占い師になりたい (漫才 2004年
占い
T「どうも、はじめまして(・・・・)の???です。」
B「???です」
2⃣ 「よろしくおねがいします」
T「最近さ、テレビとかでやってる占いとかあるじゃない」
B「そうね」
T「この頃さ、気になってしょうがないんだけど、
占いって信じる?」
B「俺は信じないよ。だって、悪かったら嫌じゃない。」
T「それもそうなんだよね。」
B「でもね、占い師になりたかったの・・・・実は」
T「そういうことは早く言ってよ、占ってもらってたのに。でも信じないってのが気になる ことだけど。どうしてさ占い師になりたいんだよ」
B「楽してお金もらいたいじゃない」
T「別に楽してないよ、あの人たちは」
B「適当なこと言ってお金もらってるでしょ」
T「軽率だね、占い師はちゃんと勉強したりしてさ、占って御代もらってるんだよ」
B「え、だって壺とかも売ってさ・・・」
T「それはちゃんとした占いじゃないの、霊感商法っていうの。
そういうことばっかりいっ てると、
占い師に悪い運勢ばっかり言われちゃうよ」
B「大丈夫、信じてないから、でも占い師になりたかったのよ!」
T「わかったよ、そこまでいうんだったらやってみたらいいでしょ」
B「そうね、お願いします」
↓
T「すみません」
B「あ、どーも」
T「・・・あのちょっと占ってほしいんですけど」
B「私ですか?」
T「ほかにちょっと見当たらないんですけど」
B「あ、今日はお断りしてるんですよ」
T「え、なんでですか?」
B「あ~、すみません、テレビの占いで嘘ついちゃダメって言ってたんで」
T「さっき、占い信じないっていったよね」
B「あ~・・・じゃあ、さっきのはなかったことに」
T「ならないよ、訂正するんだったらいうなよ」
B「じゃあ、もう一回」
T「わかったよ」
↓
T「あの占って欲しいんですけど」
B「いらっしゃいませ。こちらですね、最新式の占いシステムを取り入れていまして、ご相談 の種類に応じてですね、占いの種類を選んでいくという形になっています。」
T「へぇ~、珍しいですね。 そうだなぁ、う~ん彼女いないから、いつ頃がチャンスか恋愛運なんか占ってもらえま すか?」
B「そうですね、(少し考える)そういうのは結婚相談所に行かれたほうがよろしいかと思います。」
T「そんな深刻な悩みでもないんだよね。そんな悩みだったら、最初からそっちに いってるでしょ~。」
B「もっと軽い感じの?ワンチャン?」
T「そうだよ」
↓
B「そうですね、恋愛ですと韓国式になってしまいますけど、よろしいですか?」
T「韓国式?初体験なんだけど、韓国ブームだからいいかもな。で、どんな占い方なんです か」
B「最初にこのキムチをだべていただく形になるんですが」
T「へぇ~、画期的ですね。これをたべればいいんですか(食べる)」
B「どうですか?」
T「う~ん、キムチはあんまり食べないんで、なんともいえないんですけど、ちょっとすっぱいかな」
B「そうですか、すっぱいですか。あ、、、賞味期限切れてた」 ↓
T「そんなもの食わせてどうする気!」
B「そう、実はそのリアクションで恋愛運がわかっちゃうんですよ」
T「画期的ですねぇ、で、どうなんですか」
B「そうですね、恋愛運はリアクション同様悪いですね。当分チャンスがないんじゃないで すかね」
T「ええ?そういうのすごい気にしちゃうタイプなんですけど、なんかよくする方法かなに かないんですか?」
B「あ、そういうのでしたら、結婚相談所に・・・・」
T「だから、そんな深い悩みじゃないって言ってるでしょ」
↓
B「でも、そんなあなたに恋愛運も金運も上がるラッキーグッズがあります」
T「え?」
B「この壺を・・・」
T「霊感商法はいいって」
B「ほかの人に売って、さらにその人がほかの人に売ったら、あなたその一〇パーセントが」
T「それはマルチ商法でしょ、何の解決にもなってないよ本当に占い師になりたかったわけ」
B「楽してお金もらいたいじゃない」
T「もういいよ、いいかげんにしろ」
2004年作
※いまではマッチングアプリなどですぐに出会える環境があるが、この頃はガラケー全盛期でそんなものはない。当時マッチングサイトはあったが、サイト内での従量制課金によるコメント交換が主流、胡散臭いしほぼサクラ。。
→韓国ブーム・「冬のソナタ」が大ヒット。
→占い・ツボ・霊感商法に関してはまあ、お察しください。
初期の初期はおそらく合同・・・も最初組み込んでいた気もする。
コンビネタを作るのが迷走していたころ。。まとまってない。