満を持してラーメン好きな私の話
私はラーメンが好きだ。
かと言って、「週7で食べます」とか「年間500食ラーメン食べます」とかの、評論家や本を出版するような方みたいなレベルでは全然なく、何なら2ヶ月くらいラーメンを食べないこともある。
そしてテレビに出るようなラーメン評論家みたいに博識なわけでもない。
専門的な知識なんてほぼ無い。
ただ、私は味噌、塩、醤油、細麺から太麺、あっさりからこってり、魚介、鶏ガラ、とんこつ、つけ麺やあぶらそば等、あらゆる種類のラーメンがほぼ同じテンションで好きだ。
なので一般的によく言う「俺、こってりダメなんだよねー」とか「アタシ塩しか頼まないのー」などと言う "好みがはっきりした人" とはちょっと違う。
とにかくラーメンなら何でも好きなのだ。
2年程前から、せっかくなので色んなお店で食べてみようと思い "ラーメン日記" なる物を書き始めた。
と言っても場所、店名、種類。これだけだ。細かい評価なんて書かない。何故なら私のラーメンに対する評価は、
「美味しい」と「すごく美味しい」の2つしかないのだ(笑
これでは評論家になんてなれない。だって何食べても美味しいんだもの。
ただ、それぞれ味の違いや傾向、特徴なんかはちゃんと分かっているので、これはこれで役に立つもので、友達とか知り合いに「美味しいラーメン屋さん教えて」と言われれば、その人の細かい好みを聞いた上でピッタリのラーメン屋さんを紹介出来るのが、なかなか便利だと思う。
ラーメンもカレーも、何なら食べ物全般、所詮は「好みの問題」なので、みんなが美味しいからって自分が食べて必ずしも美味しい訳でもない。逆もまた然り。
なので、私は友達や知り合いの食べ物の好みをなるべく覚えるようにしている。自分と同じような食べ物の好みなら、その人が「美味しい」と言った食べ物なら自分が食べても大体美味しいし、好みの違う知り合いが「あそこの店やめた方がいいよ!」と言っても信用せず進んでお店に行ける。
元々ラーメン好きになったきっかけは、20年以上前だが友達に連れていってもらった渋谷の「唐そば」と言う博多とんこつラーメン屋さんに行ったことだ。
それまではベーシックな醤油ラーメンや北海道出身故の札幌味噌ラーメンしか食べたことのなかった私は、初めて食べたとんこつベースのスープと細いストレート麺にものすごい衝撃を受けた。
ラーメンって、こんなに美味しかったっけ…と、自分のラーメンに対する価値観が180度変わってしまったのだ。
それまではラーメンと言えば「何でもいいからとりあえず」とか「今日はラーメンよ」だからラーメン、などと、その程度だったのに、それ以降ラーメンは、
"わざわざ食べに行くもの"
になってしまった。
一度好きになってしまうと、不思議なもので色々な種類のラーメンを追求し食べ歩いているうちに何を食べても美味しく感じる口になってしまった(笑
バイクでツーリングするのも趣味なので、自然とラーメンとセットになる。バイクで走った先にあるご当地のラーメン屋さんに入るのも楽しみだ。
有名店に行くのも好きだし、お店の雰囲気で入ったりするのも楽しい。
特に今は空前のラーメンブームが落ち着いて完全に国民食になったので、大体どこのお店に行っても美味しい。
なんて素敵な世の中だろう。
あぁ、ラーメン食べたい。
世の中コロナ禍で相変わらず自由に出歩いたりすることがなかなか出来ずにいる。しかし飲食店はきちんと感染対策を取り営業をしている。
なので客としても迷惑にならないようしっかりと対策し、安全に、そして安心してお店に出掛けたい。
今年はまた色々とラー活したいものだ。
ホント、
日本に生まれて良かった(織田裕二風)