※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:国史教科書 第7版 中学校社会科用 分冊1/5 (原始・古代編)/竹田恒泰 (本 2024年)
評価:★5(★★★★★)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DJ8JMDQC
【概要 (Amazon商品公式ページより)】
今年(2024年)初めて検定に合格したにもかかわらず「第7版」となっているのは、合格するまでにそれだけ版を重ねたからだ。竹田恒泰先生のブログ(2023年4月の記事)を見ると、検定に相当苦労したことがわかる。
「『不合格教科書・第5版〜ほぼ合格の完結版』発売開始! 巻頭記事を無料公開!」 https://ameblo.jp/takeda-tsuneyasu/entry-12798088159.html
本書冒頭の 「『国史教科書 第7版』(検定合格 市販版)刊行に寄せて」には、第6版と第7版がついに令和5年度(2023年度)の教科書検定に合格した報告と感謝の言葉が書いてある。
【『国史教科書 第7版』(検定合格 市販版)刊行に寄せて(本書冒頭より)】
「指摘の多くは、順当なものであった。」と竹田恒泰先生。
左翼系のニュースサイト「リテラ」の2019年6月の記事「竹田恒泰『中学歴史 検定不合格教科書』の間違いが酷い! 大日本帝国憲法はワイマール憲法を参考…ワイマールは30年後なのに」
https://lite-ra.com/2019/06/post-4788.html
では『中学歴史 平成30年度文部科学省検定不合格教科書』が間違いだらけだとこき下ろしていて、左寄りの主張が鼻につくが、そこに目をつぶって読めば書いてあることはそう的外れではなかった。右寄りのブログなどを読むと、2018年〜2021年の教科書検定不合格の経緯は当然「文科省の嫌がらせ」という論調で書かれている。きっとどちらの言い分もそれぞれに一理あるのだ。
ともかく最終的には、竹田先生が「刊行に寄せて」で述べている通り、愛国心のあまり盛りすぎていた表現に厳しい目で修正が入り、より洗練された教科書に仕上がったということだろう。6年の歳月をかけて教科書検定合格まで持って行った竹田先生はもちろん、最終的に審査に協力した文科省にも賛辞を送りたい。本当に素晴らしいことだと思う。
教科書の内容も面白くて満足している。神話の内容が紹介されているのも新鮮だし、「日本の磨製石器は世界最古」の記事も初めて知ったし、各時代の中国大陸・朝鮮半島の情勢も紹介されているのもわかりやすい。続きも購入する予定。