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東大阪市人権教育研究会様より感想をいただきました

2024年8月に東大阪市立幼稚園、子ども園、小学校、中学校、高等学校の教職員の皆様の夏季研究会「なにわ研」にてぼくゼロを上映していただきました。
教育現場に立たれる教職員の方に、理解を深めていただくことは、子どもたちの学校生活においてとても、心強い支えになると当事者の親としても、強く思います。
ぼくゼロを上映していただけたことを、心より感謝したします。

ご感想のご紹介の了承をいただきましたので、ぜひお読みください。

映画を見たことでどうしても型にはめてしまう自分にはっとしました。
自分のあたり前は、あたり前ではない、人の数だけあるのだと改めて学び直した気もちです。
「子供たち一人ひとりを受け止める」言葉ではよく聞きますが、今一度立ち止まって考えて取り組んでいきたいと強く思いました。

自分の声に違和感を持ったとしても、年齢が低かったりすると、その違和感がどこから来るものなのか分からなくてものすごく苦しかったのではないかと感じました。
今だからLG BTQなどの言葉が世の中に広がっていますが、それでも世代によって受け取り方も違うし、その相手によって受け入れてくれるかも変わるので、カミングアウトすることを躊躇する人もいるんだろうと思うと、このみさんは自分らしさを大切にしている勇気ある方だなと思いました。
「普通」って人によって全然違うと言うことをこの映画を見て気づかされたので、それぞれの普通が混ざりあうクラス、 世の中になって行けたらいいなと思いました。

小林さんが映画の中で何度も言っていた「性別を戻す」「直す」という表現が強く印象に残っています。
私自身は性自認は女性、体も女性、性指向は男性、性表現は女性と言う感じだなぁと思うのですが、この4つで行くと性って本当に十人十色だなぁと思いました。
男だから、女だから、日本人だから、先生だから、母だから、父だから、ではなく、一人の人間として、認めて、認められてということが大切だと思ういました。そして自分を大切に 、人 (相手)を大切に人生を歩んでいけることがとても素敵だな。素敵なことで、私自身はもちろん、私の娘や今一緒に学んでいる子供たちが、こんな風に人生を歩んで行けたら良いなぁと思いました。ありがとうございました。

考えるポイントが多い作品だと思いました。
「AかBがそれ以外か」のような区別がいろんな場面であるかな、と思う中で、社会の枠、秩序を優先しすぎると生きづらい。
「こうあるべき」「こうするべき」に追い回されて、心が苦しい。
自分の中にある”あたり前”が、自分も他人も苦しめてはいないか、自分にとっての「笑顔」や「幸せ」をもたらすものは何か、まわりの人や接する子供たちの”自分らしさ”とはどんなもの、 いろんな心の豊かさ持って、”その子”をみとっていきたいなと思いました。

ずっと悩みながら映画を見ていました。
カミングアウトできず、周りの人がジェンダーで悩んでいたら?
自分の学級にジェンダーで悩む子供がいたら?と思うと、自分のふるまいに全く自信がないことに気づきました。
自分も模索しながらではありますが、子どもには「決めつけ」をする人になって欲しくないですし、性にとらわれない「一人一人の幸せ」をつかんでほしいと思いました。
そのためには、知識をつけること、理解を深めること、 発信していくことを行っていきたいです

東大阪市人権教育研究会の関係各所の皆様、ありがとうございました。

ドキュメンタリー映画「ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき〜空と木の実の9年間〜」は、全国の自治体様、当事者グループ、コミュニティ、教育関係者様の研修、一般企業研修、大学、中学、高校で上映していただいております。
ぜひ、皆様の地元でも上映会を開催して下さい。

公式ホームページはこちらです。
https://konomi.work

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