
「僕とオトウト」を観て ―石倉悦子さん―
【感想を送って下さった方】石倉悦子さん
元町プロダクションに所属し、監督として「妹はピンクがお好き」を製作された。神戸きょうだい会に所属し意欲的に活動される。二の湯♨のゲスト!
「きょうだい」の関係は、同性か? 異性か? 何人兄弟か? 家庭環境など、いろいろな違いによって、変わってきます。
高木さんは、男2人兄弟で、弟に障害があります。
そして、見るからに優しいお兄ちゃんのようです。
そのお兄ちゃんが、弟を撮ることによって、自分が見えてきたと思います。
これが映画を撮ることのすごいところです。
もし撮っていなかったら、見えてこなかったことがあったのではないでしょうか?
私は、お父さんとのシーンが、印象的でした。あそこまで、自分を出せたでしょうか?
ほんとは、人に知られたくない場面だったかもしれませんが、きょうだいは、よく「良い子」として思われ、そうしなければいけないと思ってしまいます。
お父さんも、そんな彼にびっくりされたのではないかと思います。
家の鍵を外して、好きなことをさせてみるのも、映画だから挑戦できたのかもしれません。「ハンバーグ」「お寿司」、そして、「パパ」。この、お父さんもいてほしいという言葉が、彼はちゃんと伝えているのだなと思いました。
また、最後のシーンが、好きです。
ソファーでの二人の様子。弟さんが、お兄さんのことを優しくいたわっている。なんと微笑ましい。優しいのは、お兄さんだけでなく、弟さんも優しいのですね。
(編集担当:Linda)
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【上映委員 タレコミ】
「私の世代は~〇〇だよね」と言って、他人から共感された試しがない…
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「僕とオトウト」公式サイト https://boku-to-otouto.com
お問い合わせ bokutootouto@gmail.com