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東京大学1年生 伊藤光海さんから寄せられたレビュー

【感想を送って下さった方】東京大学 文科三類 1年生 伊藤光海さん

このレビューは、東大リアルゼミで映画「僕とオトウト」を観て頂いた際に寄せられたものです。


なぜ映画という芸術で表現したのか、と聞かせていただいたのですがその答えがとても印象的でした。


芸術という形でなければ事実の羅列になってしまうものが、芸術という形にすることで事実の裏にある真実を伝えることができるのだと感じました。事実は個別的でその人個人にしかわからないけれど、真実は普遍的で他人も共有することができる。そこに芸術作品としてのドキュメンタリー映画の意味があるとだと感じました。

また、映画を通して空間を作ることができ、みんなでその空間に参加できることがとても素敵なことだと思いました。ただ人の話を聞いたり、本で読んだりするだけでは得られない経験ができるのだと思い、自分自身映像作品
の可能性を改めて感じました。


貴重なお話ありがとうございました。


(編集担当:Linda)
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【上映委員 タレコミ】
会議外の時間にも、鴨川で語らったり、パフェをほおばったり、遠足の打ち合わせをしたり。こんな時間が積み重なって私たちの存在や繋がりは重みを増していくのかもしれない。確かに、軽やかな生き方は失うものなど何もなくて、真面目に生と向き合う生真面目さからも自由で、気楽なんだろうなあ。でも、重みがあるからこそ残せる何か(たとえそれが自らの爪を失うほどに深く刻み付けてしまった傷跡であったとしても) ―監督ならそれを生きた心地と言うのかも― があるのかもしれないなあ、ってJanis Ianを聴きながら考えてました。
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「僕とオトウト」公式サイト  https://boku-to-otouto.com/

お問い合わせ bokutootouto@gmail.com

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