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中学校で配布された英単語プリントからWordHolic単語データを作る

中学1年生の息子の手助けに、学校で配布された英単語プリントからWordHolic単語データを作ってみた。

WordHolicはたぶん最も有名な単語暗記学習用アプリ。単語カードをタップすると表裏をひっくり返して表示し、スワイプすると次の単語カードを表示する。英単語を読み上げてくれる機能もついているので発音もすぐに確認できる。英語以外の外国語にも対応している。データは基本的にユーザーが用意する設計思想になっているから、語学学習以外にも応用できそうだ。試しに少し使ってみたのだが、すごく使いやすく、商売っ気がなくてひたすらユーザーの利益を追求している設計思想が気に入った。

使用機材は私のiPhoneとMac、そして息子のiPhone。WordHolicアプリはあらかじめ両方のiPhoneにインストールしておく。私のiPhoneとMacで単語データを作成し、私のiPhoneのWordHolicアプリ上で単語データの動作まで確認してから、WordHolicアプリの「データ共有(学習友達とシェア!)」機能で息子のiPhoneに単語データを送る。

手順の目次は以下の通り。
■ 1. WordHolic CSV テンプレート取得
■ 2. WordHolic CSV(=単語データ)作成
■ 3. WordHolicアプリに単語データを取り込む
■ 4. 息子のWordHolicアプリに単語データを送る
■ 5. 息子のWordHolicアプリで単語データを取り込む(ここからは息子iPhone)

手順の詳細は以下の通り。

■ 1. WordHolic CSV テンプレート取得

1.(「Wordholic」アプリ)「メニュー>PCで単語データを作成>カード作成ファイルの雛形をダウンロード」と進み、保存先を「Google Drive>WordHolic_csv」フォルダに指定する。(template.csvという名称で保存される)

2.(Macのエディタアプリ)template.csvのヘッダ行(1行目)と英語の行だけを残して他の言語の行を削除し、template_ja-en.csvという名称で保存する。

■ 2. WordHolic CSV(=単語データ)作成

1.(iPhone:「カメラ」アプリ)で紙の英単語表の写真を撮る

2.(iPhone:「AirDrop」)で写真をMacに転送する

3.(Mac:「プレビュー」アプリ)で写真ファイルを開く

4.(Mac:「プレビュー」アプリ)「メニュー>ツール>テキスト選択」を選択後、写真上のテキストをドラッグで選択してコピーする

5.(Mac:「Numbers」アプリ)でテンプレートファイル「template_ja-en.csv」を開き、写真からコピーしたテキストデータをペーストする。

6.(Mac:「Numbers」アプリ)Mac OS「プレビュー」アプリのテキスト解析ミスを修正する。この英単語表の場合、テキストの誤認識や認識漏れはあるものの、罫線がしっかり入っているせいか行や列の乱れがほとんど無いのがありがたい。

7.(Mac:「Numbers」アプリ)「template_ja-en.csv」通りの列の順番に並び替え、不要な行や列を削除する。

8.(Mac:「Numbers」アプリ)「メニュー>ファイル>書き出す>CSV...」をクリックし、出てきたポップアップウィンドウ上で以下の通りオプションを指定して「保存」を押下する。
・「CSV」を指定
・「表の名前を含める」のチェックを外す
・テキストエンコーディング:「Unicode(UTF-8)」

9.(Mac:「Numbers」アプリ)保存設定ウィンドウで保存先Pathを「Google Cloud>WordHolic_csv」、保存ファイル名を「中一英単語1.csv」などとして「書き出す」

10.(Mac:「Numbers」アプリ)アプリを閉じる。編集中の「template_ja-en.numbers」をどうするか聞かれるので「削除」する。

■ 3. WordHolicアプリに単語データを取り込む

1.(iPhone:「Googleドライブ」アプリ)で「中一英単語1.csv」を「ダウンロード>ファイルに保存」でiPhoneの「ファイル>WordHolic」フォルダに保存する。

2.(iPhone:「Wordholic」アプリ)でフォルダを新規作成する。フォルダ名はcsvファイル名と合わせて「中一英単語1」とする。

3.(iPhone:「Wordholic」アプリ)「メニュー>単語データ取り込み>フォルダデータをインポート」をタップし、次の画面で以下の通りオプションを指定して「フォルダデータをインポート」を押下する。
・インポート対象ファイル:単語リスト1.csv
・文字コード:自動判定 ・オプション:新規追加
・インポート先フォルダ:中一英単語1

4.(iPhone:「Wordholic」アプリ)で単語データの動作確認をする。

■ 4. 息子のWordHolicアプリに単語データを送る

1.(iPhone:「Wordholic」アプリ)「メニュー>データ共有(学習友達とシェア!)>データをURLで共有する」をタップ、「中一英単語1」フォルダをタップ、「データ共有の対象フォルダを確定」をタップする。

2.(iPhone:「Wordholic」アプリ)オプションはデフォルトのまま「次へ」
・パスワードを知っている人だけがデータをダウンロード可能:オフ
・期限日以降はデータのダウンロード不可:オフ
(「3ヶ月以上使われていないURLは自動的に削除されます」ということだし、特にプライベートなデータでもないのでデータ秘匿はしない)

3.(iPhone:「Wordholic」アプリ)「SNSやメールでURLを送る」をタップ、iPhone標準のSNSアプリ「メッセージ」で子供のiPhoneに送信する(LINEでももちろんOK)。

■ 5. 息子のWordHolicアプリで単語データを取り込む(ここからは息子iPhone)

1.(「メッセージ」アプリ)で受信したURLをコピーする。

2.(「Wordholic」アプリ)「メニュー>データ共有(学習友達とシェア!)>手動インポート」をタップ、テキストボックスにURLをぺーストし、「確定」

3.(「Wordholic」アプリ)で単語データの動作確認をする。

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