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やるときはヤル!

・「やればできる!」

 よく聞くことばだと思いますが、…これはどのような意味なのでしょう。改めて考えてみましょう。この言葉は、結局のところ、今できていないことに対してその可能性を言っているのです。そう言われれば、その通りでしょう。それは当たり前のこととも言えます。数学的に考えてみましょう。それは、この裏を考えてみればわかります。「やらないからできない」と…そう、「やらないからできない」これは真ですね。やらなければできません。だからと言って、「やればできる」ということが真になるとは限りません。しかし、「やらなければできる」ことはありません。できるかどうかはどこで決まるのか、そこは「自分を信じて続けられるかどうか」にかかってきます。ただ、ぼくは綺麗事を言うつもりはありません。

・ヒトはみんなちがう…そこを理解したうえで…

 ぼくは、人は、みんな持っている能力が異なっていると捉えています。それは当然ですよね。身長だって、顔だって、何かの好みだって、何に関しても、違いがあるではないですか。これと同様、誰にも適性(の強さ)というものはあります。それでも、努力や習慣によって、その「適性」をある程度(モノによっては劇的に)動かすことが可能でしょう。それができると信じることができるかどうかが重要です。信じることができなければ、それを理由に「何もしない」だから何も変わらないで「できない」状況が続くことになります。
 さらに、このような努力が、比較的効果が出やすい時期とそうでない時期があります。それは皆さんもなんとなく気付いている通り、この中学生(あるいは高校2年生くらいまで)の時期が適切であると考えられます。この重要な発達可能な時期を上手に使って欲しいと強く願っています。

・「今はやるときではない」…と感じていたら?

 では、「まだやるときではない」と感じているひとはどうなんでしょうか。そういうときは、何をやっても効率が悪いということは否定できないと感じます。それでは、「やらなくていいということになるのか」と思うと、実はそうではない!ということをお伝えしなければいけないわけです。
それは、人生経験の少ないうちにはわからないことかもしれません。それでも、何かしらのスポーツや音楽芸術系のことなどで、競技や発表をしたことがあれば、思い付くのではないでしょうか。そう、「あの努力、あの練習が…あのとき役に立った」と。
このような経験のない人は、あなたのことを親身に考えてくれる人生経験のある信頼できる人をみつけて、その人の言葉を信じてみて欲しいと思います。本を読んでそこにいる人の人生経験を踏襲してもいいと思います。

・今やっていることは必ず後で「活きてくる」

 「今やっていること」「今やっていないこと」…これらが積み重なって、後の人生で「生きてくる」のが当に人生そのものなのです。今気づいていないことでも、後になって「やっておけばよかった」と思うことはよくあることです。ぼく個人的には、結構いろいろなことに手を出し挑戦してきた方だとは思うものの、それでも、やらなければよかったと思うことはほとんどなく、もっとやっておけばよかったと感じることはたくさんあります。
 いま、やらなければいけないと感じることやできることを、できるだけ多くやっておくことをお奨めします。それが後になって生きることとなるででょう。そして、その習慣こそが、「やるときはヤル」という自分の積極的な動きを進める原動力となるでしょう。そう、そして、そのどんどん挑戦し続ける姿勢こそがてきぱきと「切り替える」ことができ「やるときはヤル」姿勢を育み続けることとなるでしょう。
 ぼくは、学校生活、特に授業時間を通して、皆さんが成長していくことを願っています。

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