頭痛を市販の痛み止めに頼って居ませんか?その選択。危険です。
この記事は頭痛の原因が不明な方向けに。
天気が崩れると頭が痛い。
そんな時には常備してあるバファリンやロキソニンを飲むと痛みが収まる。。。
ような気がするけど、「なんか最近、全く薬が効かない」気がする。
その体の感覚は正しく
人によって、ここから2パターンに別れます。
効かないから薬の量を増やす
病院を受診する。
私は2を強く勧めます。
その理由は頭痛の痛みが発生する原因と、痛み止めの薬が効いている要因がが全く違うから。
まず、あなたが1を選択した場合。
大量の薬を飲まないと頭痛が収まらない危険な状態に陥ります。
これは体が薬物依存に陥っている状態で、薬が効いているのではなく、薬を飲まないと頭痛が発生する状態になります。
こうなる前に、早めの頭痛外来(脳神経外科)の受診をおすすめします。
理由は痛みの根本的な原因特定が絶対に必要だから。
頭痛の原因は数え切れないほどあり、脳腫瘍や癌、様々な重篤な病気が原因をして隠れている可能性があるからです。
それはCTやMRIを撮って初めて分かること。
その原因が重篤ではなく、偏頭痛や群発頭痛だったとしても(これも重症ですが・・・)ロキソニンやバファリンは効きません。
何故かというと、痛みの発生メカニズムと痛みを抑えるメカニズムが異なるから。
片頭痛や群発頭痛は怪我や表皮の刺激の痛みではなく、かんたんに纏めると三叉神経周辺の炎症が原因で起こるから。
ロキソニンやバファリンはイブプロフェンが発生した後の痛みの原因物質を抑えるのと違い、
偏頭痛治療薬はトリプタンという成分が痛みの発生する前の原因となる血管収縮と炎症を抑えて、痛みの根本的な原因に作用して症状の改善を目指します。
次回は、実際に片頭痛で悩む私が、病院で処方された薬の効果と経験をお話します。