そうじゃない世界が他にもあるんだよ

今日は8月9日。
前回ラジオ配信したのが8月1日。
「2～3日に1回朝7時に配信できるように・・・」
と言いながら10日に1回のペースになりつつあります。
この事実に対してごめんなさいという必要もないのかもしれないけれども、
でも毎回このフレーズをラジオ終わりに行っているので、
有言実行できていない自分に対して反省する必要があるのかとか考えるのですが・・・
僕の答えは
「全くそんなこと気にしない～」
ですね！
僕が決めて僕がやる！
だからこそ誰から文句も言われないし、僕のペースで進められる。
だからこうやってやりたいときにラジオ配信ができてとっても楽しんですよ。

今回は
「そうじゃない世界があるんだよ」
ということについてのお話です。

【自らの「やりたい」に勝るものなし】

先日僕らの集会所でお話し会を企画してくれた方がおりました。
その方は（仮称）夏季さん。
夏季さんは
「仏教のことがもっと知りたい！」
「お経のことをもっと学びたい！」
という理由で講師をお招きして
自らお話し会を企画したのです。

遡ること3カ月前の5月上旬。
僕らの集会所のホームページからこんな問い合わせがありました。

僕らの集会所を利用させていただく事が可能かどうかご相談させていただきたくメールしております。
企画は『仏教をしりたい、お経を学びたい』という内容であり、研修は日本であれば日常に根差した範囲内の一般的な文化としての仏教です。特定の団体に属したり勧誘したり物品販売は一切ございません。
しかし会場によっては『宗教色が強すぎる』『誤解を招く』『仏教徒以外の住民から強い反発が予想される』ということで、そういった予定はないにも関わらず動きがとれなくなっております。
やはりこの内容ではご相談すら難しいでしょうか。
突然の質問で申し訳ございません。よろしくお願いいたします。

このメールをくれたのは・・・
実は夏季さんのお姉さま。
始めはお姉さまとのやり取りで実際にお話を伺うことになり、
お姉さまと夏季さんがご僕ら集会所を訪ねてこられました。

僕自身、始めはお姉さまが主催者と思い込んでいたのですが、
何か様子がおかしくて聞いてみたところ・・・
隣りにいる妹さんの夏季さんがこのお話し会を実現させたいということだったのです。

会話をしながら、途中お姉さまが何か用事があって席を外したのですが、
その時に妹の夏季さんが、
「私は話をしたり説明したりするのがとても下手で、苦手で、だから姉についてきてもらった」
ということでした。

【自分の欠点が相手にとっては魅力になる】

あくまで僕個人としての印象ですが、
確かに夏季さんは一生懸命言葉を選びながら話をしているようにも思えたし、
決して流暢（りゅうちょう）に話すわけではなく、
でも一生懸命さが伝わってとても真面目な方なんだということは伝わってきました。

始めはお姉さま中心に話をされていて、
そのお姉さまの話を聞く夏季さんの姿勢が、
とてもやる気がみなぎっていて、すごく大きな心のエネルギーを感じました。

子供のころ不眠症で、いろいろ治療を試みて、お経を聞くことで症状が和らいだ。
だからもっとお経のことを知りたいんです。
仏教のことをみんなに知ってもらいたいんです。

ということでした。
いくつか公共施設とか公民館とか問い合わせたけれども、
『宗教色が強すぎる』
『誤解を招く』
『仏教徒以外の住民から強い反発が予想される』
ということでそれ以上話しを聞いてもらえなかったとのことでした。

僕自身、宗教のこととか詳しく知らないこともあり、
とは言っても、何かを強制するような強い力が働くようなことは避けたいという思いもあるのは確かで・・・

例えば僕が公民館で働いていて、
このような問い合わせをいただいた際は、
マニュアル通り
「誤解を招くような宗教関係のイベントはお断りさせていただいているんです」
と返答していることでしょう。

僕は、僕らの集会所をやっていて
たくさんの人たちに出会えるようになってきました。

特に
「今何かをやっている人」
「まさに今何かをやろうと決めた人」
にたくさん出会えるんです。
僕はそんな仲間がいてくれて毎日が楽しいんです。
話が上手だとか・・・
たくさん人が集められるだとか・・・
その人の生まれながらに持っている優れている能力を単純に披露しているだけよりも、
今自分がやりたいことにチャレンジしている人と関わるのが楽しいんです。

とは言え、
どうせなら
話が上手な人とか・・・
たくさん人が集められる人とか・・・
の方が良いんじゃない？
と思われるかもしれませんが・・・

本当にそこはどうでも良くて、
下手くそでも・・・
苦手でも・・・
自分がやりたいことに向かって行って行く人を
もっともっと増やしていきたいんです。

いいんだよ上手くできなくたって・・・
いいんだよ失敗したって・・・
それが自分のやりたいことであれば、
やってみようじゃないですか。

失敗を笑いあえる、
そんな優しい人たちが集える場所が僕らの集会所なのかもしれませんね。

言葉の上手・下手って何なんだろう？
自分で決めるものではないのは確かだろうし、
相手が決めるものでもないのも確かだと僕は思っています。

結論として、言葉って思いを伝える一つの手段。
行動や表情や感情や・・・
それらと言葉が合わさって
その人らしさがきちんと相手に伝わるんじゃないのかなって思うんです。

【心地よい自分が日常となりますように】

無理なく自分が一番心地よい、
素直な自分を表現して、
それが相手に受け入れられなくても、
必ずその自分を受け入れてくれるところが他にあるんですよ。

素直な自分でいられる場所
それが僕らの集会所

なんてね！！

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