独女の言い草。
生き安くもあり生き辛くもある、それが独身女子。
この世の中は独り身でいると好奇の目で見られたり勝手に負け犬のように扱われる。言っておくが全然負けてないしずーっと戦い続けてきたから武器は揃いに揃っている(はずだ)おまけに自分で言うのもなんだがいろんな経験を踏んだ上に価値観も視野も広くて割と寛大ではある(つもり)
ちょっと無駄にアピールをしてみよう
20代前半の頃、私はこのままこの彼と一緒になって普通に結婚して普通に家庭を持って普通に母になるんだと思った。
しかし人生そう上手くはいかない。
周りからは絶対に良い奥さんになって良いお母さんになりそうと言われ続けてどのくらいの年月が経ったのだろう…
この世の中は全く儘ならない。
歳を重ねる毎に臆病にもなるものだ。自分から好きになっても自信も無ければ勇気も無く…
好きになると嫌われたくないその一心でそれ以上でも以下でも無い関係で平行線のまま。
よって進歩も変化も無し。
まず、誰かを好きになると理性的でいられなくなる自分が嫌いだ。恥ずかしい。嫌になる。ナイスワークのジミー母の台詞が胸に突き刺さる。
恋愛ってそんなに難しいことだったか?歳を重ねる毎に考えなくてもよいことまでも考えてしまう。仕事量は若い時よりも増えて毎日忙しく、たくさんの人と会う故にプライベートは人と会うのが億劫になる。
その上に多趣味だ。しかも私の趣味には男性と出会う隙など無い。基本一人での世界だ。
一人で黙々と歌うか黙々と書き物をしているか黙々と食べているか…
はたまた黙々と宝塚歌劇を観ている。
え、完全に終わってるじゃん。
カード揃い過ぎて独女の鑑みたいになってるな…
しかしそれを楽しんでいる。無茶苦茶楽しんでいる。この楽しみを手放したくない。手放すにはそれだけのメリットが無ければいけない。メリットデメリットなんて考えること自体おかしいと母親に怒られたけれど早くになんとなくでトントンと結婚出来たこの人には私の感情なんて到底理解できないだろうと牙を剥き出してしまう自分もまた嫌になる。
かと言って結婚反対派や男性に対しての愚痴ばかりを漏らす同じ独身女子たちの意見を聞いてもそうじゃないなぁ…となり…
結婚した友人が結婚はいいよ。子供は可愛いよ。と言ってくるのもあまり好きではない。マウント合戦みたいなのが苦手である。
最近だと職場で離婚を経験したお姉様方がどっちでもいいよ。私もすっかり同じ独身だわ!って言ってくれるのが一番気が楽だったりする。
本当にどっちでもいいのだ。
自分でもよくわからない。したいのかしたくないのかも。しかししたいならそんなこと言ってたら出来ない。動かないと。だから結局〝できない〟わけだ。
ただ最近先の人生を考えた時の不安を思うとパートナーは必要かもしれないと思い始めたりもする。身元保証人となる人間は必要だ。
…とは言っても誰でもいいわけではないし私も相手も合致しなければ契約は交わされない。もはやこの遅くの結婚とは互いの面倒を見合う契約なのか…。
綺麗事とかはあまり好きではないし大人になると損得ばかり考えてしまうし、我慢しないといけないこともたくさんあるだろうし、結婚していない自分に貼られた負のレッテルを脱却したいだけなのかもしれないしそうでないかもしれないし…それでも〝家庭〟や〝子供〟という逃げ場が無い自分はとにかく働くことしかできないしそれもそれで心身共に疲労が溜まる…
とにかく頭の中はいつもグチャグチャ混乱している。
それでも一周二周回って毎日元気に健康に生きて働いて稼いでいるだけでも社会に貢献してるし
ま、いっか。
になるから自分て結局自分に甘い。
どうなるんだろ私、どうするんだろ私、