スタンダードアナライズ!7月第2週号【おとくなけいじばん】
こんにちは!ポケカ担当Amyuです!
さて今週もスタンダードアナライズのお時間です。
まずは当店開催大会の分布から!
ジムバトル分布
7/9~7/15の期間で集計
争奪戦分布
7/9~7/15の期間で集計
海外大会結果
7/9~15の期間、参加者100名以上で限定、オンライン問わず
海外はナイトワンダラー未発売の為微妙に環境が異なります。
7/9 Standard Pumpka Weekly
参加者 171名 優勝 青ロストバレット
7/9 Sunny's Weekly #160
参加者128名 優勝 ルギアVstar
7/9 Deck Out Mondays
参加者195名 優勝 パオジアンex
7/10 💫Reach for the Stars #18 Early Bird!
参加者120名 優勝 ライコポン
7/10 💫Reach for the Stars #19 OPEN!!
参加者100名 優勝 ロストドラパルト
7/11 Late Night Special #3
参加者238名 優勝 カビゴンLO
7/12 Ditto Masquerade #6
参加者155名 優勝 サーナイトex
7/12 Pokémon Battle Park
参加者131名 優勝 サーナイトex
7/14 The Couch TCG July Tournament
参加者113名 優勝 ライコポン
7/15 Pokémon Battle Park
参加者115名 優勝 ミライドンex
7/15 Redacted Masquerade #7
参加者152名 優勝 ミライドンex
環境変遷
さてナイトワンダラー環境も残すところ数時間となったところで、大会分布から読み取れることを考えてみます。
先週までの環境考察はコチラ↓
【ナイトワンダラー環境末期へ】
先週までのレジドラゴVstarの勢いは少し落ち着き、レジドラゴに対して強いとされるデッキタイプの台頭が目立つ結果となりました。
具体的にはサーナイトexをはじめとした『非ex主体で戦うデッキ』や、序盤の難点こそ目立つものの、回ってさえしまえば強力なまくり性能を持つリザードンexのようなデッキの活躍が目覚ましく、分布をみてもかなり上位まで上がってきていることが見て取れます。
この周期は一定で、また前回のような
・リザードンexの台頭
↓
・進化exに対抗するために環境の高速化(たねexや、レジドラゴVstarなどの軽量進化ながら高速デッキの台頭)
↓
・サーナイトexのような高速デッキにめっぽう強いデッキの台頭
↓
・リザードンexの台頭(はじめへもどる)
のループを繰り返すと考えられます。
今後もワールドチャンピオンシップス2024(WCS2024)まで開催のある、世界レギュレーションの大会動向にも注目です。
【ステラミラクル環境のはじまりへ】
さていよいよ、大型エキスパンション『ステラミラクル』が発売されます。
個人的に環境を変えうると考えられる注目カードは3種類。
1.ブライア
相手のサイドが2枚の時しか使えず、かつ『テラスタルのポケモン』が『相手バトルポケモン』を『ワザのダメージ』で気絶させなければならないため比較的難易度の高い制約効果がつきますが、その分効果も強力でサイド取得枚数が1枚増えます。
主に採用が見込まれるのはリザードンexや後述するテラパゴスexなどの『テラスタルポケモンが主軸』のデッキで、特にリザードンexのデッキは『ナイトワンダラー』で出た、気絶する代わりにまとまったダメカンを載せることのできる特性『カースドボム』をもつヨノワールラインの採用がデフォルト化しつつあるため、サイド2枚の時にしか使えない制約も簡単に突破できるでしょう。
またこの使用条件こそ難しいものの一度突破してしまえば、サイド取得枚数+1の効果へは残りサイド枚数は関与しないため、たとえサイド残り枚数が4枚だったとしても
・サポート『ブライア』を使用
↓
・ヨノワールの特性『カースドボム』で相手のHP130以下のポケモンを気絶
↓
・グッズ『カウンターキャッチャー』で相手の複数サイドをとれるポケモンをバトル場に呼び出し
↓
・リザードンexのワザ『バーニングダーク』330ダメージでサイド3枚取得して勝利
なんてこともできてしまいます。
今後のプレイで注意することは、
・ブライアを使う側は相手に極力サイドを奇数枚にずらされないようにする
・ブライアを使われる側は極力サイド2枚にせず、2枚になるときは極力サイド複数枚数取られるポケモンは置かないようにする or 相手にヨノワールラインが入っていることがわかったら、極力HP130で気絶するポケモンを置かない
ことが必要になってきます。
2.テラパゴスex(ゼロの大空洞)
いわずと知れた今回のパックの目玉カード。
今弾だけでもサポートカードが非常に多く、
左から展開補助、耐久、サーチ、エネルギー供給など、ほぼすべての要素を手に入れました。(ACE SPECの『きらめく結晶』も含む)
また一撃で倒されなければ豊富な回復手段(『チェレンの気配り』『ボタン』『フトゥー博士のシナリオ』)で逃げられてしまうため、生半可なダメージしか出せないデッキは非常にきついでしょう。
欠点はダメージの上限があまり高くないことで、高耐久ポケモンに対しては若干の不利を取る可能性がある、ということです。
また『ゼロの大空洞』を剝がされながら手札干渉されると、複数要因を一気に揃えなくてはならない(『ゼロの大洞窟』を貼る+ベンチにポケモンを並べるetc…)ため、このシステムを使用する or 使用されるときには注意するようにしましょう。
3.ヨルノズクラインとテラスタルポケモンサポート
ヨルノズクは盤面にテラスタルのポケモンがいることが条件にはなりますが、山札から『トレーナーズ』を2枚まで持ってこれる非常に強力な特性『ほうせきさがし』を持ちます。
また今弾収録のサポート『アカマツ』やACE SPEC『きらめく結晶』を使えば3色のエネルギーまでなら一瞬で用意できるため、同弾収録のステラタイプを持つテラスタルポケモンたちや、ドラパルトexやゲッコウガexをはじめとする『複数枚数 or 複数色のエネルギーが必要なテラスタルポケモン』も一気に使いやすくなり、これらもすべてトレーナーズであることから先述のヨルノズクで集めることができるようになります。
これにより新たなデッキアーキタイプが複数生まれることが予想され、また意図しない盤面でいきなりキラーカード(弱点やその他要因でデッキのメタとなりうるようなカード)が1ターンで準備される、なんてことも起こりえます。
今まで以上に『現在のスタンダードレギュレーションで使えるカードは何があるのか』の知識が試されそうですね。
どんなデッキが生まれるのか、担当もワクワクが止まりません!
終わりに
チャンピオンシップシリーズ2025への足掛けとなるイベント『スクランブルバトル静岡 CL2025 東京プレ大会』の開催も決まり、一気に2025年シーズンの競技シーンへと加速していくポケモンカード。
瞬きをするような合間に一気に過ぎ去ってしまう環境を見逃さないようにしましょう!
また当店は発売日当日7/19は朝7時OPEN!
環境を変えうるカードたちを少しでも早く手に入れたい方々!
ぜひお待ちしております!
当店では様々なデッキ販売に加え、販売デッキのオーダーメイドや構築の相談なども受け付けております!
それではまた、次の環境でお会いしましょう!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
Amyu
【店舗情報】
ボクらのカードショップ
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