大自然しんちゃんのダメ出し
今日は無限大ホールの出番だった。
先日、電脳ナポリで下ろしたネタをする日だった。
電脳ナポリのネタの時は信頼できる後輩や先輩に声をかけ、
ネタを見てもらい、アドバイスをもらうようにしている。
今回は私たちのネタの前が大自然だったので、しんちゃんに見てもらうことにした。
ネタは「地元の友達と久しぶりに会う芸人」だ。
面白くないと言われてきた芸人が、学生の頃、面白かったやつに再会する。社会人の旧友は、面白かった頃の見るかげもなく、面白く無くなっている。そのことにショックを受けて、ボソボソと旧友が面白く無くなったことを吐露していく。
終わりにしんちゃんがアドバイスをくれた。
「ナポリさん、このネタは攻撃的すぎます。お客さんはほとんど社会人なので、社会人が何一つ面白くないように見えます。あれは社会人の方は笑うと言うより悔しく感じると思います」
確かにそうだ。私もこのネタに関しては攻撃的に書いた。
なぜ、攻撃的に書いたかというと、
オチで、その旧友はワザとつまらない話をし、ワザと友の言葉で笑ってあげ、芸人の友達に自信をつけさせるためだったと言うのがオチだからだ。
売れない心の狭い芸人よりも寛大で慈悲深いの社会人の方が実はすごいんじゃないの?
というメッセージも込められている。
それがしたいので、芸人役の言葉は攻撃的な方がいいかと思っていた。
しんちゃんにもそれを説明した。
しんちゃんは、
「それ含めて、取り返せてないです』と言った。
確かになぁ。
ネタの最初に自分の生活とか馬鹿にされたら、後半なんて聞いてくれへんもんなぁ。
的を得ているだけに笑ってしまった。
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