映画チア部神戸本部部長 五味健太郎さんのレビュー
【感想を送ってくださった方】五味健太郎さん
映画チア部神戸本部 部長
本作を観たあと、等身大のコミュニケーションをとることをしばらくしてこなかった自分にはたと気づきました。
他者とのコミュニケーションは、深入りすればするほど、複雑でめんどくさくて疲れる。それは表層のコミュニケーションだけを「こなす」ことによって避けられるものですが、身近な人や本当に大切な人との間ではそうはいかないこともある。ここぞというときに華麗な身のこなしは危険で、泥臭く、正面から相手にぶつかって棘の中に進んで入っていくことが必要になってくる。本作では、壮真君に等身大で向き合う高木監督の「生の感情」がまるで自分のものかのようにダイレクトに伝わってきました。
他者を「分かりたい」という真摯な気持ちと、どこまで行っても「分かることはできない」という事実の狭間でもがくすべての人に、何かしらの想いを芽生えさせてくれる映画だと思います。
(編集担当:うえだ)
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【上映委員 クチコミ】
池田さんは金魚が苦手らしい。私は金魚の中だとピンポンパールが好き。
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