夏だワークショップだ!【part4】脚本家・私道さんと俳優・沢栁さんの「演じるってなんだ?ごっこ遊びWS」
8月13日、王滝村公民館の体育室で脚本家の私道かぴさんと俳優の沢栁優大さんが演劇ワークショップを開催しました。
まず準備運動に「木曽節」「チョイナ節」など盆踊りの練習を30分やりました。
休憩後、参加者で4〜5人のグループを作ります。
グループ内でさらに2人1組になり好きな食べ物について自己紹介。双方の好きな食べ物についてしっかり聞き出したあと、グループ内で、相手のエピソードの主語を「私は」と置き換え、自分事のように発表しました。
この、相手の話を自分の話のように語る過程では、一次情報の誇張や削除など編集作業が自然となされ、「演じる」や「演出する」ことがどういうことなのかを体験することができました。
次に、再び同じグループで、「身体感覚言いかえワーク」をしました。
「寒い」「眠い」「火照る」「幸福感」など、引いたカードに書かれたさまざまな感覚を、その単語を使わずに自分の言葉で表現、説明し、当て合うものです。
その感覚はどういう状況で感じるのか、どのような色をしているのか、どのような印象を持っているかなど言い換え方にはさまざまな個性が表れました。
たとえば、「くさい」を「友人が料理しているとき」に感じる、とか…
「くさい」は悪臭に対して使われることが多いが、おいしそうという意味もあるのかな。
また、小説を朗読するかのような物語調や、ドラマのヒロインになりきったセリフでの状況説明はみんなを虜にしました。
当てられそうで当てられないラインを見定め言い換え方を考えるのも、言い換えられた感覚はなんという名前なのかを当てるのにも、とっても頭を使いました。
老若男女が協同でき、盆踊り並みの結束効果が感じられました。
文責:シエイナ
〈長野県地域発元気づくり支援金補助事業〉
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