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恋愛市場にマッチングアプリがもたらした現状

 前回は「異性との会話が続かない人へ」について書きました。会話を横へ展開するか、深く掘るか親密度によって変えていきましょう。そもそもの親密度が足りない人はまずは会話などの小手先のテクニックを学ぶよりも親密度を上げた方が近道です。

 今回は「恋愛市場にマッチングアプリがもたらした現状」について書いていきたいと思います。私の周りにこの考察をしている人がいて、参考になったのでこちらでも書いていきます。ちなみに私自信、マッチングアプリは未経験です。

マッチングアプリの現状

 最近ではテレビやyoutube、SNSの広告で毎日のようにマッチングアプリが目に入ると思います。昔は出会い系サイトと呼ばれたものが流行っていましたが、犯罪の温床にもなってしまっていた側面もあって一時廃れた印象がありました。しかし最近では出会いの主流と言っても良いくらいの市民権を得ました。

マッチングアプリ内での歴史

 マッチングアプリの台頭によって恋愛市場は一変しました。今までのように直接会わずとも相手の情報を知ることが出来ます。連絡先も交換すれば相手がどのような人か知る材料が増えます。これによって実際に会わなくてもある程度相手と交流する事ができるようになりました。。

マッチングアプリ初期

 マッチングアプリによって時間と言う大きな恩恵を受ける事が出来ました。最近は男女の社会進出が顕著であり、日々忙しい状態が続いています。そんな中で恋愛に割ける時間と言うのは限られていたと思います。その限られた時間の中で実際に何度か会い、自分と合うかを見定め、交際を決める必要がありました。そりゃあ結婚率も下がりますよね。それがマッチングアプリによって改善されたのです。マッチングアプリの台頭初期段階では、そのような普通にモテそうだけど時間が無かった方々が多く結ばれていったと思います。そしてそういった方々からの口コミによりマッチングアプリは更に勢力を拡大していきました。

アッチングアプリ中期

 中期になると勢力拡大に伴い、マッチングアプリは全盛期を迎えました。単純に利用人口が多いため自分に合う候補が比較的見つかりやすく、マッチング率も高かったと思います。そして利用者も人口の多さから余裕をもって相手を選んでいた時代だと思います。これが本来のマッチングアプリのあるべき姿ですね。

マッチングアプリ後期

 後期になると時間的制約などでマッチングアプリでしか出会えなかった人たちが卒業します。交際がスタートしたり結婚していったのでしょうね。当然ですが総人口が減少していきます。そして当たり前ですが狙い目だった優良物件は全て売り切れてしまいました。ここからが今のマッチングアプリの地獄の状況に繋がっていきます。
 
 優良物件が全て売り切れるということは、今売れ残っているのは誰からも選ばれなかった人たちです。利用者からは売れ残りしかいないため当然不満が出ます。そんな所に目を付けたのは若手社長などのイケイケで遊び好きなお金持ちの方々です。今後は若手社長と表記します。(私自身、才能と努力でのし上がった若手社長は好きなので勘違いしないでください)売れ残りの方々からすれば神のような人材が急に舞い降りたのです。そりゃもう入れ食い状態です。
 
 若手社長はお金をどんどん使って様々な女性と食事やデート、合コンを重ねます。当然お金があるので食事や遊びもその辺の男性とは質も頻度も違います。それ以外の売れ残り男性は当然経済力も評価された上で売れ残っているので経済力でも勝てません。経済力が低いという事は単純に女性と遊ぶお金が少ないということになり、そのまま遊ぶ頻度も少なくなります。それにより女性自身が出会う頻度が多いのは若手社長となり、売れ残りが少数派となります。つまり出会う頻度が高い=「普通」と錯覚してしまいます。そうして本来は少数派であるはずの若手社長が「普通」というカテゴリーになってしまうのです。

マッチングアプリ末期

 表記上末期としましたが、今現在の事です。マッチングアプリ後期に若手社長が大多数の女性と遊んでしまったがために、女性が思う平均・普通の概念が変わってしまいました。少し前に普通の男性=星野源みたいなニュースがありましたよね。ガッキーを手に入れられる男が普通のわけがないんです。むしろ普通扱いされた星野源さんがかわいそうです。それほどまでに恋愛市場での「普通」がおかしくなってしまいました。そしてマッチングしない男女が大量に増えてしまっています

マッチングアプリがもたらした現状

 女性の「普通」の価値観が変わってしまったことにより、現状どうすることもできない状態まで来てしまっています。男性としては女性の「普通」に達していないことから、7割くらいの男性は切り捨てられます。女性としても一度経験した「普通」よりレベルを下げることができません。そうして誰とも結ばれることなく時間だけが過ぎていくようになりました。そしてそれに気が付いた人はマッチングアプリをやめて以前のような自然な出会いを期待する事に戻りました。それによって更に人が減っていく負のループです。
 
 これが現在のマッチングアプリの現状です。これを踏まえてじゃあどうするか。それを考えられる人が恋愛で成功できる人かもしれません。この現状からじゃあ「普通」にできるだけ近づけようと思う人と諦めようとする人で明確に未来は変わると思います。女性の場合も今一度男性の普通を見直す事で新しい道が開けるかもしれません。少子化とは言え、確実に次の世代がマッチングアプリにも入ってきます。そこを狙うのもありかもしれません。いずれにしても恋愛市場においても現状の把握と対策は重要ですね。

終わりに

 今回は「恋愛市場にマッチングアプリがもたらした現状」について書きました。人によっては見たくない結果だったかもしれませんが、これが現実です。その現実を受け止めた上でどう行動するかが大切だと思います。
 
 今回もお読みいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。


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