恋愛における価値観の違いとすり合わせ
前回は「結婚式のすすめ」について書きました。個人的には自分が主人公になれる唯一の日だとおもっているのでやった方が良いと思う派です。もちろんやらずに新婚旅行やその後の生活を充実させるのもアリです。
今回は「恋愛における価値観の違いとすり合わせ」について書いていこうと思います。カップルが別れる原因の第1位が恐らく価値観の違いになると思います。今回は恋愛でよく言われる価値観の種類やすり合わせ方などを書いていこうと思います。
価値観とは
そもそも価値観とは何なんでしょうか。私個人としては「生まれてから今現在までの環境、交流関係が培った個人の考え方」だと定義してます。生まれてきてから今現在というのがポイントで30歳なら30年間の積み重ねがその人の考え方を形成しています。
例えば毎日のようにテレビで流れていた恋愛ドラマは、多くの人に恋愛至上主義の価値観を植え付けました。ほぼ全てのドラマに少なからず恋愛要素が入っており、それが毎日1時間~3時間も放送されるのです。そして物心ついた時にはそれが当たり前に家庭で流れていたのです。そうなると恋愛は人生に不可欠なものと思い込んでも仕方が無いと思います。
繰り返しになりますが、このように価値観とは生まれてから今現在までの長い年月で培われた考え方です。たまにパートナーの価値観を修正しようとする人がいますが、30年間で培った価値観を出会って間もない人が変えることなんて出来るはずがないのです。
価値観の種類
次に恋愛における重要だと考えている価値観の種類を挙げていきます。
金銭感覚
価値観の違いで真っ先に挙がるのはやはり金銭感覚の違いでしょう。これは恋愛に限らず交流関係でも同様ですね。友人同士で遊ぶ時も金銭に余裕のない人に合わせた内容やお店になることが多いと思います。
「それにそんなにお金使うの?」「貯金それだけしかないの?」「このレベルの店が安い店扱いなの?」多いのはこの辺でしょうか。例えば私自身は洋服に全く興味がありません。使い捨ての布に数万円払うのが未だに理解できません。また私自身の円での貯金は極僅かです。ドルや投資に回しているからです。逆にこれはなかなか理解されませんね。
交際だけならまだしも結婚となると金銭面の価値観の違いは大きなポイントになると思います。
結婚観
パートナーの結婚観も、将来的に結婚を視野に入れている人には重要なポイントです。単純に将来は結婚したい人と結婚しない人が交際してても未来は無いですよね。
結婚観とは結婚するしないだけではなく、いつまでに結婚するのか、結婚式はするのか、しない場合の二人の関係性はどうなるのか等あると思います。結婚とは自分の人生や相手との関係性の一区切りとして重要な局面です。ここの価値観が合わないと交際の継続は難しいと思います。
私個人の価値観では以前は結婚しないと考えていましたが、今では既婚者です。価値観は時間が経てば変わる事もあります。
仕事観
最近はあまり聞かなくなりましたが「仕事と私どっちが大切なの?」という台詞もあったくらい、仕事観も大きな価値観のひとつではないでしょうか。
上記の台詞では仕事優先で家族の事を何も考えて無いという考えと、仕事をして金銭を得ているからこそ家族が生活できるという考えですね。もう一例挙げれば専業主婦希望と共働き希望もよく聞きます。また最近では女性もキャリアのために子供はまだ控えるという人もいます。子供の時期も揉めやすいですね。
異性関係
若い頃の友人に「交際したから他の異性の連絡先全部消したわ」という人がいました。いやそこまでしなくても良いんじゃ・・・と思っていましたが、交際時に他の異性と連絡を取って欲しくない人は結構いるようです。
上記の連絡先を消すまではなかなかいませんが、たとえ友人でも二人きりで会うのは嫌、飲み会に異性がいるのは嫌というのはよく聞く話です。特に若いカップルにありがちです。一方で社会人になれば異性の同僚と外回りなんてよくある話だし、会社の飲み会に異性がいない事の方が珍しいです。その事情がお互い分っていればあまり気にしなくなると思います。
私が個人的に思っている事は、パートナーと出会う前から交流している友人や知り合いなら二人きりで飲んでも良い。逆に出会って以降の人とは二人きりは駄目というマイルールにしています。やはり30歳を超えると友人とも30年近い付き合いになるので、結婚したからもう会わないとはなかなかなれないものです。
食
三大欲求の価値観は割と重要です。特に食に関してはこれまで育ってきた環境による影響が大きいと思います。実家の経済状況が比較的豊かな家庭と貧しい家庭では食べてきた食材そのものが違います。
感覚の中でも味覚は軽視されがちです。目が悪い人に眼鏡が無い生活をさせたり、ずっと工事現場付近の聞こえにくい場所で会話したりするストレスは想像が出来ると思います。味覚も同様です。これが満たされない事は大きなストレスです。
性生活
夫婦の離婚理由の一位は性格の不一致です。ただこの性格の不一致とは性生活の不一致という考察もあるくらい重要な要素です。食同様に三大欲求のひとつでもありますしね。
毎晩のように求められて辛い、レスになってしまって辛いという話もよく聞きます。これも人によって欲求の強さが違うため擦り合わせるのが難しい価値観のひとつです。擦り合わせるということはどちらか、あるいはどちらもある程度無理をしている状態です。しかしこの問題に関しては無理をすると単純に楽しくないのです。盛り上がらないのです。
私個人の考えでは、こればかりは欲求の弱い方に合わせるのが一番良いという結論に達してます。やはりお互いが最高に盛り上がっている時が一番だからです。
家族観
前述した結婚観や仕事観と重複するのもありますが、将来どのような家族を構築していくのかという価値観も結婚するに当たって重要だと思います。
子供は生むのか、何人か、どちらの籍に入籍するのか、親と同居するのか、家を建てるのか結婚するに当たって家族観は無数に存在しています。特に子供や親の事はどうすることもできない場合があるので、破局する理由にもなり得る価値観です。取り返しがつかなくなる前に交際中、もしくは交際前から徐々に聞き出しておいた方が良いと思います。
趣味
たまに旦那の趣味の品を妻が勝手に捨ててしまうという話題があがるときがあります。趣味への価値観の違いが生み出してしまう悲劇です。
パートナーがアイドルに夢中で何万もするグッツを買い集めているとか、趣味の荷物が多すぎて生活スペースが侵食されすぎているなどもよく聞きますね。家計に影響があったり、生活スペースを侵食するのは論外ですが、趣味と言うのは人生の楽しみのひとつだと思います。お互いに楽しめるように話し合うべきものです。
価値観のすり合わせ
育ってきた環境が違う為、全く同じ価値観と言う人はこの世に存在しないのではないでしょうか。同じ環境で育った双子でさえ価値観が違うのです。そりゃ他人じゃ尚更です。そのため予め価値観の合う人と交際していくのが、交際を長く続けるコツです。それでも合わない部分は確実にあるので価値観のすり合わせが必要となります。
価値観の認識
価値観とは本人にとっては当たり前、常識だと考えています。そのため自分では気が付かない事の方が多いです。まずは自分の価値観を可能な限りはっきりさせることが必要です。
価値観を認識するには他人と比較する事が一番手っ取り早いです。他人との会話で「この人とは考え方が違うな」と感じたらそれはもう自分の価値観です。まずはパートナーとの会話でそれを見つける事から始めましょう。それでも分からなかったら前述した項目で自分はどう思っているか考えて頂ければと思います。
価値観の優先順位の決定
価値観をいくつか認識出来たらその中で優先順位を決めます。自分がどうしても譲れないものから決めていくとスムーズです。また小さな項目よりも大きな項目で考えた方が良いです。この段階で小さな項目まで考え出すとキリがないからです。
同時にパートナーのどうしても許せない価値観を決めておきます。可能ならばパートナーの価値観の許せないランキングも決めておくと後々スムーズです。
価値観のすり合わせ
ここからはパートナーとの話し合いになります。お互いの価値観のぶつかりあいは時として喧嘩になりやすいので落ち着いて話し合いましょう。戦争も結局は価値観の相違から始まりますからね。
価値観のすり合わせと言いましたが作業的には簡単です。お互いの優先順位を比較して絶対譲れないものの順に二人の価値観を決めていくだけです。本当に優先順位上位の絶対譲れないものはもう決定なのですぐに決まります。
同じくらいの優先度では譲り合って順番に決めていくか、妥協して半分くらいにするかです。A「週に5日部屋の掃除、料理は週に1回」とB「料理は週に5回、掃除は週に1回」という二人の価値観があるとします。順番を採用すれば「掃除は週に5日、料理は週に5回」が採用となります。妥協案を採用すれば「掃除は週に3日、料理は週に3日」となります。比較的に優先順位が上位の方は順番、中間くらいからは妥協で決めていくのがおすすめです。簡単ですね。
ここまでは割と楽しくすんなり決められると思います。問題は譲れない価値観が真逆だった時です。「将来は子供2人欲しいor子供はいらない」とか、「結婚するorしない」だったりする場合です。恐らく話し合いでも結論を出すのは難しいと思います。お互いの人生に関わる大きな決断だからです。しかしいずれ必ず決めなければなりません。お互いにどうしても譲れないならスッパリと別れる事をお勧めします。時間だけが過ぎていってしまうためです。ダラダラと未来の無い関係を続けるのなら、価値観の合う相手を探す方が建設的です。価値観は変わる時もあります。ただそれに賭けるにはあまりにリスキーです。
価値観のすり合わせの注意
前述した通り価値観とはこれまでの生活環境、交流関係が濃縮された個人の指標となるものです。そのため絶対にしてはいけないのは価値観の否定です。価値観の否定とはこれまでの人生の否定となります。冗談でも相手を深く傷つけてしまう可能性があります。
また自分の価値観を世間の常識だと思い込まない事です。価値観の話し合いを行っている時によく言われるのが「常識でしょ?」って言われる事です。常識とは自分の周りの人間で多数決した時に優勢だった価値観の事です。生まれが違う人間同士なのでこの常識が異なっているのは当たり前です。頭ごなしに常識と言わずに話し合ってください。個人的に常識とか普通って言葉が嫌いなので私情が入ってるかもしれません。
終わりに
今回は「恋愛における価値観の違いとすり合わせ」について書きました。価値観の違いはどうしても避けられない事です。そのためいかに相手の価値観を認めて受け入れて調整していくかが大切です。間違っても相手の価値観を否定しないように気を付けてくださいね。
今回もお読みくださりありがとうございます。次回もよろしくお願いします。
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