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スリーブ選びのすゝめ

はじめに

当店のマスコットキャラクター、ぼくハムくんです

こんにちは!ボクらのカードショップ、おとくなけいじばんです!

今月から不定期ではありますが、お店のことや、その他カードゲームをしていくにあたってお得な情報を告知していきます。
記念すべき第一回は、当店で取り扱いのある、意外と迷いがちなスリーブなどのサプライ品についてご紹介していきます。

意外とあまり知られていない、カードショップだからこそ知っている知識の数々、ぜひお役立ていただければ幸いです!


アウター編

まずはスリーブの外につけ、テーブルなどの摩耗からスリーブを防いでくれる、いわゆるアウタースリーブのご紹介です。

1.ブロッコリー スリーブプロテクターシリーズ

左上から順にマット、エンボス&クリア、スリム、無印、マット&クリア
(画像はMサイズ、80枚入り)

青やピンク、緑など色とりどりのパッケージをもつこのシリーズ、一度は皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか?
このシリーズはサイドカットシーリング加工がされており、ほかのスリーブに比べて横方向のシャッフルにも強いのが特徴です。
ただその分ほかのスリーブに比べて若干お高目な傾向があります。

これらのスリーブにはS,M,Lの三種類があり、それぞれ、
S→遊戯王サイズのオーバー
M→ポケカ公式スリーブサイズのオーバー
L→ポケカ公式スリーブサイズのオーバーを保護するオーバー
になっています。
Mサイズはポケモンカードオーバーのサイズとされてますが、他の物と比べて若干縦幅が短くギリギリです。

また、サイズとは別にこの子たちは色によってスリーブごとの特性が違います

1.マット、マット&クリア
マットは表面と裏面の両方に、マット&クリアは裏面のみに、それぞれさらさらとしたマット加工が施されています。

画像はマット&クリア
両面マットは赤色です


メリット】非常にシャッフルがしやすく、他と比べてデッキが崩れにくい
デメリット】カードのテキスト面(券面)にもマット加工が施されているため、スリーブやカードイラストなどがくぐもって見える。

2.エンボス&クリア
表面はクリア加工、裏面にエンボス加工という、細かいざらざらとした加工が施されているスリーブです。

一時期は品薄で探すのが大変だったほど

【メリット】非常にシャッフルがしやすく、またマット加工よりもスリーブ同士がくっつきづらい
【デメリット】他のシリーズに比べて値段が高い、スリーブ自体のイラストが加工のためくぐもって見える、デッキが崩れやすい

3.スリム、無印
どちらも表裏に加工はなく、スリムは無印に比べスリーブ自体が薄く、デッキ全体を比較的薄くしてくれます。

画像は無印
スリムは黄色です

【メリット】表裏がどちらもクリアなので、カードイラストやスリーブのイラストが見やすい
【デメリット】ほかのスリーブと比べて加工がされていない分、スリーブ同士がくっつきやすい

2.やのまん カードプロテクター Zシリーズ

左からオーバーガードZ、ハードZ(50枚入り)

大きくZの文字が目立つスリーブシリーズです。
当店ではオーバーガードZとハードZの2種類ご用意があります。

どちらも非常に硬いスリーブとなっており、よっぽどのことがない限りはスリーブやカードが折れることがありません。
ハンドシャッフル、いわゆるシャカパチが激しい方でも安心です。

【メリット】非常に硬く、スリーブやカードの折れを強固に防いでくれる。
【デメリット】50枚入りの為、カードゲームによっては2つ以上の購入が必要となる、硬すぎて手を切ったり、またスリーブを入れるのに苦労する場合が多い、スリーブが分厚いためカードゲームによってはシャッフルが大変

3.ブシロードスリーブコレクション オーバースリーブ マット

従妹もいますが、当店での取り扱いはマットのみです。

キャラクタースリーブの販売等でおなじみのブシロードから販売されている公式オーバースリーブです。
当店ではマットのみの取り扱いですが、お店によっては両面クリア加工のものも存在します。
マットの度合いはブロッコリー、ブシロードどちらもあまり変わりません。

【メリット】ブロッコリーのものより比較的安価、縦幅がブロッコリーのものよりも長いため、すっぽりキャラクタースリーブが収まる。
【デメリット】60枚入りの為、カードゲームによっては裂けてしまったときに買いなおしが必要になる

4.DRAGON SHIELD OUTER シリーズ

左側がクリアアウター、右側がブラックアウター(100枚入り)

競技用スリーブとしてよく知られるDRAGON SHIELDから、最近発売されたオーバースリーブです。
クリアアウターはその名の通り透明、ブラックアウターは裏面が黒く加工されているものになります。
DRAGON SHIELDの特徴としてスリーブの縦幅に余裕があること、マット加工がされていることが挙げられますが、このアウタースリーブもこの特徴は健在です。

【メリット】縦幅が長いためスリーブの保護をしやすい、独特のマット加工がされているためスリーブ同士がくっつきづらい、100枚入り
【デメリット】比較的入手難易度が高い(取扱店舗が限られている)、ほかのオーバースリーブよりも群を抜いて高価

インナー編

ここからはカードに直接つけ、スリーブの摩耗などを防ぐインナースリーブ編です。

1.Fun Deal アルミインナースリーブ レギュラーサイズ

アルミ加工の為スマホが反射しています。恥ずかしい。

ファンディールが出しているインナースリーブシリーズで、当店では裏面がアルミ加工されているものを取り扱いしております。
最大の特徴はなんといってもアルミ加工の為裏面から透けにくい、ということで、競技的にカードゲームをプレイすることを助けてくれます。
他にも裏面が銀色で光を反射することから、高レアカードを入れたときに映えやすいといったメリットも存在します。

【メリット】裏面から透けにくい、カードやスリーブが映えやすい
【デメリット】両面カードを使用するカードゲームでは使用できない

2.KMC パーフェクトサイズ、サイドインパーフェクト

左側が通常版、右側がサイドイン式、どちらも100枚入り

ハイパーマットなどのスリーブで知られるKMCから発売されているインナースリーブです。
左のものは通常のインナー、右のものは横から入れるインナースリーブになっています。
KMCのものは特筆すべきは値段の安さで、ほかのものと比べて100~200円前後安い傾向があります。

【メリット】とにかく安い
【デメリット】他のインナースリーブと比べて比較的薄く、曲がりやすい

3.KMC パーフェクトハード

KMCシリーズはパッケージが似ているので注意
こちらはハード(50枚入り)

上述したKMC パーフェクトサイズのハードバージョン。
他のインナースリーブに比べて硬めで、カードを曲がりなどからまもってくれます。

【メリット】スリーブ自体が硬いので、カードの折れなどを多少防ぐことができる
【デメリット】50枚入りなので、カードゲームによっては複数購入が必要になる、ハードでないものと比べて若干分厚い

4.DRAGON SHIELD PERFECT FIT(SMOKE・SIDELOADERS)

かっこいい黒龍が書かれています
100枚入り

待望のDRAGON SHIELDシリーズの横入れインナー。
ここでいうSIDELOADERSは、一般的に日本で用いられている硬質スリーブのローダーを意味しないので注意!

表面はクリア加工、裏面があまり透けないようにスモーク加工(煙かかったように黒くする加工)が施されています。

スタッフの私物より
完全に見えないわけではないけど、見えにくくなる加工、といった感じです。

スリーブ自体の硬さはKMCでいう、パーフェクトサイズよりも固いけどハードほどではない、といった感覚です。

【メリット】スリーブの裏がスモーク加工されているため、透けにくい
【デメリット】他のインナースリーブに比べて高額

競技用スリーブ編

最後にポケモンカードなどの公式スリーブと同じサイズで、主に競技用に使用されるスリーブのご紹介です。
イラスト付きというよりは、無地のものが多いのが特徴です。

1.KMC ハイパーマット 

安い!多い!の代名詞(80枚入り)

KMCが販売している、比較的安価で手に入る競技用スリーブです。
表面はクリア加工、裏面がザラザラのエンボス加工が施されており、またす。
非常に使いやすいですがスリーブの角が折れやすい欠点があり、大会前日に入れ替えたとしても、トーナメント途中に入れ替えが必要なほど摩耗している、なんてこともしばしば。

【メリット】とにかく安い、たくさん枚数が入っている。
【デメリット】スリーブの角が非常に折れやすく、摩耗しやすい

2.KMC ハイパーマット プレミアム

こちらはマット加工
非常にパッケージが似ているので注意

KMCが販売している競技用スリーブで、ハイパーマットの従妹です。
通常のハイパーマットと異なり、表面が艶消しのマット加工が施されています。
そのため通常のものと比べてシャッフルがしやすいといったメリットがあります。

【メリット】他の競技用のスリーブと比べ安い(ハイパーマットとほぼ同価格)、シャッフルがしやすい
【デメリット】本家ハイパーマットと同様、スリーブの角が非常に折れやすい、表面にマット加工がされているためカードイラストやテキストがくぐもって見える

3.DRAGON SHIELD STANDARD シリーズ

色とりどりのドラゴンたち
各色のドラゴンそれぞれに名前があるって知ってました?

担当スタッフイチオシの一品。
元は海外製のスリーブで、近年急速に日本でも普及してきた期待の新鋭です。
特筆すべきは何といっても色の多さで、サンプルだけでもとてつもない量あります。

よりどりみどり
美術の授業でよく使う、色見本みたいですね

名前の通り『ドラゴンの鱗』のように傷に強く、また裂けにくく折れにくいという特性もあります。
また縦幅が一般的な競技用スリーブと比べ長いため、対戦回数を重ねるうちにカードが上に浮いてきてイカサマを疑われる…なんてこともありません。
競技的にカードゲームをプレイする方ならぜひおすすめしたい一品です。

当店で取り扱いしているスタンダードサイズのDRAGON SHIELDは3種類あります。

1.MATTEシリーズ

こちらはMATTEシリーズ

色が一番豊富で、その名の通り裏面がマット加工されています。
また、宝石の名前を冠するドラゴンのスリーブ(例えばPINK DIAMOND、RUBYなどなど)は、裏面にキラキラした細かい粒子が混ぜ込んであるグリッター加工が施されている特徴があります。
そのため同じような色でも裏の加工が異なることがあるので、店頭でサンプルを確認して買うのがおすすめです。

2.DUAL MATTEシリーズ

こちらはDUAL MATTEシリーズ
担当は推しポケモンの名前を冠するGLACIERがお気に入りです。

こちらは裏面の加工はMATTEシリーズと変わらないのですが、スリーブの中が黒色に加工されており、透けにくくなっているシロモノです。
また、最近発売されたばかりのPOWERやSOUL、JUSTICEなどは通常のものと異なり、裏面がラメのようなキラキラとした加工がされているのが特徴です。
MATTEと比べると若干お値段が高く、また種類が若干少ないです。

3.NON-GLAREシリーズ

期待の新入り
左右対称でかわいいね

こちらは最近発売された、表面がノングレア加工(外光の映り込み現象を低減する加工、マットに近い)されているものです。
このシリーズのみ色が少なく、今のところBLACKとCLEARのみです。
お値段はMATTEとDUAL MATTEの中間ぐらいです。

今まで紹介した3種(MATTE、DUAL MATTE、NON-GLARE)を比べてみると…

左からMATTE、DUAL MATTE、NON-GLARE
被写体には某白い悪魔さんにご協力いただきました。

表面は画像ではわかりにくいですが、NON-GLAREのもののみ若干反射が抑えられていることがわかる…でしょうか?
また、色にかかわらずDUAL MATTEのものは内部が黒く加工されているのもわかります。

こちらは裏面。(左からMATTE、DUAL MATTE、NON-GLARE)
MATTEのみ若干裏面のモンスターボールの柄が透けているのがお分かりいただけるでしょうか?

変わって裏面は特に顕著で、MATTEのものとそれ以外のものは透ける度合いが全く異なります。
もちろん色によって透けやすさは変わってきますが、特に透けやすいパステルカラーのスリーブが好きな方はDUAL MATTEがおすすめです。

【メリット】様々な色がある、摩耗に耐えやすい、100枚入り
【デメリット】ほかのものと比べて高価、取扱店舗が限られる

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございます。
いかがだったでしょうか?

今回は当店で取り扱いのあるスリーブをご紹介しましたが、店舗スタッフにはカードゲームの現役競技者が多数在籍していますので、お取り扱いのないスリーブのこともお気軽にご相談いただければ幸いです!
喜んでスリーブ選びのお手伝いをさせていただきます!

また他にも『このスリーブ愛用しているのだけど、入荷できませんか?』といったようなご相談も受け付けております!
ぜひ当noteのコメント欄や当店公式Xなどにご連絡ください!
(場合によってお取り寄せできないこともございます。ご了承ください。)

それでは、今度はお店でもぜひお待ちしております!
ありがとうございました!

担当A

【店舗情報】
ボクらのカードショップ
〒170-0013
東京都豊島区東池袋1丁目2-1 4階
【公式X】https://x.com/bokurano_card
【営業時間】平日14:00~21:00、休日12:00~20:00
【アクセス】JR池袋駅 東口より徒歩2分


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