y=sinx, y=a
「今、すごく上手くいってて逆に怖いんだよ。」
…というと?
「上手くいきすぎてて、あるとき相手の嫌いなところに気づいて冷めたらと思うと怖くて、だから今お互いの嫌いなところを見つけようキャンペーンをしてるんだ。蛙化現象、なんて言葉もあるしね。」
(*ここで言う蛙化、とは「ふとした仕草や言動で相手に幻滅すること」みたいな最近流行りの意味合いで使っています)
…で、嫌いなところは見つかった?
「いや、それが見つかってないんだ。」
…お互いに?
「そう、お互いに。時々やらかしたりしてるんだけどね。」
「で、ある時一気に冷めるのが怖いから、感情以外で繋ぎ止められる何かがないかなって思っちゃうんだ。例えば一緒に住んでるとか。そうしたら一回冷めてもまた思い直す時間ができるでしょ。」
(一部編集しています)
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なるほど…。
難しいですねえ。。
ちなみに、私はこう答えました。
ーー私が時々思うのは、恋みたいな波のある熱量じゃなくて、その人を大切に思う静かで普遍的な思いがあったら安心できるなってこと(このとき、左手でy=sinx とy=a(x軸と並行な直線)のジェスチャーしてました)。
めっちゃ好きだっていう、恋みたいな感情(y=sinx)は冷めちゃうこともあるけど、家族だとか幼馴染だとか、それこそここのみんなとか、私は結構大事に思っていて。それは、別に会わなくても喧嘩しても、やっぱり大切なんだよね。だから、冷めもする恋以外に、変わらず大切だっていう気持ち(y=a)があったら(私自身の気持ちに対して)安心できるなって思うし、相手にも同じような気持ちがあればいいなって思うよ。
だから、一緒に暮らすとか、物理的なのも確かにそうだけど、私は変わらない大切な気持ち(親愛?)があると安心するかも。ーー
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普段なら、それを結晶、みたいに言うこともあります。愛、の字を使って◯◯おしい、と表現することもあります。湯気みたいに穏やかに立ちのぼる温かさ、と言い換えることもできます。誰かと共有した時間や言葉、空間が積み重なって、いつしか振り返った時に確かな親愛としてそこにあったなら、とても嬉しいし安心できそうだなって、そんなふうに思っているのよ。
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みんな青春してるのかもねえ。。僕はそっと応援してます、不器用に生きるなかに"これを見ないふりしたら後悔する"っていう出会いがあったなら、それは大事にしたほうがいいわ。
日々暑いので水分補給だとか適度な冷房だとか、皆様体調にはお気をつけくださいね。