モテるとは何か考えてみた

　前回記事で「恋人を作るまでの最初の一歩」として初めて恋人を作る人向けに書いたシリーズは終了しました。

　今回からは単発となりますが、引き続き私の経験で分かった事を書いていこうと思います。今回は基本に戻り、「モテる」とは何か、どういう人かを改めて考えてみました。

モテるとは何か

　モテるとは何かを考えた時にまず思い浮かぶのがイケメンや美女です。学生時代に毎週のように告白されていた彼ら彼女らが私には真っ先に思い浮かびました。持って生まれた恵まれた容姿はやはり人を惹きつけます。自然でも芸術でも美しい物に人は惹かれるものです。同様に野生動物の世界でも体格や体色等が優れている方がモテます。こちらも持って生まれた天性の物です。つまりモテる人は生まれた瞬間にモテることが確定しています。
 
　ではイケメンや美女以外はモテないのでしょうか。それは違いますよね。人によっては見た目ではなく、内面を重視する人もいます。または社会的な地位を重視する人もいます。所持金を重視する人もいます。肉体的な強さを重視する人もいます。将来性を重視する人もいます。
 
　つまり「モテる」とは突出した何かを持ち、それが大多数に認められる人だと私は考えます。モテる人と聞かれてまず容姿が優れている人を思い浮かべるのは、それだけ見た目を重視する人が多いというだけです。そう考えれば天性の美しさを持っていなくても、それに対抗できる後天的な何かを持てば誰もがモテる人になれるのでは無いでしょうか。

モテる人はどういう人か

　次はイケメンや美女以外にモテる人はどういう人か考えてみましょう。私としては「知名度のある人」だと思います。「モテる」という定義を異性からのアプローチが多い人と仮定すれば、当然その分母が多い方がモテます。極論、世界一のイケメン金持ちでも家から一歩も出なければ、その辺歩いてる高校生のがモテます。
 
　では知名度はどうすれば上がるのか。それはやはり前述した突出した何かを持つ事です。小学生時代に足が速い男子がモテるのは、それだけ分かりやすい突出した能力を持っているからです。そして小学校と言う空間では足の速さはあっという間に全員が共有します。それが知名度です。
 
　私個人としては「持って生まれた天性の才能」「知名度」このふたつがモテる人の2大要素だと思います。このどちらか、あるいは両方を持っている人は恐らくこんな記事は見向きもしないでしょうね(笑)

何も持っていない人がモテるには

　「持って生まれた天性の才能」「知名度」この2大要素を持つ人は老若男女問わず誰からもモテます。男性でいえば少し古いかもしれませんが、キムタクやフィギュアの羽生くん等が顕著な例ではないでしょうか。
 
　ではこの2大要素を持っていない人はどうすれば良いのでしょうか。それは誰からも好かれる事を諦める事です。誰からも好かれる事を諦めて範囲を絞る事で、その範囲内からモテる事ができます。30代女性をターゲットにしたとします。自分が40代の大金持ちと仮定します。恐らく30代女性からはモテるでしょう。では小学生からモテるでしょうか。恐らくモテないでしょう。これが範囲を絞るという極端な例です。
 
　自分がターゲットにしたい層の需要を把握してそれに乗るという形になります。今の大学生が全員同じ髪形、同じ服装なのはこれが理由です。自分のターゲットを同年代に設定し、ターゲットの需要が見た目に比重を置いている事を知っているからです。そのためかっこいい、かわいいのテンプレみたいな見た目になり全員同じに見えるのです。個人的には学生時代くらいはテンプレではなく、自分のスタイルを確立するようなオリジナリティのあるファッションを楽しんでほしいですけど。社会人になれば奇抜な服装や髪型を理解されるのは難しいですからね。
 
　需要にも色々あります。先程の例はあくまでその年代全体を示しましたが、より狭く、例えば肉食系男子と草食系男子では需要は異なります。自分の好みに合わせてモテる対象は絞っていくべきです。逆に言えば好みのタイプ以外の需要は切り捨てて良いです。好み以外の人と交際してもそれはそれで新しい発見もあって楽しいですけどね。
 
　このようにモテたい層に向けて自分を変えていく必要があります。もちろんありのままの自分を好きになってほしいという気持ちがあるのは分かります。ただ今回はあくまでモテるという目的です。モテるためにはそれ相応の努力が必要です。ありのままの自分はモテてから出していくくらいでいいと思います。変えていく必要があるとは言いましたが、人間そんなに本質は変わりません。どこかで本来の自分がにじみ出てくると思います。それでもモテるという事は、自分の本質も多少は好かれているということです。

様々なモテ要素

　これまではモテることに対する大筋を書いてきました。ただしこれはあくまで大筋です。これにプラスして細かいモテ要素が無数に存在しています。

　例えば常に笑顔で明るい人というのは誰がみても気持ちが良い人です。いつも何かに気が付いてくれる人は一緒にいて嬉しくなります。どんな人とも同じような態度で接している人は一緒にいて安心感があります。このように小さい事ですが、モテる人は皆もっている共通点があります。個人的に私が思いつく限り列挙してみます。
 
　・常に笑顔で明るい
　・誠実で謙虚
　・真面目でマメ
　・穏やかな雰囲気
　・誰にでも同じ態度
　・身だしなみが綺麗
　・聞き上手、話し上手
　・姿勢が良い
　・細かな変化も気が付く
　・仕事ができる
　・ポジティブ
　・面白い
 
　男女問わず魅力的となるとこんなもんでしょうか。これらはどれも磨けば磨くだけモテます。と言うよりも人間として魅力的になります。もちろん人の好みは十人十色と言いますから、全員とは言えません。ただ前述の通り分母が大きい方がモテるという点では有利です。まずは誰からでもいいからモテたいという人はここら辺から努力してみては如何でしょうか。

終わりに

　ここまで私の思うモテるとは何かを書いてきました。正直なところ私自身はモテる方ではないです。自分で思うに中二病の私は、前述の大学生のような量産型になりたくなかったからです。必然的に個性的で奇抜な印象を与える為、刺さる分母が当然少なくなるからです。ただその少ない分母の中からはモテるようにそれなりに努力はしました。そのせいかなんとか結婚する事も出来ました。(こう書くと嫁が変な好みの人のようになってしまう・・・?)
 
　今回も長々と読んでいただきありがとうございます。次回も単発コラムとなります。引き続きご愛読お願いします。