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血塗れホメチャレンジ


私は何を隠そうTBSラジオリスナーです。
これは車移動が多いせいです。

昨年子供の塾の送迎の際によく聞いていたのが
ライムスター宇多丸さんのアフター6ジャンクション
通称アトロクです。

ちょうどお迎えの時間に流れていた、新概念提唱型投稿コーナー:マイ・スイート・ホーメ~こんなに嬉しいことはない~
という、聴視者から投稿された、昔人から言われてうれしかったホメ(言葉)を紹介するというコーナーがありまして、娘と一緒に聞いていました。
これが、本当に大した言葉じゃないんです。
ささいなやり取りの中でかけられる言の葉のひとつふたつが
人の人生をこうも鮮やかに彩るのかというね。
そしてそのホメが実際の評価通りであるかどうかも関係ない。
勘違いだろうがなんだろうが、ただその前向きな、ポジティブな働きかけが
一生ものの宝物になっていくのです。

かくいう私も、昔若い頃に自分のコンプレックスを何気に褒めてくれた人がいたんです。
例えば肌のことで悩んでいたとして、何気ない瞬間にその肌がとても、こんな風(具体的)に素敵だ、みたいなね。そんなようなことを。
そのコンプレックスをなんとも思わなくなったきっかけになりまして
いまだに覚えているくらい、すごくうれしかったのです。

子供のころに、誰かに見てもらえた!自分にもいいところがあるんだ、あるいはそのままでいいんだ!という自己肯定感はその後生きていくうえで大きな糧となりました。

だから子供も褒めたつもりだったのですが、うちの子達は口を揃えて「お母さんは全然褒めてくれない」と言うのです。

全くわからん。意味がわからん。
努めて褒めているというのに?
(つとめて・・ってのがもうダメなんでしょうか?)

しかしながら最近欧米のバッキバキの褒め文化を色んな物で目の当たりにしまして、腑に落ちました。
私は全然褒めていなかったなと。
天狗になってはいけない、調子に乗ってはいけない、謙虚であれ、実るほど頭を垂れる稲穂だろうとついつい謙遜してしまいました。
ちなみに私の父親は何かって言うと
「さすがオレの子」みたいなことを言いました。
それは子供心にも褒められている気が
さっぱりしなかったんですよね。
むしろうざい。
ヤメロ。
本当にそう思っていないくせに、てか自分が褒められたいだけ。
何かやるとそういうことを言って
意にそぐわないことをすれば「母親似だ」
結局自分のことしかない。
孫が生まれても、オレはオレは・・・
まあそうなったにはなっただけの理由があって、かわいそうにと思わんこともない、とぐいっと軌道修正しておきます。

私は日本人の奥ゆかしさが大好きだし、別に何でもかんでも真似ろとも、相手を否定してまで自分の主張を貫くのがいいとも全く思いませんが、欧米人の自己肯定感の高さは少々羨ましく思います。この時代自己主張も必要だとも思います。
思いやりを持ちつつ、自分を卑下せず、他人を認め、自分も他人もありのままで人間関係を築けたらいいのに。
そんなハイブリッドな人間を目指して欲しい物です。子供達には。

そんなわけで今私は子供たちへ向けて”ホメチャレンジ”をしているのです。

ついつい成果をほめがちですが、残念ながらそう簡単に成果出せませんし
嘘は簡単に見破られます。
つまらないことを大げさにほめるのも嫌だし、存在自体を認めたい。
褒めるというか、大好きだと伝えたい。
存在が愛なのだと伝えたい。

毎日登校頑張っているね
筋トレ続けてすごいね。
楽器が弾けるなんて素敵だね
声がチャーミングだね
あなたはものすごく魅力的
○○続けているじゃん、すごいね
また始めるなんてすごいね
しようと思ったならいいんじゃない?
自分でそう思ったなんて大人だね
趣味がいいね👍
そう言うところがママは好きだな
きっと出来るよ
今はそのタイミングじゃなかったんでしょ。
また気が向いたらやったらいいよ。
そのうちできるよ。
好きなことに集中できるのは才能だよ。

などなど、たとえ本人に否定されようとも
そう思うんだ、ママはこう思うよ。
大好きだよ。と
まあちょっとダメなやつもあるかもしれませんがポコポコホメビームを子供たちに向けてあびせております。
なんだか今私素直に褒められる期間に入ったみたいです。
試験前に勉強してようがしてなかろうが、
1日何にもしなかった、こうすればよかった…とうだうだ嘆いていても
そうか、やっておけばよかったと思うの?ダイジョブダイジョブ、次やったらいいじゃん。思えるなんてすばらしいじゃないか、次頑張ろう!きっと今度は出来るさ!いいよいいよ次に生かせば。

エ・・まったくやる気ない?
どうでもいい?
そっか、じゃ、来世に期待( ´∀` )

さすがに子供からも突っ込まれますが、まあいいじゃないの。

◇◇◇

しかしやはり私はやってしまうのです。
それは2学期最終日、終業式の朝に起こりました。
前日いい時間の電車に(通常自転車ですが暑すぎるため)乗って行ったので、もちろん終業式もその時間に乗ると思っていたら結局ギリギリ遅刻か間に合うか微妙な電車に乗って行ったのです。 
この、朝の家を出る時間については何度も話し合っていますが平行線でした。
その電車に乗って遅れても遅刻扱いにはならないのですが、その感覚が気に入らない。

でもこれは私の価値観の押し付け?

娘はみんなそんなに早くないよ、と言います。

そうかもしれないけど、みんながみんなそんな感覚になれば、日本の良さは失われ、電車は時間通りに来なくなるでしょう。

満月が近いせいかものすごくイライラして口うるさく言ってしまいました。
すると娘から「それが過干渉なんじゃないの」
と言われました。
「変なところで過干渉やめなきゃとか言って、そういうところはやめないんだ」

( ゜皿゜)<ギリギリギリ


・・・・

(ο_ _)ο=Зバタッ

(_ _,)/~~白旗~


満月のせいだよね。
ホメは何処へ?

さすが不登校になっただけあって、母の思いどおりにはなりませんね。

今日も痛いところを突かれて血塗れです。


いよいよ、不登校明け、高校入学後初の夏休みに突入です!!!


楽しい夏休みになりますように☆











































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