『旅』のこと④
二十歳ちょっとの時に、
NYから旅行で西ヨーロッパを一か月くらい電車でまわりました。
NY経由でイギリス入りして、アイルランド、フランス、オランダ、スイス、イタリア、スペインと。
バックバックを背負い、ユーレイルパスチケット(指定期間とエリアは乗り放題)と赤い時刻表(トーマスクック)をみながら、国から国へ気ままに移動をした。
子供の時から行きたかったネス湖。
あとスイスの名峰とアンネフランクの家、ミラノ、サグラダファミリアと…なんだこれ統一感がないねwww
いろんな国のバックパッカーと知り合い情報交換して行き先もきめたり、アテもなく移動をして毎日忙しくも充実してた…。
その国に着いたら常備パンと水を買い鞄に詰め込む。移動が多いから国と国に繋がるセントラル駅の地面や公園で野宿ばかり。
NYに比べると「死」への肌感覚がゆるくてビックリしました。
EUのバックパッカーたちは電車旅行は特別ではなく普通なので、旅人用のシステムが整備されていてびっくり。どこのセントラル駅も旅人対応にシャワー、荷物預かり、散髪やらのサービスが充実し快適。デカいバックパックは乗継駅に預けたりと、旅をどうやって身軽に行き来する術も身につけたのもこの時からだと思う。
現地では学生たちや女性も一人でデカいリュックも背負って旅をする姿をみて、心身ともたくましくて強いなと思った…若い時からいろいろな国を当たり前に行き来する彼ら。隣国の言語も使い分けする彼らと…島国の僕ら。
フランスは安いパンや総菜でさえも美味しくてびっくりしたなぁ。スイスのユングフラウの雄大さ、イタリヤやスペインのノリはとても好き。特にスペインはみんな優しくて大好きだった。ヨーロッパはイギリス、中心都市以外は英語が通じなかったけど辞書片手になんとかなった。
たくさんの日本人バックパッカーとも知り合いました。
国境税関での日本人パスポートはめちゃくちゃ有利でスイスイでびっくりしたなぁ。
お金がない旅行もその時しかできない…体力的にもねw
それから社会人になってフランスとイタリアには何度か旅行で行きました。…住みたいスペインには行けてないなぁ、バスクやポルトガル…モロッコも行きたいな、住みたいなという夢もいまだ叶わない。
思い返すと、この怪しい日本人に、ご馳走してくれたり泊めてくれたりとみんな優しくしてくれたな。
旅をすると知らぬ間に色々なストックができていて、結構使えることがたくさんでてくる気がする。特に文化や言語が違う、ちょい不便なところでみることは知らぬ間にインプットとアップデートされていく感覚…頭では情報を知っている気になるけど、肌…五感で吸収することの違いとおいしさに思い知らせました。若い時なんかには絶対に行くべきだなと思います。
僕も、またどっかでフラッと行きたいですね。
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