(チラ裏レビュー) アメイジング・スパイダーマン (映画 2012年)
※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:アメイジング・スパイダーマン (映画 2012年)
評価:★4(★★★★☆)
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「スパイダーマン」実写映画シリーズ8作品のAmazonプライムビデオの無料配信が「もうすぐ終了」のため駆け込みで順番に見ていっている。
【サム・ライミ監督「スパイダーマン」3作品】
(1)「スパイダーマン」(2002)
(2)「スパイダーマン2」(2004)
(3)「スパイダーマン3」(2007)
【マーク・ウェブ監督「アメイジング・スパイダーマン」2作品】
(4)「アメイジング・スパイダーマン」(2012)
(5)「アメイジング・スパイダーマン2」(2014)
【ジョン・ワッツ監督「スパイダーマン:”ホーム〇〇”」3作品】
(6)「スパイダーマン:ホーム・カミング」(2017)
(7)「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019)
(8)「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2021)
サム・ライミ監督「スパイダーマン」3作品に続けて鑑賞したのでどうしても比較してしまう。私の判定はサム・ライミ監督の圧勝。
映像面ではニューヨークを飛び回る爽快感が大幅にダウン。あの爽快感はサム・ライミ監督のカメラワークの工夫の賜物だったのだと良く分かった。サム・ライミ監督の真似をしなかったマーク・ウェブ監督のプライドは認める。
脚本・ストーリーの面でも今ひとつ振り切れていない感じがした。
ガールフレンドが情熱的で物分かりが悪くて他の男にすぐ目移りする魔性の女・MJから、ピーターに完全に惚れてて物分かりが良くて半分相棒のような役割のグウェン・ステイシーになり、物足りなさを覚えた。かつて「面倒くさい女」「いい加減にしろ」と感じていたMJを再評価してしまった。警察(ステイシー警部)との関係も、ピーターの失敗を描くエピソードと思いきや、警部の方が「間違っていた」という展開になってびっくりした。全体的にサム・ライミ監督の三部作のスパイダーマンは孤独に戦うのに対して、本作は最終的には結構周りの人が協力してくれる?なんか内省とか葛藤が少ない感じがする。
変なところでリアリティの追求をしている気がする。警察(ステイシー警部)が結構スパイダーマンの障害になる脚本とか、警部が言う「あの犯人はあえて泳がせて犯罪組織を検挙する戦略だったんだ」という設定とか(そういう細かいのいる?)、クモの糸の射出はスパイダーマンの能力ではなくて独自開発した腕にはめるデバイスを使う設定とか、クモの能力を得てからそれを使いこなすための特訓に結構な尺を割いていたりとか、ベンおじさんを殺したチンピラを探し回るのにも結構な尺を使ってた(しかも見つけられずにフェードアウトしてた?)。
クモの糸をビルにつけて移動するシーンも、あくまで糸を使った振り子運動として説明できるようにクソ真面目に取り組んでいる。「スパイダーマンの移動を助けるためにクレーンを通りに向けて90度に出すんだ」というのはそのせいで、サム・ライミ版だったらそんなサポートなしでビルの壁面に糸をつけてオズコープ社まで難なくヒュンヒュン飛んでいっていたはず。本作のスパイダーマンの滑空速度が遅いのもたぶん同じ原因。だから屋内での戦闘が多くなる。学校内とかオズコープ社屋内とか、普通のプロレスを見ているようでスケールが小さい。
映像は暗くて見にくいシーンが多く、セリフもなぜか各人物が喋っているように見えずセリフの内容的も音響的にも浮ついて映像とマッチしていないシーン多かった。
【概要 (Wikipediaより)】映画『スパイダーマン』の「リブート(再始動)作品」。 原作コミックの世界がアース616、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』三部作がアース96283なのに対し、アメイジング・スパイダーマンシリーズはアース120703である。元々は、サム・ライミ監督による映画『スパイダーマン』シリーズ三部作の興行的成功を受け、続編として新たな三部作を追加した全六部作構想が発表された。その新三部作の第一弾となる、第4作目が2011年公開を予定していたが、2010年にサム・ライミ監督が降板したことによりプロジェクトは白紙となった。 制作元のソニーは、続編ではなくシリーズのリブート(再始動)を発表した。シリーズの新たな監督にマーク・ウェブを迎え、主人公ピーター・パーカー役にアンドリュー・ガーフィールド、ヒロインのグウェン・ステイシー役にエマ・ストーン、一作目のヴィラン(敵キャラクター)に当たるリザードの役にリス・エヴァンスを新キャストとして発表した。物語は再始動のため、高校時代のピーター・パーカーから描かれる。 3Dで撮影されており、2012年6月30日に日本で他国に先駆けて公開された後、7月より世界各国で封切られた。
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