うまい棒3C分析授業の作成裏側
親子で楽しめるビジネススクールをコツコツ作ってます。
YouTubeで「マーケティング 基礎」と検索すると
イケハヤさんやマナブさんが登場する中に、サラダ味と明太子味がランクインするようになりました。
元々この授業を作った理由は2つあり、一つ目は友達と「うまい棒で3c分析したら面白いよね」というLINEのやりとりがきっかけで作り始めました。
このLINEをしていた時は「くだらなすぎて面白い」という本当に気軽な感じでした。
だってMBAとかビジネスフレームワークを紹介しているYouTube動画や、学校で教える場合は「なんだか難しそう」というイメージが強いじゃないですか?
でもこれが「うまい棒」という日本国民全員が知っている題材にした途端に、食わず嫌いなMBA知識のハードルが下がるんじゃないか?そして何より面白いよなと思いました。
そして二つ目は「地方衰退が激しすぎる」からです。
現在、「本業の仕事では地方のIT化促進に向けた営業」をしています。また本業の枠組みで「地方企業の人材確保」「優秀な人材の育成」などもかねて大学で非常勤講師などもしています。
更に昨年から趣味で地方PRするために何かできないか?と考えてビジネスフレームワークを活用して「観光サイト」を作りをはじめてみました。
そんなことをしていると、現在二人の子育てをしているので子どもの時からビジネスフレームワークを学べたら良いなと考えるようになりました。
うちの会社では課長職になる前にMBAの資格はとらなくても、必ずMBAの基礎知識は学ぶことが昇進における必須項目となってます。
経営戦略、組織行動学、ファイナンス、マーケティング、アカウンティングなどなどの試験がある。
そして一定以上の点数がとれないと出世ができない。
そんな重要なことを大人になってから、中堅社員になってから、リーダーや課長になってから学ぶのではなく、もっと前段階から知識をつけといても損はないよなと思いました。
仕事をしないとMBA学んでも意味がない?
ちなみにあまりにも若すぎて、仕事経験がない人がMBAを学んでも意味がないんじゃないか?と考える人もいると思います。
ちなみに私もそう思ってました。
ただ改めて考えると、もしドラで有名な「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」でもあるように、学生時代でもビジネスの基礎知識は役立つよなと。
更に私はMBAホルダーではないけど、勉強したことを仕事や、今活動している地方創生へ役立ててます。(ちなみに子育てにもリーダーシップ論を応用しています)
MBAを取得しなくても、学んだことを身近なことに活かすと楽しいです。更にインプット→アウトプット→思考錯誤し、その上で初めて生きた知識となり血肉になっていくしね。
そうすると、子どもの時からビジネス感覚を養いながら、社会人になるまでの間で様々なアウトプットや思考錯誤を繰り返せば、成人し社会に飛び込む時には超優秀なビジネスパーソンになるのではないか?と勝手な妄想をしています。
そのため、せっかくなら小学生でもわかる内容にするため、我が家の小学三年生の息子に「機会や脅威って言葉わかる?」と質問しています。
息子は当然「わからない」と答えるので、「チャンス」や「ピンチ」はわかる?と質問しながら、授業作りをしています。
正直、大変です笑
授業を作るにあたり
そんな感じで毎回授業を作っていますが、作るのに時間がかかるのと、本業の仕事の兼ね合いもありマイペースで作っています。
ただある程度、授業にしたい内容をまとめながら、大分削っている部分もあります。
もし何を削っているのか知りたい人向け(世の中にいるのか?)に、あとがきのような感じで載せます。
恐らく「削って正解!」と言われそうです。ただ個人的には載せたかった内容もあります。
気になる方は楽しみながらご覧ください。
鉛筆とノートが不要
これは必ず盛り込みたかった内容のため採用した箇所。
ビジネステンプレートってメモしたり、覚えたりというのが一般常識。
でも鉛筆もノートもいらない授業を作れたら面白いよなと思いました。
そのためにも「うまい棒」を見るたびに思い出す授業にできれば素敵かなと。
だいたい記憶の定着率って悪いですよね。ちなみに1時間後には半分は忘れてしまいます。(参照:大学受験ナビオより)
そのため、メモしなくても思い出す仕組みにするために「うまい棒」は良い材料だなと思いました。
登場人物
今回授業する上で、「たけしくん」「スネ吉くん」「しず子ちゃん」「のび夫くん」を登場させてみました。
当然、うちの子ども達が大好きなドラえもんをテーマにしました。
本当は「出木杉くん」も登場させようかと思っていましたが、あまりキャラが多いのも混乱するなと思い不採用にしました。
いずれ登場させようと思ってます。
色々な考え方を持つ子ども達がいて欲しいと思い、それぞれのキャラを作りました。これは良かったと思っています。
ちなみに裏話ですが、この3C分析授業を収録する時には、ノートに座席表と名前を書いて、それを見ながら収録してました。
どーでも良い話ですが、この方がリアル感がありやりました。今では座席と名前が頭に入っているので、やっていませんがスタート時はこんなことを影ながらしてました。
うまい棒の気持ちになる
今回の3C分析で一番重要なことは、「ライバル(競合)」を見るよりも、「好きな子(顧客)」を見ることが一番大事だよということを伝えたかったです。
そのために3C分析のフレームワークをただ覚えるよりも、実際にうまい棒の気持ちになり、その目線を持った上で学んだ方がイメージしやすいなと考えました。
そのため、すぐうまい棒の気持ちに入る前にワンクッション置きたくて「お小遣い」の質問をして、消費者側(顧客)→提供側(自社)へシフトする前置きをしてみました。
これは正しかったのか良くわかりませんが、採用して授業に盛り込みました。
ガンダムネタをぶっ込みたかった
ここは当初はガンダムネタでいこうと考えていました。
うまい棒がチロルチョコやポテトフライに勝つために、うまい棒自身も変化や対応をしている部分。
ここはガンダムに例えて、
「チロルチョコのように様々なザクを作ったり」
「ポテトフライに対抗するためにシャアザクの3倍性能が高いザクを作ったり」
「サイコガンダムに対抗するためにピグザムを作ったり」
つまりうまい棒はお菓子100年戦争を繰り広げています。
というネタを考えました(くだらなすぎます)
これは「ガンダムを知らない人はポカーン状態」なのと「うまい棒の話なのにガンダム!?」という反応がありそうなのでボツにしました。
個人的には面白かったのでやりたかったのですが、バッサリ切りました。
ちなみにパワポでは既に完成させていましたが、話の流れから涙を流しながらデータ削除を行いました。
恋の3C分析
3C分析をわかりやすくしたいため、恋の3C分析にしてみました。
これは後から知りましたが、結構3C分析は恋愛で例えられることが多いようです。
その時に、ビジネスフレームワークって恋愛にも使えるから、別に社会人になる前に覚えても損無いよねって改めて思った背景があります。
お菓子の比較表
この比較表は当初から作りたかった箇所です。
これ夜な夜な作っていたんですが、あまりにも真剣に作っている自分がくだらなすぎて面白かったです。
ただこのように比較した方が、イメージがつきやすいなと思いました。
ここは個人的に自己満です。
転校生の登場!
もうアニメや漫画にはつきものの「イケメンやアイドル転校生の登場」。
これも初めから考えていた内容で、このアイデアから「よし授業の前半戦で徹底的にうまい棒をお菓子界隈のイケメンキング」にしようという、寄せ気味の授業にしました。
そしてイケメンキングのうまい棒が、突如現れた転校生により人気を奪われるというストーリー展開にしてみました。
(もはやこの時点でビジネス授業ではなく、一つのドラマにしたいという考え方へなってきました笑)
ただこの話はビジネスの世界や、恋愛でも起きることだと思っています。
音楽を聞くのはCDやMDが主流だった時代に、iPodが突如登場し、音楽を聞きたい人たちはCDを買うことからダウンロードする時代に変化しました。
恋愛でも、好きな子に振り向いてもらうために、自分はライバルよりかっこよくなり、美味しい料理のお店を勉強していました。しかし、いつの間にか好きな子の興味はイケメン顔に興味が薄れ、それよりも旅行して観光地巡りが趣味に変わっていました。その間に、「好きな子に突如新しいライバルが現れ奪われてしまう」とかあったりするかなと思います。
ピンチなうまい棒はどうすれば良いのか?という話の展開に進みます。
人気者になるためには
もうここまでくると「これ3C分析の授業?」という内容になってきます。
でも3C分析をどーしたらわかりやすく伝えれるか?面白くできるか?という内容を色々考えた結果、上の内容になりました。
そしてこんな内容を配信できるのがYouTubeの強みだなと思っています。
大学とか真面目なところで、モテるための授業をお金を払っている学生にしたら、批判的な人もいるかもしれませんからね。
最後に
こんな感じで毎回試行錯誤をしながら授業を作っています。
現在はSTP理論について小学生でもわかる内容をうまい棒縛りで作っています。(時間が足りない涙)
こんな感じで授業内容の裏側をnoteにしていきます。
いつか小学校の授業で
国語、算数、理科、社会、体育、英語、そしてビジネスという科目が増えるといいなと思っています。(そしてこの動画を採用してもらって構わないぞ!)
この内容が面白かったらシェア頂けると嬉しいです。
それでは素敵な一日を!
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営業マンの「面白い地方の創り方」(仮)
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