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異性との会話が続かない人へ

 前回は「恋愛において自信をつけるには」について書きました。自信満々になれとは言いませんが、やはり卑屈なよりは自信がある人の方が魅力を感じますよね。

 今回は「異性との会話が続かない人へ」向けて書いていきたいと思います。最近聞かなくなりましたが、ディズニーランドに行くと別れるという都市伝説がありましたよね。あれは並んでる最中の会話が無くなってつまらなくなるからという理由もあるそうです。ディズニーランドまで一緒に行ける関係なのに会話だけで別れるというのは、いかに会話が重要か分かりますね。個人的にディズニーランドが好きすぎて会話が無くなった時なんて一度も無いので私には分からない感覚ですが・・・。

会話の基本

 読者様は会話が続かないのは「異性」だけでしょうか。「同性」でも続きませんか。仮に「異性」だけ会話が続かない人は、自信が無いだけです。なぜなら「同性」と会話できているので、本来であれば同じように「異性」と話せば良いだけだからです。異性と普通に会話している人には分かると思いますが、異性か同性かで会話の内容を変えたりはしません
 
 異性同性関わらずに会話が続かない人は会話の基本である「会話のたちつてとなかにはいれ」をご存じでしょうか。会話のネタの頭文字を取ってこういうそうです。
 
た:食べ物
ち:地域
つ:通勤・通学
て:天気
と:富
な:名前
か:体
に:ニュース
は:はやり
い:異性
れ:レジャー
 
 誰もが経験している関わっているものです。話のとっかかりのネタとしてはこれだけあれば十分です。問題は話が続くかどうかということです。これらはあくまでとっかかり、最初の話題に過ぎません。ここから会話を展開していかなければ話は続いていきません。「今日いい天気ですね」「そうですね」「・・・・」そりゃ会話は続くわけは無いです。
 
 会話が続くというのは単純に言えば共感と連想の繰り返しです。天気いいですね(天気)→【連想】→天気が良いと釣りにでもいきたいですね(レジャー)→【共感】→釣りやるんだ?俺も若い頃やってたよ→【連想】→どの辺でやってたんですか(地域)→【共感】→あそこ連れますよね、そういや最近そこで新しいお店できましたよね(ニュース)→・・・・と言った感じです。会話が苦手な人はこの連想と共感が苦手なんだと思います。もしくはこんな会話してひかれないかな?こんなに踏み込んで聞いて大丈夫かな?という自信の無さから会話ができなくなっているのだと思います。
 
 やはり会話は大切とはいえ、その前段階の信頼関係が無ければ効果は半減してしまいます。会話の上手さなどの小手先のテクニックよりもまずは信頼関係の構築に努めるべきです。

恋愛における会話

 ここからいよいよ今回のメインテーマである恋愛における会話が続かない人に向けて書いていこうと思います。基本的には同性異性に関わらず会話の基本は同じです。そのためここは恋愛限定で書いていこうと思います。

恋愛における会話の目的

 恋愛においての会話の目的は相手との関係性の段階によって内容が異なります。基本的には二人きりで食事に行くあたりで会話の目的が大きく変わります。
 
 まずは二人きりでの食事に行くまでの会話で一番重要な目的は何でしょうか。それは相手の情報を可能な限り収集する事です。何の情報でもかまいません。なんなら会話の全てを記憶してもいいくらいです。なぜなら会話の基本である連想と共感は相手の情報が少しでも多い方がやりやすいからです。今後二人きりで食事に行った時に会話が続かないようではお話になりません。そこで困らないように情報収集に徹するのです。
 
 こう書くと相手の好みのタイプとか直球な情報を収集するのだと思う人も多いです。それも正解です。ただ勘違いしやすいのは恋愛に全く関係のない情報も全てということです。好きなもの、嫌いなもの、何をしたか、その時どう感じたか、言ってくれた情報は全て収集していきます。これが今後の二人切での会話で活きてきます。
 
 一方で二人きりでの食事に行ってからは、どちらかと言えば口説きに突入すると思います。もちろん情報収集は引き続き継続します。二人きりになったことでまた違った情報も収集できると思います。口説きと言いましたが、歯の浮くような台詞を吐けという訳ではなく、今までの「連想と共感」の会話の基本を共感寄りにシフトしていくことです。
 
連想というのは行ってしまえば話題の転換です。情報収集する際には会話を横に広げて幅広い内容を話すことは有用です。しかし二人きりで食事をしても横の会話ばかりしていれば浅く平坦な会話だけになってしまいます。二人の親密度を上げる会話というのは横方向ではなく、上下方向、会話の深さです。そして会話の深さとは共感することでより深くなります。相手は話しながら共感を得られたことで話しても良いんだと思い、どんどん話を進めてくれます。
 
 会話の深さは親密度と比例します。皆さんも親しい友人には話すけど、単なるクラスメイトには話さない秘密があると思います。それと同じです。これの良い所は、親密だから深い話をしたのか、深い話をしたから親密なのか当事者でも分からない事です。これによって深い話を聞き出す事で私たちは親密であると錯覚させることができます。

恋愛おける会話で意識すること

 会話の目的が分かれば次はそれに向けて会話を誘導する必要があります。情報を収集する段階の場合は、とにかく連想を意識します。とにかく横へ横へと会話を広げるイメージです。広く浅くですね。何度か話していくうちに少しずつ深くしていけば良いです。ある程度の深さに達してないと二人で食事に行くほどの親密さになることも難しいですからね。
 
 親密度を上げていく段階では前述の通り、共感を意識します。深く深く会話を掘っていくイメージです。特に過去の大きなトラウマを掘り出せたときは親密度がかなり上がっていると言えます。大きなトラウマと言うのはなかなか他人には言えないものです。そこを言ってくれたならここぞとばかりに深堀りし、共感を示し、相手を肯定します。場合によってはその会話から交際までいける時もあります。

会話が止まってしまった時

 どれだけ準備していようとも会話が止まってしまう時があると思います。どれだけ親密度が高くてもそれは仕方ないことです。普段永遠に嫁と話している私でさえ、たまに会話が止まる事があるくらいですからね。問題は止まってしまった後です。そこで焦って変な話題を振ってしまったり、何を言っているか分からないような意味不明な内容を話してしまっては台無しです。そのためひとつやふたつ会話が止まった時用の会話を用意しておいても良いと思います。
 
 会話が止まるということは、話題を変えられるタイミングです。がらりと全く違う話題に変える事で雰囲気も一変します。焦って何も思い浮かばなければとりあえず視界に入ったものの話でもすればいいです。飲食店で食事をしているとは思いますが、周りを見渡せば、視界の中には100個以上物体があると思います。何かしらエピソードはあるはずです。メニューを見るというのもひとつの手段ですね。今度来たらこれ食べてみようと次を期待させることもできます。
 
 それでもどうしても何も思いつかない時は会話が止まった事を話題にしてしまうのを私はオススメしています。私の好きな漫画にARIAという漫画があります。その中に大人数で集まっているのに急に全員の会話が止まった瞬間が好きという内容の話が出てきます。これを読んだ頃は何も気にしていなかったのですが、その後二人きりの食事で会話が止まった時にこの話をして盛り上がったのを覚えています。

終わりに

 今回は「異性との会話が続かない人へ」について書きました。会話は人間同士の事なので相手からの協力も必要になります。相槌しか打たないような相手はそもそも信頼関係が足りていないです。会話のテクニックも大切だとは思いますが、基本となる信頼関係の構築の方が重要です。その上で会話に困ったらこの記事を思い出していただければと思います。
 
 今回もお読みいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。


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