イェーガーのクンフーを観せてくれ 映画感想文 「パシフィック・リム: アップライジング」
「パシフィック・リム: アップライジング」ってあるじゃない。
映画の。見たから感想書く。
下記の作品ネタバレ注意
「パシフィック・リム」「パシフィック・リム: アップライジング」
マックス・チャンがんばれ
今作、司令官役でマックス・チャンが出てるじゃないですか。
マックス・チャンは「今世界で最も美しいクンフーアクション」ができる人なんですよ。
この動画見てください。
凄いでしょ?
だから今回もマックス・チャンがイェーガーに乗って、クンフーでKAIJYUを倒すと思うじゃないですか。
でもアクションしないの。なんでよ?
イェーガーがクンフーでKAIJYU倒したらめっちゃカッコいいじゃないですか。
「クゥロン・フィスト」みたいな名前で、漢字が書いてあるイエーガーに乗って。
絶対見たいですよそれ。超見たい。
なんならドニー・イェン兄貴が参戦しても可。
仲間との交流不足
パイロット候補生の仲間がいるじゃないですか。
彼らの交流もいまいちうまく描いてない。
もっとこう同じ釜の飯を食うとか、一緒に泣いて笑う場面とか、仲直りするシーンとかを見たい。
この人とこの人は動きが早いからこの機体に乗れ、とかもあっていいじゃない。
せめてパイロットスーツは色分けしてくれ。
かっこつけよう
多分あんまり制作陣がメカフェチじゃないんでしょうね。
どうもバシッと決まったシーンがない。
ロケットで発進するシーンもギャグ演出みたいにしちゃってる。
もっとイェーガーのかっこよさを信じてくれ。
発進シーンはとにかくかっこよくなくちゃ。
未熟だった候補生たちが、絶望的な状況の中「ブレーサー出ます!」とか言って決意に満ちた表情でイエーガーを発進させる。
そこは外しちゃだめです。
💯の前作とデル・トロ スピリット
前作の「パシフィック・リム」がほぼ百点だったんですよ。
二作目難しいのはわかる。わかるんだけど、すごく惜しい。
東京の破壊シーンも「シン・ゴジラ」を観た後だと物足りない。
前作の監督、ギレルモ・デル・トロはお台場の実物大ガンダムを観たときに、あまりの畏怖と敬意から、思わず拝んじゃうような人なんです。
そのぐらい巨大ロボへの熱い想いをもって作られたものが観たい。
もしなんかアイデアが必要なら、ぼくも考えるからさ。
しーゆー