夢はタカラジェンヌでした。
この決まり文句はヅカヲタあるあるですよね?
皆様はどんなタカラジェンヌになることを夢見ていましたか?
格好良い男役になって女の子からキャァキャァ言われたかった、輪っかのドレスを着たかった、ドライアイスの中でデュエダンしたかった…もう夢は広がる一方です。
私は背が低く昔から可愛いメルヘンなものが大好きなため、
絶対に娘役になりたかったです。
毎日毎日ひたすらに宝塚のビデオを見て夢を見てとにかく可愛い娘役になりたくて髪を娘役さんのようにアレンジして学校に通っていました。
気分はすっかり娘役。
学校のヅカヲタ友達とも毎日手紙交換をする日々。〇〇ちゃんには〇〇さんが相手役で〇〇の役をやってほしい。そんな妄想手紙を授業中に書いては送り合っていました。そのやりとりが楽しくて楽しくて仕方が無かった。しかしある時…
なにかがおかしい…と気付き始めた。
その友人の手紙に書いてある妄想配役は大体友人はプリンセスで私はプリンセスではない。
友人は可愛いアイドルのような子でいわゆる無自覚のプリンセスキャラだったので嫌味も全く無くまぁ仕方がないと思いそれでも楽しかったのでそのことに関しては何も気にしていなかった。
いや、もしかしたら意図的にスルーしていたのかもしれない。
そんなことより私は幸せ能天気でしたので若手路線の男役さんと自分の年齢差などを授業中に勝手に計算しては
霧矢さんか音月さんの相手役を目指して頑張ろう!!!
と非常にお花畑な夢物語を企てていました。霧矢さんとME AND MY GIRLで鐘が鳴ってウェディングドレスを着て同時退団までも妄想していた。
なんと図々しい…
まぁ、妄想は自由ですからね。
しかし残酷な大人たちは私の夢をぶち壊していくわけですよ。
やっぱりぴーちゃんは風共ならスカーレットじゃなくてマミーかプリシーがぴったりだと思うのよ。
ヅカヲタの叔母さまは〝可愛い娘役〟になりたい私にマミーかプリシーの2択しか与えなかった。
私にプリンセスの選択肢は無かったのだ。
これはまさに友人の手紙と同じではないか…。
少女時代に植え付けられてしまった非プリンセスキャラ設定。
仕方がない。思い返せば幼少期から女の子がみんなプリンセスに立候補するから私は魔女役を立候補していた。お母さんごっこなんてお母さんごっこなのにみんな〝お姉さん〟がやりたいから私はお母さんをやっていた。
そりゃぁマミーは適役である。
更には〝声〟である。エトワールのような美しい綺麗な声が出したいのに全然出ない。女の子なら誰でもみんな可愛い声で歌えるはずなのになぜ?!そのかわり何故か小学生の頃から男役のドスの効いた声が出る。逆にみんなが私の声に驚く。なぜそんな声が出せるの?って。
どこまでもプリンセスになれない少女だった。
それでも私はプリンセスに憧れていたんだきっと…
だから幼少期に抑えていた趣向が爆発して可愛い花柄ワンピースばっかり買い漁る大人になってしまった。
『ふんわりした可愛い洋服は太って見えるし似合わないからやめなさい。』
と母親に厳しく言われて育った故に今その反動が凄まじいことになっている。
よって大人になった自分は多方面においてカオスな人材に仕上がってしまった。
さて話の内容もカオスになってきました(安定)
そうそう!タカラジェンヌになったらやってみたかったことその1は〝歌劇〟のえと文!
えと文を書いてみたかったのと編集のお姉さんにせかされて慌ててみんなからネタ集めてギリギリに滑り込んで公演後に原稿渡すとかやってみたかった(細かすぎる夢)
その2はエトワール。舞台の真ん中に立ち静寂を掻き集めてから歌い出すあの神々しさ。公演の終わりの始まりを告げる女神。永遠の憧れである。
出雲綾さん、美々杏里さん、美穂圭子さんはエトワール三貴神でしたね。
私個人的には月影瞳さんのエトワールが大好きで憧れておりました!!!
その3は入り出待ちされてみたかった!!!笑
日比谷の真ん中でみんなが息を潜めて座っている真ん中を通るのってどんな気持ちなんだろう…緊張するんだろうな…御手紙貰えるのとか羨ましいなぁ…最後に振り返りバイバイなんかしちゃってね。
夢を語るのは自由で楽しいですね。
いいんですよ。だって、
大人になると夢を語ることなんて無くなりますから。
れいちゃんの相手役になりたい!まどかちゃんになりたい!キラになりたい!
なんて1㎜も思わなくなりますから。
そりゃそうだ。
れいちゃんとまどかちゃんが2人でイチャイチャしているのを蚊帳の外から一生眺めて拝んでいたいただそれだけなのである。
そのくせ柚香さんに捨てられるオンナになりたいとかほざいてるんですけどね!
私も大人になってしまったんだな…まともになったんだな…(まとも?)良かった良かったと感じる日々でございます。
一体何を書きたかったのでしょうか?全く以ってゴールの見えない記事になってしまいました。
ま、辿り着いた場所がゴールですのでこれで良しとしましょう!強制終了!
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