京都市立芸術大学大学院の学生から寄せられたレビュー
【感想を送ってくださった方】
京都市立芸術大学大学院 修士1回生 写真を専攻している
私自身、叔父が自閉症で幼少期から一緒に住んでいたので、親近感がわきました。
兄と弟との距離感で歩む時間や、感じ方、兄と弟の距離感が映像に滲み、教育実習で養護学校に行くこともあり、教室独特の時間の流れを思い出しました。
隠しがちな性への事柄もきちんと取り扱っておられて、なにもなくても隠してしまいたい家族の事柄を、そのまま撮られていてすこし心がヒリヒリとしました。
普段の私達の中にもある固定概念や家族と、一般的と思われがちなものを、そのまま享受し、それが実生活の狭さ切なさにつながっているように思ったりもしました。
どうしても自分の価値観に照らしてしまうので、人同士が一緒に生きていくときはいつだってそうかもしれないですけど、同じと思ってしまうから苦しいときもあるように思いました。
叔父はもうすぐ50になります。10年前よりも感情のコントロールがうまくなったり、我慢することを覚えたりしています。私とは違う時間の流れの中で、生きているのだなと離れて暮らしてみるとそう思うことがあります。
(編集担当:うえだ)
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【上映委員 クチコミ】
荒木さんは人生の設計図をつくるのがお好きな模様。私は計画を建てるのが苦手なので、羨ましい…
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「僕とオトウト」公式サイト https://boku-to-otouto.com/
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