「告白」から始める男女関係
前回は「実際に試した恋愛心理学とその結果」について書きました。遊びでやるような心理テストレベルだと思っていましたが、実際に文字に起こすと物によっては意外と効果があることを再確認しました。
今回は「「告白」から始める男女関係」について書こうと思います。
「告白」=「確認作業」
多くの恋愛初心者の人が勘違いしている告白について、以前「恋人を作るまでの最初の一歩その1 心構え編」で書かせてもらいました。
おさらいとして改めて書いておきます。
要約すれば「告白」とはすでに恋人の状態になっている二人の間で行う最後の「確認作業」のことです。
あくまで「確認作業」なので恋愛ドラマや恋愛バラエティで見るような、やたらと長い台詞は一切不要です。実際に私も「そろそろ付き合う?」「いいよー」で大体告白が完了します。
逆に言えば「告白に失敗する」ことは、まずあり得ないです。なぜなら二人は告白をしていないだけで、すでに恋人の状態になっているからです。むしろなっていないなら告白はするべきではありません。恋人の状態になっているにも関わらず断られた時は、自分の盛大な勘違いでなければ相手が遊び人タイプです。恋人同士の関係よりも恋人としての責任の無い状態を望まれているのです。そんなクズはむしろ断られてラッキーと思った方が良いです。
「告白」=「アピール」
これまでの「告白」=「確認作業」は、「告白」を付き合うまでの「ゴール」に据えた王道のパターンとなります。
ここからはようやく本記事でのメインとなる「告白」を付き合うまでの「スタート」に据えるパターンです。邪道とまでは言いませんが、あくまで王道はこれまでのパターンの方です。そのため使用する場合はそれなりに「リスク」も伴いますので、初心者の方は注意が必要です。
「告白」を付き合うまでの「スタート」とする一番の目的はタイトルの通り「アピール」となります。ある程度の信頼関係を築いた頃にジャブとして「告白」するのです。それによって「私はあなたを異性として意識しています」とアピールになります。私の場合は大体第三者を含めた食事などができた頃に告白しています。
先に告白するメリット
「お互いの気持ちが分かりやすくなる事」「大胆に行動できる」「関係性の進展が早くなる事」の3点です。順番に見ていきましょう。
1つ目の「お互いの気持ちが分かりやすくなる事」とは簡単に言えば「脈あり」か分かりやすいという事です。既にこちらは好意を示しています。その上で二人での食事に来てくれれば、相手も少なからず好意を持っていると思います。脈ありですね。逆に相手から好意が無ければ、好かれていると分かっている相手と二人きりになる事は少ないです。現時点では脈無しですね。このようにお互いの気持ちが分かりやすくなります。
2つ目の「大胆に行動できる」とは普段ならドン引きされるような行動でも「好きなら仕方ないか」と思ってもらえることです。私の場合はいきなり割と高級なプレゼントをしています。普通ならお互いの関係が進んでいないのに高級なプレゼントを送れば、重いと思われ引かれてしまいます。しかしもう好意を伝えてある場合は、単純なプレゼントとして受け取ってもらえるはずです。
またあらゆる行動に「余裕」ができます。普通はデートに誘う事も緊張するでしょう。ただすでに好意を伝えてあるので堂々と誘うことが出来ます。同様に手を繋ぐ、キスをすることも自信をもって進める事ができます。なぜなら好意を伝えてあるので、相手もある程度覚悟しているはずだからです。
3つ目の「関係性の進展が早くなる事」とは単純な話です。こちらは既に好意を示しているので相手が迷う時間が無いということです。普通なら様々な場面で「あの人私の事どう思っているのかな」と悩んだり不安になったりする時間があります。これが進展する時間を延ばす要因となります。この時間が楽しいと言う人も多く存在しますが・・・。一方でこちらの気持ちは確定しています。あとは相手がそれに行動で答えるだけです。そのため余計な時間は極力短くなります。
恋愛において大切なことは「速さ」だと以前の記事で書きました。やはり無駄な時間は極力無くした方が良いと思います。時間をかけて脈無しの人を脈ありへ変える可能性に賭けるよりも初めから脈ありに行く方が、圧倒的に効率が良いからです。
先に告白するデメリット
一方で先に告白するデメリットも当然あります。最初に告白する「タイミングを間違えると修正不可能な関係になってしまう」事もあります。相手の許容範囲に入っているか、相手との関係性はある程度進んでいるのか、その辺を考慮しなければなりません。関係性が築けてない内に好意を伝えると警戒して引いてしまうからです。タイミングを間違えただけで通常通り関係性を少しずつ詰めていけば交際に至ったかもしれない相手でも、二度と話すことが出来なくなる恐れすらあります。
また「好意の重さが軽くなる」事もあります。最初に好意を伝えるとそれが当たり前になって相手も慣れてしまいます。そこで焦って再度好意を伝えてしまいます。それが繰り返されるとひとつひとつの告白の重みがどんどん減っていってしまいます。そうなると「自分ではこれが最後の告白、これが成功したら付き合う」という気持ちでも相手からすれば「いつものやつね」と思われてしまいます。好意にもメリハリを付けて伝える必要があります。
最後に「好意を利用されてしまう」ことがあります。相手が恋愛上級者や性格に問題がある場合はキープとして良いように使われてしまう恐れがあります。特に恋愛猛者になればなるほど、その経験値から恋人のような振る舞いが上手です。長い時間、恋人未満の関係を続けておいしい所だけ持ってかれます。その状態が続くと自分としては順調に進んでいるつもりになってしまいます。そして最終的に告白しても相手からすればそんなつもりじゃなかったと言われてしまう、時間もお金も無駄にしてしまう最悪のパターンになってしまいます。相手の情報収集を徹底して見極めていくしかないと思います。
「告白」を「アピール」とする場合の告白方法とは
「確認作業」としての告白は前述の通り一言二言で完結します。では「アピール」としての告白はどのような形になるでしょうか。
それは「告白」というよりは「好意を伝える」と言った方が正しいです。「告白」の目的が付き合うではなく、異性として意識していますと伝えるためだからです。そのため好意が伝わりさえすれば、改まって好きですとか伝える必要も無いと考えています。
私の場合は「この中で付き合うなら○○さん」とか「○○さんの~な所が好き」とか徐々に確信に近づけて、良い感じのところで冗談ぽく好きとだけ伝えていることが多いです。一度だけですが、共通の友人に「○○さんのこと好きらしいよ」と軽めに伝えてもらった事もありましたがうまく行きました。ちなみに嫁には初対面で「付き合ってくれ」と伝えました。当然断られましたけど、その後も同じように軽い雰囲気で「付き合ってくれ」と伝え続けて毎回「無理」と言われるのが定番のやりとりになっていました。もちろん面白半分でやっていることなので重たい感じは一切無しです。これも普段から好意を伝えられるので割と有りかもしれません。急に言わなくなって焦らせるという事もできますしね。
またこの「好意を伝える」という手法はなかなか進展しない相手や、ずっと友達としてしか見てくれていない相手にも有効です。そもそも相手は自分の好意に気が付いていないかもしれません。もしくは自分がどう思っているか分からないから相手も迷っている状態かもしれません。自分の好意を伝えるという事は、どちらに動くかは分かりませんが相手の背中を押す行為になります。試してみるのも良いと思います。
忘れていけないのが「告白」を「スタート」にした場合でも、「ゴール」ではもう一度「交際を目的とした告白」をしなければなりません。あくまで「スタート」としての告白はジャブです。最後はストレートをぶち込みましょう。
終わりに
今回は「告白」から始める男女関係ついて書きました。本記事のメリットデメリットを把握した上で、「告白」を「スタート」にするか「ゴール」にするか設定してみてください。自分がシャイなせいか、真面目な顔をしての「告白」が苦手です。そのせいか私にはこの「スタート」とする方が合っています。自分と向き合ったり、試したり、相手のタイプなどを考慮して決定してみてください。
今回もお読みいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
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