、嬉しいことがあれば何倍にもなるような、そんな関係になれたらいいと思っていて、気を使わないというか素でいられる関係性になりたいと強く思っています。

好きです。大好きです。
付き合ってくれませんか?

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