「フリーお汁粉で交流しよう大作戦!」
本人曰く、
「ただ、お汁粉を配っただけ。もはや私、喋ってただけでもある(笑)」
そんな、小田 望実さん(金沢大学 当時1年)のプリンについて、レポートを書いて頂きました!!
1. その始まり。
2019年10月中旬。東京一人旅。
目的は、加奈子さんが「小田ちゃん、こんなん興味ありそう」と言って教えてくださった「国立家」の方々に、お話を伺ってみること。
私は人と人の繋がりに興味があって、誰かと誰かがつながるきっかけを作りたいという想いがあります。
でも、自分に何ができるのだろう。
何かするって、めちゃくちゃハードル高くないか。
そんな考えの方が、強かった。
東京で、コーヒーネイターなる人と出会いました。
この方との出会いが自分にとっては衝撃で。
コーヒーを入れる。そして配る。
ただそれだけのことなのに、人の交流が生まれる。それが面白い。
このお話を聞いて、人を繋げるって、なんかもっと大がかりなことしないと行けないんじゃないかって思い込んでた私は、
「え、それくらいなら自分でもできるんじゃないか」
って思ったんです。
金沢に戻って、加奈子さんに「行ってきました!」って報告と、「私もこんなのやってみたいって思った!」って伝えたところ、作戦会議が始まりました。
2. なんかいろいろあっさりクリア(笑)
多分、みんな好きやし(偏見)、時期的にもちょうどいいから「お汁粉」配りたい!公園とかで勝手にやってみるんじゃなくて、どこかで場所を借りてやってみよう!ということになり、それなりの企画書っぽいものをちゃんと作って、場所の候補として加奈子さんが紹介してくださった「シェア金沢」さんに、アポ取りをしました。
得体の知れない大学生からの申し出をあっさりと受け入れてくださり、大変驚きました。飲食に関わることなので、保険所にも電話。「あ、そういうことあればこういう点に注意していただいて~」と、あっさり承諾。拍子抜けしました。笑
シェア金沢の方と実際にお話をして当日の確認をしたり、お家で試作をしたり、不安もあったけど、「楽しみ!」という気持ちが一番でした。
「私、今度お汁粉配るねん」
「は?」
って会話を何回友達としたことか。笑
3. いろんな人が来てくれた!手伝ってくれた!
迎えた当日。実はどんな感じになるのかイメージわいてないままでした。笑
自分一人でやる気満々だったんですが、なんと3人も助っ人が。
スペースをお借りしていたお店の店番担当だったおばさんとたまたま研修で来ていた京都の大学生の方、そして、「は?」って言ってたお友達(笑)
事前にチラシをお渡しして、配布や告知をしてくださっていたお陰もあり、開始時間になってしばらくして、たくさんの方が集まってくださいました。
「あら!女の子が企画してくれたの!てっきり男の子が考えたんだと思ってたわ」
「大学生の子からこんなことしてくれるなんて、嬉しい」
そんなお言葉をかけていただきました。
「あなた交流しにきたんでしょう。いいからみんなとお話することに専念しなさい」と、途中からお喋り専門員になったのですが(笑)、好きなカードについてたくさん紹介してくれる方がいたり、ご自身の今までの人生経験からいろいろなアドバイスをくださったり、ほんとうにためになりました。
4. まずは、言ってみることが大事。
この経験から学んだこと。
「行動に移してみたら、案外なんとかなる!笑」
行動してみるに至った背景として、東京で出会った方に「とりあえず行動に移してみたらいいよ。あとは勝手に付いてくるから」というアドバイスをいただいていたのですが、ほんとにその通りだった。笑
でも、そもそも行動に移す前に、口に出してみることってめちゃくちゃ大事だと思ったんです。
頭の中で考えてるだけだと、私がどんな想いを持ってるかって絶対誰にも伝わらないし、わかんない。口に出してみたら、「え、じゃあこんなのあるけど、どう?」とか、「それ私もおもってた!」って人に出会える可能性が上がります。(実際、「やりたい」って言ってからの物事の進み具合順調過ぎてびびった。笑)
だから私はこれからも、自分の想いをどんどん口に出して、やってみたいと思った事は飛び込んでみようと思っています。
あと、言ってみたときに、「いいじゃん!やっちゃえ!笑」って背中を押してくれる方の存在も大事。「やってみたい!」って言ったときに、「そんなんやって何になるん?」とかって言われてしまっていたら、多分、これ実行してなかったです。
背中を押してくれた方々、快く受け入れて手伝ってくださった方々、本当にありがとうございました。
金沢大学 人間社会学域 地域創造学類(当時1年):小田 望実